2018年9月18日 7:40 日経新聞
【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は17日、中国からの輸入品2千億ドル(約22兆円)を対象に第3弾の制裁関税を24日に発動すると発表した。家具や家電などに10%の関税を上乗せし、2019年以降は25%に引き上げる。中国からの輸入の約半分に関税をかける形となり、経済や企業のサプライチェーン(供給網)への影響が広がる。中国は報復関税を課す構えで、米中の貿易戦争は一段と激しくなる。
<<追記>>
2018/9/18 23:02 日経新聞
【天津=共同】トランプ米大統領が17日に2千億ドル(約22兆円)相当の対中制裁関税第3弾を表明し貿易赤字削減へ大幅な譲歩を迫ったのに対し、中国政府は18日、報復として、600億ドル相当の米国からの輸入品に対し、24日から5%か10%の追加関税を課すと発表した。米国と同時に発動する。「両国間協議に新たな不確実性が生じた」と強調。月内に再開予定の閣僚級協議が中止となる可能性が出てきた。