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Bliss Bridalのブログへようこそ!型破りハワイ・ウェディングプランナーの独り言。

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セントアンドリュース大聖堂に関してがっかりな知らせ

2009-06-09 10:32:09 | Weblog
少し前についにセントアンドリュース教会(大聖堂とパークチャペル)の挙式に関して今後の方針が発表されました。内容は・・・とても残念なものでした。

セントアンドリュース大聖堂は1862年にハワイ王朝のカメハメハ王4世とエマ女王が民間のために王朝の土地を贈呈する形で建てられた歴史ある教会でハワイで唯一見られるゴシック建築の建造物です。

その歴史を見てみると面白く1862年に教会として最初のサービスが行われたとありますが建物自体は最初木造でした。その翌年1863年にカメハメハ王は亡くなりその後残されたエマ女王がヨーロッパを資金繰りと石の購入に奔走して20年間苦労してやっと1886年に石造の教会としてのfirst phaseが完成したそうです。

石は仏ノルマンディーのカーンより購入し、船のバラスト(重し目的の底荷)としてハワイまで運んできたそうです。

その後様々な歴史の変遷を経て今に至っているわけですね。エピスコパル教会はクリスチャンですがカトリックに最も近いと言われます。さっきもローカルウェディングのセレモニーの流れを見ていてとてもカトリックのセレモニーに似ていることに改めて驚きました。

ここセントアンドリュース大聖堂には素晴らしいステンドグラスがあります。このステンドグラスが大人気の理由のひとつです。

天井まで続くステンドグラスを通して午後には太陽の光が差し込み、カラフルなプリズムのような光の中に立って花嫁入場ができます。そしてお式の後はステンドグラスの光の中で撮影ができるのです。


祭壇側から見た教会内部と教会正面からの珍しいショット。石の回廊もあってここで撮影する写真も独特で素敵です。

フォトジェニックなのでフォトグラファーたちも好きな教会でみんな数々の思い出があると思います。

・・・なのに。来年4月以降の日本人挙式を教会から委託される挙式催行会社が変わることになりました。もう発表されているかと思いますが衣装を持つ某P会社に変わったんですよね。最初はふ~ん、そうか・・・と思っただけでしたがふたを開けてみれば今後のアンドリュースで挙式をするお客様は衣装に持込料がかかるのみならずそのP会社を通して写真からビデオからお花から何から何までオーダーしないといけないと言う規制がついたのです。ということは今までアンドリュースで撮影していたフォトグラファーたちは撮影ができないことになるし、私も普段のフローリストなどを使えないと言うことになるわけです。

様々なビジネス事情があってのことだとは察しますが、このようにがちがちにベンダー規制するのは時代に逆行している、と感じとても残念でした。

業界内みんなショックを受けているようです。

どうなるんだろうか・・・この先は?

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