クリスマスディナーとワイン

2007年12月23日 | Weblog
22日~25日までの、クリスマスディナー
第一号のお客様は、まだ郡上の『雀の庵』ができる前から、各務原『三雀庵』にときどき来てくださっていたお客様でした。
各務原や岐阜から、ここ郡上八幡までやっぱり40分以上かかります。
それを遠いと感じるか、近いと感じるかは、人にも状況にもよりけりだとは思いますが、わざわざお越しいただくことには変わりありません。
本当に本当に、嬉しいです

特に今日来てくださったお客様は、郡上に宿泊して、好きなワインをゆっくり飲もうと決めて来てくださいました。
本当に、涙がでるくらい嬉しかったです。

そんなお客様がお持ち込みした、ワインは’00の「ポマール」でした。
「ポマール」は私の大好きなフランス ブルゴーニュのワイン。

なめらかで、やわらかいタンニンが心地いい感じでした。
やや酸も感じられますが、それが今回のメニュー三皿目のフォアグラのソテーとすごくよくあったと思います。
そのお皿には、少し食感を残した赤米が添えられ、味のつなぎにコンカッセしたアボガドとアボガドのソースがかかっています。そこに、熟成感のあるバルサミコのソース・・・

どうですか~

おいしそうでしょ。

ワインとあわせたくなったでしょ。

またまた、そのあとのメインの鴨にもぴったりなんですよ~。

だって、鴨肉の旨みのバランスに木苺のソースですよ
「『ピノ・ノワール』飲んでくださ~い」って言わんばかりの一皿です。
そこに、アクセントのグリンペッパーを少し噛みしめると・・・だいぶいい感じに仕上がります。
+3,000円の飛騨牛もロースなので、そのジューシーな脂身とトリュフのソースが幸せを感じる一皿になります。そして、そこにワインをするする~っと流し込んでみてください。
これまた、だいぶ幸せです。


「郡上のクリスマスディナーのメニュー内容で、赤ワインを一種類選ぶなら・・・」
って聞かれたら、(←あまり聞かれることはないけど・・・)
「ブルゴーニュのピノ~!」
と、答えると思います。
各テーブルに用意した、「クリスマスディナー用メニュー」の「おすすめのグラスワイン」にもちゃんと「ブルゴーニュ ルージュ」が出てきます。

実は「ポマール」や「ボーヌ」もしくは「ニュイの村名クラス」が使おうか迷ったのですが、今回は「ブルゴーニュ ルージュ」で。

でも、この「ブルゴーニュ ルージュ」、結構いいんです。
Guillot-Brouxはそれほど大きな造り手ではないのですが、有機栽培で造られた、本当に質のいいものです。お持込みされた「ポマール」にはかないませんが、やっぱり華やかに口に広がる木苺の香りに始まり、質のよさを感じる葡萄の旨み、その中の心地いいタンニン・・・そんなワインです。

数に限りがあります。
お早めにご予約を・・・。