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boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

アリババ、馬会長が退任へ

2018-09-08 | 2018
2018/9/8 12:05 日経新聞

 【上海=松田直樹】米ニューヨーク・タイムズ紙などは8日、中国電子商取引(EC)最大手、アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長が10日にも退任すると報じた。アリババ広報は日本経済新聞の取材に「コメントできない」と述べた。

 ニューヨーク・タイムズなどによると、馬氏は退任後に教育分野を中心とする慈善活動に力を入れる意向だ。アリババを起業する以前は中国で英語教師として勤務しており、引退後は自らの名前を冠した財団の設立も計画しているという。

 アリババは1999年に創業し、馬氏が一代で時価総額が4000億ドル(41兆円)を超える企業に成長させた。「淘宝網(タオバオ)」や「天猫(Tモール)」などの名称でECサイトを展開し、中国の消費生活に革命的な変化をもたらした。

 馬氏は2013年に「インターネット業界で48歳の私はもう若いとはいえない」として、最高経営責任者(CEO)職を退任した。近年は15年に就任したダニエル・チャンCEOが実質的な経営トップとしてグループを率いており、馬氏は対外活動などに専念していた。

 アリババの18年3月期のグループの売上高は2502億元(約4兆円)で、純利益は639億元だ。中国国内でアリババのECを頻繁に利用する年間のユーザー数は6億人に迫り、中国を代表する企業の一つである。

★★★引用ここまで



アリババの先にある人生、「ジャック・マー財団」通じ教育の世界へ
2018年9月7日 11:15 JST ブルームバ-グ

中国一の富豪、馬雲(ジャック・マー)氏は自ら創業し中国最大の電子商取引会社に育て上げたアリババ・グループ・ホールディングの先にある人生を見据えている。教育に重きを置く財団を設立し、より多くの時間と資金を慈善活動に注ぐつもりだ。

  ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、アリババの共同創業者で会長を務める馬氏は、自身の名を冠した財団を創設すると表明。10日に54歳の誕生日を迎える馬氏は今後、経営から退いた米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏と同じような道を歩むつもりだと打ち明けた。ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、馬氏の資産は400億ドル(約4兆4200億円)以上。

  中国で最も有名な経営者の1人となった元英語教師の馬氏は、約20年前にアリババを創業し、たまたまビジネスの世界に入ったと自らを語る。2013年に最高経営責任者(CEO)職は退いたが、時価総額が4000億ドルを超えるアリババの顔としての存在感を示し続けている。

  「多くのことをゲイツ氏から学んだ。彼ほどリッチには決してなれないが、彼よりうまくやれていることがある。早めの引退だ」と馬氏。「いつの日か、それも近いうちに、教育の世界に戻るつもりだ。アリババのCEOでいるより、私にはずっとうまくできると思う」と述べた。


  それは年内かとの問いに対し、馬氏は肩をすくめほほ笑むと、「すぐに分かる。『ジャック・マー財団』を準備している。こうしたこと全てを10年間にわたり準備してきた」と答えた。個人資産を寄付するのか、他の資産家がしているように信託に資金を投じるのかは明らかにしなかった。

  馬氏の教育への熱意は、その重要性をたびたび強調している同氏をよく知る者にとって、驚きではない。中国の大学統一入学試験に2度も失敗するなど、馬氏は学生時代の不首尾もよく口にする。「良い学生と思われていなかった私だが向上することができた。われわれは常に学び続ける。私はこのことに最も多くの時間を注いでいきたい」と話した。

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日経新聞