Bliss Bridalのブログへようこそ!型破りハワイ・ウェディングプランナーの独り言。

Wedding Junkieのプランナーが綴る日々のあれこれ。アイデアやエピソード、国際結婚裏話など楽しいお話が満載。

差別のない社会へ。。。日米の違いと私の青臭い理想論

2015-06-30 14:25:22 | Weblog
2015年6月26日に米国の最高裁の決定で米国50の全州で同性間の婚姻(Same-sex marriage)が合法となりました。州の法律によって同性婚を禁止とすることができなくなったわけです。米国の歴史に残る日ですね。

#lovewins #loveislove のhashtagsのついた投稿がInstagram上でも溢れかえっていました。長年この日を待ちわびていた同性婚のカップルにとっては大きな喜びの勝利。

私はまだ同性間のウェディングをお手伝いさせただいたご縁がないのですが、もしも問い合わせをいただけば、男女間のカップルと同じように分け隔てなく自分は接するだろうと思います。男女間の恋愛や結婚にまつわるストーリーが一つ一つ異なるようにGay, Lesbianと呼ばれる人たちのストーリーも一人一人違うだろうと思うのです。Gayだから、Lesbianだからというのではなく~ひとりずつそれぞれ個別の人間として私はその人たちのことを知りたいなと思います。

Facebookなどで"LGBT"という言葉を使った投稿を最近頻繁に目にします。私自身LGBTのライフスタイルの認知度を高め、日本国内で同性間の結婚を広めるために活動をしているパイオニア的存在の方と一度ハワイでお会いしたことがあるのですが、その後の活躍ぶりに目を見張っています。

概念を広め無知から来る差別や偏見を減らす、と言うことはとてもポジティブで良いことだと思います。。。が同時に単なる一時のファッションや流行のレーベルであってほしくないと思います。

そもそも米国と日本ではこの「差別」「偏見」に関しての土壌が全く異なっています。

米国のように多種多様な人種、宗教、文化で形成されている国ではいろんな人がいて当たり前、みんな違って当たり前、というのがあります。リアリティとしては差別は今も根強くあるのだとは思いますが、少なくとも企業が人を雇用するときに人種、年齢、性別、宗教、出身地、身体的障害を理由に差別することは違法です(Federal Equal Employment Opportunity Laws)。それはどういうことかというと、募集要項に性別や年齢など条件を記載するなどもってのほか、そして個人がいかなる理由でも差別的待遇を受けたと感じた場合にその企業を違法行為として訴えることができるのです。

Sexual Orientationに基づいた差別が違法であるということは連邦政府の法律には明記されていないのですが約半数の州の法律で違法とされています。ハワイもその一つです!

差別は違法。

・・・では日本はどうでしょうか?私は日本を離れて長いので感覚が随分ずれてしまっているだろうと自覚しています。それでも私は思うのです。

もういい加減性別を限ったり年齢制限をつけたりというような一般募集がまかり通る時代は古すぎます。ましてや履歴書に写真を貼るなど考えられません。なぜ履歴書に写真など必要なのでしょう?!米国の履歴書に生年月日を書く人はいません。そんなことは仕事と関係ないからです。ちなみに性別も書きません。名前から想像するのみ(笑)。学歴と職歴など仕事に関係することは書かれますのでそこからきっと~歳くらいだろうなーと想像することしかできないのです。

日本には優秀で才能豊かな女性(男性も)がたくさんいます。出産やその他の理由で一度社会から離れた人たちがもっと簡単に仕事を見つけられる社会が来るためには根本のこの古臭~~い「差別」を廃止するべきと私は思います。

もう一ついつも思っていることがあります。それは企業が社員の「副業」を禁止するというこれまた古臭い時代遅れなルールを廃止するべきであること。同業他社で働くのではない限り何がいけないのでしょう?ハワイのように物価が高く、収入の水準が低いところでは一人の収入ではまず生活していけません。夫婦共働きで何とかやっていけるところが多いのですが(だから猫も杓子も働いています)、それでも足りないので一人で2つ3つと仕事をかけ持つことはざら。多いのはどこかにフルタイムで雇用されながら(または公務員をやりながら)、サイドでアルバイトや自分のビジネスを経営すること。バーテンダーになったりサーフィンのインストラクターになったりミュージシャンになったりと。

会社にばれたら解雇されるからとこそこそしなくて堂々とみんなが自由に起業できる時代が来れば社会はより活性化し、多くの人に希望を与えると私は思います。

私に語らせたら長いですよ~!

LGBTのことから話がそれてしまいました。差別や偏見というのは日本ではまだ「合法的に」まかり通っています。日本には日本の良さがあることは理解した上で、ちょっとした改善で大きく社会が変わるのではないかな、と思うのですね。


もういい年した私ですが青臭い理想論ですみません~。しかもウェディングと全然関係ない~~~。


1週間後に控えたクアロアでのChinese weddingを成功に導くために思うこと

2015-06-27 00:18:48 | Weblog
Happy Aloha Sunday!

1週間後に私はDay-of-wedding coordinatorとしてローカルのカップルのクアロア牧場でのウェディングをコーディネートするのでその最終調整中。

問い合わせをいただいたのは新郎新婦ともにChinese。ブログを見てとても私のスタイルを気にいってくださったそうで、是非お願いしたいとありがたいお言葉をいただきました。

すでにお式まであまり日数もなかったため早い段階で会って話をいろいろお聞きしました。

お会いしたら若くてものすごく感じの良いカップル!二人とも英語がとても上手で感心しました。台湾かな?香港かな?などと想像していたのですが二人とも中国本土で育ったのだと聞き驚きました。今はbrideは大学院生(for her 2nd Master's!)、groomはすでに修士を取りcivil engineerとしてお仕事をしているとっても優秀な二人。

中国のどこの出身なのですか?と私が聞いたら"Nanjing"という答え。Nanjing....?知らない...と思い言葉に詰まり、ここに漢字で書いてみてくれる?と私がファイルを差し出したら「南京」と書いてくれました。ナンキン!日本人はナンキンと読むのよ、と私が言ったらそうそう、ナンキンも正しいのだけどそれはどちらかというと古い読み方なのだと、北京をPeking, Beijngと二通りの読み方があるのと同じなんだと教えてくれました。なるほど!

すでに会場を予約し、フォトグラファー、ビデオグラファーは決まっていたのですがそこまでしか手配は進んでいませんでした。

クアロアの場合、会場を借りる費用は他会場と比べればややリーズナブルなのですが・・・ケータリングの費用に加えて使用料以上の設営費用がどんとまとまってかかるという現実があります。会場はそこまでカップルに予約の段階ではインフォームしないためどの程度全体のコストの見通しが立てられているか非常に微妙でした。

私が手取り足取りあらゆる面でアシストしなくてはあまりにも心もとなく、クアロアという難易度の高い会場に50名様以上を招いてウェディングを行うことは非常にリスクがあると判断して、結果的に通常day-ofで入る場合に提供する以上の時間をサービスを費やして設営、デザイン、ケータリング、送迎、ヘアメイクなど全面でお手伝いすることにしました。案の定ケータリングとレンタルのコスト見積もりを私が取り、お見せしたところとても驚かれていました。。。

中国的な要素は一切取り入れなくてよい、アメリカのスタイルのウェディングを希望されていました。感覚もとても日本人に近く、私にとっても日本人のbridesたちをお手伝いしているのとなんら変わりませんでした。

中国から来られるご家族や友達、ローカルの友達などゲストをまとめられるだけでも本当にストレスフルです。仕事や勉強をしながらなので尚のことですね。私と会ってミーティングするといつもものすごくほっと安堵するようでとても喜んでくれるのです。かわいくて放っておけない。絶対に成功に導いてあげたいと思っています。

今私は中国語(マンダリン)の名前の発音方法を勉強中です。勉強というほどではないですが基本を覚えて失礼のないようにしたいと思っています。新しく覚えることを楽しんでいます。

こういう出会いや縁に恵まれるとき英語という共通の言語でコミュニケーションできることの素晴らしさを深く感じます。これからさらに磨けるようにより大きなモチベーションになります。

この間何気なくハワイにいつから住んでいるのかという話になり、私が「引越してきたときにはもうすでに付き合っていたの?」と聞きました。

答えはNoだったのですが、彼が満面の笑みで「僕は高校生の時からずーっと彼女が好きだった。でも他にも彼女に片思いしている奴がたくさんいて打ち明けられなかった。」と堂々と言うのです。そして照れる彼女。

私の心はほっこりなりました。



クアロアでレセプションまで行うのは2013年9月以来です。初めてのChinese weddingでチャレンジも多いですがどこの国の人であってもウェディングの基本は同じ。新郎新婦の二人、ウェディングパーティ全員、そしてご家族をはじめとするゲストの皆様にとって最高に幸せな一日となるようにありとあらゆる面から丁寧に細かくサポートさせていただきます!デザイン面でも楽しみです~~~。














Christmas in summer? 美しいクリスマスウェディング@ベイヤーエステイト

2015-06-25 10:50:46 | Weblog
夏らしく暑~い日々が続いているハワイです。夏ですがクリスマス気分を味わっていただくウェディングのレポートをします。昨年暮れの12月にプランニング&コーディネートさせていただいたベイヤーエステイトでのウェディングです。

フラワーガールたちのために作られた白い小花の花冠たち。ボヘミアン風でとてもかわいいです。Bride's shoesにはこんなリボンのディテールがありました。

お支度場所はヒルトンハワイアンビレッジのレインボータワー。レインボータワーの高層階からの眺めはとても素晴らしいですねー!私もお部屋にお邪魔してwow!と思いました。

BrideのMichikoさんは美しく礼儀正しく芯のしっかり通った女性ですが時々見せるおどけた表情がとてもキュートでした。バルコニーでファーストミート前にポートレートを撮影。ブーケにはイエローやブルーのお花とたくさんのグリーンが使われてナチュラル感たっぷり。ホテルで飾られていたガーランドと赤いリボンの下に立つショットが素敵です。


セレモニーとレセプションの会場となったベイヤーエステイトに到着しました。ベイヤーエステイトで挙式から利用される場合はゲートにウェディングの色やテーマにマッチしたお花が飾られます。そしていつも飾られている'Happiness is being married to your best friend"のカード。私も深く同感する好きなquoteです。海側のガーデンにはlaid back oceanfront wedding ceremonyのセッティングがされました。アーチからぶら下げられたお花たち。

ベイヤーエステイトでは毎年11月末の感謝祭が終わるとすぐにリビングルームに大きなクリスマスツリーが飾られ(もちろん生の木)、そして生のガーランドで家の中がトリミングされます。これぞクリスマスの匂い。ツリーの下に置かれているテディベアは去年7月に他界した最愛(溺愛)の愛犬テディのお気に入りだったぬいぐるみ。テディのいない最初のクリスマスとなりました。いつもこのラグの上でテディが歌うたっていたね。

エスコートもしてくださったお母様がベールダウンをしました。花冠つけてドレスアップされたフラワーガールたちに先導されて花嫁様が入場します。4時ごろの時間帯はすでに日陰でガーデンはとても涼しくなります。自然に囲まれ温かいガーデン挙式を行いました。

ゲストの皆さんにたくさんの祝福を浴びてのkiss! そして笑顔最高!

レセプション用にセッティング替えを慌ただしく行っている間にしばしお飲み物とオードブルでカクテルタイムを楽しんでいただきました。冷えたレモン水が冷たくて美味しそう!紙ストローにセットされたレモンの輪切りが良い感じになっていますね。

小さなころからの思い出の写真が飾られ、ゲストの皆さんはおしゃべりしながら楽しく見ていました。挙式が終わって緊張の解けた二人のナイスショット。

長いテーブル1本を使ってレセプションのセッティングがされました。It was sooooo beautiful! Olive greenのランナーの上にピンクやグリーンのお花、ゴールドの花器、スティックキャンドル、銅色のホルダー、ワインボトルなどが置かれています。お二人の希望でチーズのプラターも3点テーブルにおかれました。チーズとワインが大好きな方にはgood ideaのテーブルデコレーションのアイデアです。

Rusticでeclecticなデザートビュッフェにはマラサダやカップケーキに加えて日本から持ってきていただいたかわいいお茶の箱なども飾り、何となく置いたrosemaryが直立でかわいかったです。ケーキもお二人のイメージにぴったりですね。

レセプション前に二階のbride's roomでダウンスタイルへのヘアチェンジを行いました。カラフルでアシメトリーでボリュームのある花冠をミホさんがさすがの技術で上手につけてくださりこの通り変身!

Groomのタイもネクタイからボウタイにチェンジされました。サンセット時のビーチ撮影。

レセプション冒頭ではサプライズの御神輿演出+乾杯があり(手が込んでいますね!)、一気に盛り上がりました。これはすごい!皆さんでこのように一つのテーブルを囲んでお祝いの晩餐ができるのはintimateなウェディングの醍醐味と思います。


このウェディングではフォトツアーは行わず、お泊りのヒルトンとベイヤーエステイトだけですべての撮影を行いました。その二カ所だけで十分なお写真が残せますし移動による時間のロスがないことからフォトツアーをなしにされるということにはメリットがあるのですね。

最高におしゃれで温かくて感動的でクリスマスらしい雰囲気がありとにかく素敵でした!お写真を拝見するとあの日に記憶が飛びます。お手伝いさせていただきありがとうございました!

Photography : Tupou Photography
Flowers: Designs by Hemingway




伝統的なウェディングの音楽~代表的な音楽にcontroversialな由来があることを知る

2015-06-19 18:00:03 | Weblog
ウェディングにとって欠かせない要素である音楽。今日はその中でもセレモニー(挙式)での音楽に関して書きたいと思います。セレモニーのスタイルは大きく二つに分ければ教会or教会以外となります。各教会ではそれぞれの挙式パッケージが予め組まれていてオルガン奏者とソロイストもパッケージの中に含まれています。パイプオルガンが備わっている教会ではパイプオルガン、パイプオルガンが備わっていない教会では普通のオルガンやピアノ(稀)をオルガン奏者が演奏します。演奏する曲は2曲または3曲-ウェディングパーティーの入場の音楽、花嫁入場の音楽、そして新郎新婦退場の音楽です。ウェディングパーティーの入場と花嫁入場を1曲にまとめる場合もあり教会によりケースバイケースです。ローカルのウェディングの場合は人数も多く、より長くなりますのでプレリュードとしてゲスト着席のタイミングから音楽を演奏します。

ちなみに教会以外(ホテルや邸宅やガーデンなど)での挙式を選ばれる方は挙式が野外となることが多いです。パイプオルガンは不可能なのですが可能な音楽の選択肢としてはウクレレソロ弾き語り、ハープ、弦楽四重奏、デジタルピアノなど。野外の場合は電源の供給があるかどうか、屋根が提供できるかどうかで選択肢は変わってきます。大事な楽器は常に雨から守るために屋根を提供することが原則となります。

教会に話を戻します。各教会には複数の牧師先生、オルガニスト、ソロイストが属していますので自分のお式の時にどの人が担当になるかはぎりぎりまでわからず一切ギャランティーやリクエストができない仕組みになっています。演奏する曲、挙式最中で歌う讃美歌(セントラルユニオン、キャルバリー)も毎回同じではなく伝統的なレパートリーの中から選ばれて演奏されています。

伝統的でポピュラーな挙式の入退場の音楽をYouTubeの映像とともにご紹介します。

1. Richard Wagner's "Bridal Chorus" ("Here Comes The Bride") from Lohengrin
"Here Comes The Bride"の通称で知られるワグナーの"Bridal Chorusはおそらく世界中で最もポピュラーな花嫁入場の音楽でしょう。セントラルユニオン教会(大聖堂・中聖堂)とキャルバリーバイザシー教会では主にこの曲が演奏されています。カワイアハオではあえてこの曲を演奏しないポリシーだと教会関係者に知らされ、その理由を聞いたところ私の知らなかった事実およびcontroversyがあることを知りました。Bridal Chorusは1848年にワグナーがオペラLohengrin(ローエングリン)の中の第三幕のシーンのために作曲したものです。Bridal Chorusがオペラの中で結婚式の入場曲として使われなかったばかりか、ストーリーの中の結婚が悲劇の結末を迎えるということを理由に、ウェディングの音楽として適さないと考える人もあるということでした。少なくともカワイアハオ教会ではそのことを理由にオルガニストが演奏することをしないポリシーとしているそうです。今もそうした由来を知ってか知らずか大多数のbridesたちがこの曲でアイルを歩いていることは間違いありません。



2. Felix Mendelssohn's "Wedding March" from A Midsummer Night's Dream
牧師先生が二人を夫婦と認め、誓いのキスを交わし、めでたく夫婦として新郎新婦退場する時に演奏する音楽の代表的な音楽。この音楽にもcontroversyがあることを知りました。"Wedding March"はメンデルスゾーンが1843年にシェークスピアのオペラ"A Midsummer Night's Dream" (真夏の夜の夢)のために命じられて作曲した曲の1つ。オペラ"A Midsummer Night's Dream"の題材にはギリシャの神や女神、妖精たちや幻想の世界が使われていることから一部のキリスト教教会では内容が相応しくないと捉えるところもあるそうです。セントラルユニオン教会(大聖堂・中聖堂)とキャルバリーバイザシー教会では退場時の曲として主に演奏されていますがカワイアハオ教会では演奏されていません。


他にも伝統的でクラシカルなウェディングの代表的音楽があります。たとえば・・・

3. Jeremiah Clarke's "Trumpet Tune in D"
次に紹介するTrumpet Voluntaryと入場退場どちらにも使われます。カワイアハオの代表的な入場の音楽(奏者が変わりますので毎回決まってはいないです)。私は個人的にこの二曲は両方ともとても好きです。このバージョンはパイプオルガンバージョン。


4. Jeremiah Clarke's "Trumpet Voluntary"
英国の作曲家ClarkeによるTrumpet Voluntaryはイギリス王室のダイアナ妃がチャールズ皇太子と結婚した時の花嫁入場の音楽として演奏されました。オルガンとトランペットの音が美しいです。



次はおまけ・・・何度観ても飽きない美しさのKate Middleton & Prince Williamsのウェディングの花嫁入場の映像。音楽は

5."I was glad" by Sir Charles Hubert Hastings Parry from Psalm 122.
ウィリアム王子の曽曽曽祖父にあたるエドワード7世の戴冠式のために讃美歌112番から作られた音楽だそうです。高らかな合唱と共に入場する姿は何度観ても本当に美しいです~~~。


ほとんどすべてのクラシカルなウェディングの曲は弦楽四重奏などパイプオルガン以外の楽器でも演奏可能です。

来年のお客様からの質問があったことをきっかけに私自身またまた勉強になりました。学ぶことは底知れないですね。

今日は珍しくウェディングのクラシックな音楽に関してのお話でした。

Have a great weekend, everyone!!!

様々なシェードのブルー・白・シルバーで彩るClassic Modern Wedding@セントラルユニオン大聖堂~Michel's

2015-06-17 22:49:16 | Weblog
正統派のClassyさと品のあるアットホームなハワイウェディングをご紹介します。まず先にハイライトビデオから。述べ8時間撮影したウェディングの一日のストーリーが約5分半のハイライト映像にまとめられています。冒頭の新婦お父様のお声と言葉が温かく心に沁みます。


BrideのAzusaさんは凛々しい美しさと聡明さと優しさを持ち合わせた若くて魅力的な女性。結婚前の家族の思い出作り・お父様のお誕生祝いのためにお式前にハワイに下見を兼ねてご家族3人でいらっしゃいました。私に一日いただいてお打合せや会場下見をみんなで一緒に楽しくさせていただきました。一人娘として宝物のように大事に育てられたのだなあと感じました。そんな大事な娘さんが嫁ぐのは喜びと寂しさが入れ混じる複雑な感情となることと思います。ご両親も一緒にお打合せができるという機会は稀で、私はできる限り不安を払拭して喜びと幸せがあふれる一日にしたいと思いました。レセプション会場のMichel'sでお食事のテイスティングも兼ねてお父様のバースデーディナーをされました。とても思い出深い滞在となったことでしょうね。

ウェディングのテーマカラーは様々なシェードの青、シルバー、そして白。正統派のClassicさと都会的なModernさの融合を目指しました。色を選んでいく過程もとても楽しんでいただけたことがうれしかったです!手作りのリングピローに使われた少しくすんだ水色、ブライズメイドのドレスとグルームズメンのネクタイに使われた鮮やかなターコイズ、ブーケに巻かれたリボンは落ち着いたライトブルー。レセプションではよりシックなNavy Blueが使われました。ブーケは白一色。芍薬、ローズ、ラナンキュラスなど複数の白いお花が使われたラウンドブーケです。ドレスはPronovias。

お支度場所はトランプインターナショナル。ブーケを手にしたgroom Takahikoさんがbrideの到着を待ちます。ファーストミートで彼からブーケを渡されたいというリクエストでした。美しく絵になるお二人です。そしてセントラルユニオン教会に向けていよいよ出発~~!

ブライズメイド3人、グルームズメン3人ずつのウェディングパーティーと花嫁様エスコートのお父様がリハーサルを行うためにリムジンに同乗してセントラルユニオン教会に到着。ゲストご到着前にリハーサルを行います。セントラルユニオンの内装は白、カーペットは真っ赤です。その中でターコイズブルーが鮮やかなアクセントになっています。高い天井の大聖堂ではパイプオルガンの音が大きく美しく響きます。神の名によって生涯夫婦として愛し敬いあうことを誓い、そのしるしとして指輪を交換し、チップ先生が二人を夫婦となる宣誓をしました。セントラルユニオン教会では伝統的なクリスチャンのセレモニーが執り行われます。

ゴージャスなレースの縁取りがされたロングベールが教会の赤いカーペットの上に映えて本当に美しいです。このようなロングベールと最高にマッチする大聖堂。厳粛なお式の後にはフラワーシャワーで祝福のシャワー♪ 

教会の外のガーデンでご両親に感謝を込めてレイの贈呈。その他のゲストの皆様にはレセプション会場でレイを差し上げられました。お母様の嬉しそうな笑顔が美しいです。ウェディングパーティー揃ってnice shot!ウェディングパーティーの概念としては招かれたゲスト側というよりは新郎新婦側の人となります。自分側につく人として友達をincludeできるということは良い面たくさんあります。


お式の後がダウンタウンでquick photo shoot~そしてホテルに一度戻ってヘアチェンジとgroomのお着替えなどをされました。ほっと小休憩してレセプション前にエネルギー再チャージ!ゲストの皆様もホテルに一度戻られてお着替えなどご休憩されました。

人気のダウンタウン撮影ですが平日よりも週末の方が人と車が圧倒的に少なくてお勧めです。

Michel'sのプライベートルームに到着されたお二人をセッティングを終えた私が迎えました。会場をご覧になって感動で涙されたAzusaさんを私は忘れません。絶対に泣いてしまうと思った挙式は楽しくて笑顔だったのにレセプション会場を見て感動で思いがけず涙が出てしまったそうです。Tears of joy(喜びの涙)ですね。ご自身でがんばってDIYされたもの、試行錯誤して考えられた色合わせなどの集大成です。メニューカード、favor boxのレーベル、ウェルカムボード、Bride, Groomのサインなど手作りして持参されたもの。スターフィッシュの席次カードだけは私が作成をお手伝いしました。テーブルにはボリュームのある白一色のお花のアレンジメントがキャンドルと一緒にシルバーのテーブルランナーの上に並べられています。シルバーを使うことで高級感とパンチが加えられていると私は思います。お花は全く同じものを均一に並べたい、というご希望でした。明確なビジョンがある方でものすごくお手伝いしやすかったです。各テーブルセッティングにはガラスのチャージャープレートが使われています。

このJust Marriedのバナーも手作りでした!ウェルカムテーブルには小さなころからのたくさんの思い出の写真が飾られました。

Michel'sの目の前のビーチでレセプション前に楽しいビーチ撮影~。シルバーのスターフィッシュのようなこのサンダルものすごーくかわいいですね!ウェディングのテーマにもぴったりで最高!と思いました。ビーチ撮影用にサンダルをご用意されるのはとてもお勧めです。靴で砂の上を歩くのは結構きついですし、靴の中に砂が入ってしまいますからね。

Groomお衣裳もフォーマルなタキシードからNave blueのベストと白いパンツというおしゃれでさわやかなスタイルにチェンジしています。こちらもお衣裳チェンジされ、お二人からプレゼントされたレイを身につけられたGroomsmenとアロハ~~なショット。そして太陽が下がってきて空がトワイライトのオレンジ色に変わっていきます。空の色の変わり方は毎回違うんです。意外と日が沈んだ直後に空がピンクの色になったりします。Michel's前のサンセットはロマンチックです。

お友達からプレゼントされた白いお花のミニリースをケーキテーブルに飾りました。ケーキには良く見るとパールのネックレスが垂れ下がったようなデザインが入っています。白いお花だけで飾られたシンプルで上品なケーキ。Michel'sのパティシエ作です。

乾杯のショットはパンフレットみたいに絵になっていますね~。笑顔いっぱい、幸せな空気に包まれた温かいレセプションでした。

AzusaさんとTakahikoさんカップルにもうすぐハワイで再会できる予定なんですよ~。思い出話に花を咲かせたいと思います!

Photography by Hiko Arasaki
Videography by Sweet Motion Studio
Flowers by Flowergirls

The two of you are "Meant to Bee" - Lanikuhonua Phase 1 wedding

2015-06-09 17:10:59 | Weblog
コオリナの文化施設ラニクホヌアは広大な敷地を1と2のフェーズに分けてイベント会場として貸し出しています。100%野外でコスト面でもハイエンドとなるラニクホヌアをウェディングの会場として選ばれる方はまだ数少なく、私自身毎回慎重にお勧めしています。下見でお客様が実際にご覧になっていない場合は尚のことです。今日ご紹介するウェディングは久々にPhase 1でのもの。下見でご覧になっていただいた上でPhaseも決められましたので私自身安心してプランニングすることができました。

直接私自身が会場をご案内し、ウェディングに関してのご希望やお二人のなれそめなどお話することは本当に大きな意味を持っています。現在は日本に提携プランナーを立てずに私本人がprimary plannerとしてすべてのお客様と直接プランニング~当日を采配するところまで一貫して行っていますが、やはり直接お会いしてお話を伺えることが一番好きですね。それが叶う下見のご案内のチャンスは逃さないようにしています。お客様のためであり、私自身のためです。そうは言うものの忙しい身ではあり、各会場がかなり遠いためご案内はお客様、あるいはお客様となる予定の方に限らせていただいております。

お式まで5ヶ月以上あればハワイのショップでドレスをオーダーすることもできますのでそういった付加価値もあります。すでに5ヶ月未満となっていてもオーダーではなく現品を購入するという選択肢もありますのでハワイでご自分だけの1着をゲットするためのお手伝いも喜んでしております。だからハワイにお式前に来て下さることにはメリットたくさんあるのですよ~~。

ウェディングレポートします~。またまた美しい私のbride Maikoさんは中学高校時代をカリフォルニアで過ごされたバイリンガルの素敵な女性でした。ハンサムなgroomと並んでとても絵になるカップルです。

面白いphoto propsから。What took you so long?とは何にそんなに時間がかかったのよ?と言うような意味。待たされた人が良くする言葉です。半分冗談で半分本気かも?そしてFinally Hitchedとなりました。Hitchとはスラングで結婚することを意味しています。めでたしめでたし。

お支度はトランプインターナショナルにて。Letterpress(凸版印刷)の印刷方法で印刷された招待状がエレガントで素敵です。Letterpressは手触りと色目が優しく、手作りのぬくもりのあるステーショナリーです。私の名刺もletterpressで手作りしてもらっています(余談ですね)。

ブライズメイド3人にはそれぞれの名前をワイヤーで入れたハンガーをプレゼント。それぞれの名前入りのハンガーにコーラル色のブライズメイドドレス、そして"Mrs Nagano"のハンガーにウェディングドレスをかけて撮影した4枚のドレスショット。総レースのウェディングドレス(Pronovias)、そしてマッチしたレースでトリムされたロングベールはハワイでオーダーされたもの。はっとするほど上品で美しいドレスでした。ブライズメイドのブーケには茶色いlotus podsと呼ばれる蓮の実をドライにしたものが使われブラウンの色目とシックな個性が加えられています。

化粧品会社の仲良し同僚グループがブライズメイドとしてbrideを支え一日を盛り上げてくださいました。さすがコスメ業界の皆さんはおきれいな方たちばかり。少し前にまた皆さんでハワイにいらしたのでその時にランチしたのですよ~。お式当日はゆっくりお話することができませんのでとてもうれしく楽しいひと時でした。また次のお式に繋がる予定です:))

男性陣のこのピーチ色のベストとボウタイのカラーがパーフェクト!こんなにかわいい色のお召し物を着てくださってありがとうございますー!Groomのブートニアは白いお花、groomsmenのブートニアはピーチ色のお花で作られています。さりげないディテールがおしゃれ。

ラニクホヌアのPhase 1には大きな多目的のパビリオンがあることが特徴のひとつです。その横の広い海に面したガーデンにセレモニーのセッティングがされました。パームツリーがたくさん植わっていてよりトロピカルな印象があります。茶色の竹のアーチにはピーチ色のファブリックがかけられています。アーチの色と椅子のブラウンがマッチしています。最後尾の後ろにセットされたのは二本のレースの柱。お花はすべて白、ピーチ、淡いピンクで統一されています。お式が始まる直前にパラパラと降り出した雨。こんな時パビリオンが役立ちます!少しパビリオンで待機して雨が通り過ぎるのを待ちました。私も念じていました(笑)。祈りが通じてやんでくれた雨。やったー!無事にお式を始めることができました。この後はずっと夜まで降ることはありませんでした!

最後尾にゴージャスなお花を飾るのは全体のワイドな写真を撮った時に大きな効果があります。このお写真を見てもこれらがあるとないとで大きく変わることがわかりますね。地面に直接置くものでも代用できます。お式の後に太陽をバックにしたショットが最高に素晴らしいです!

セレモニーとレセプションの間のカクテルタイムはゲストの皆様同士が自由に歓談しあう楽しい時間です。と同時にウェディングパーティーだけでの撮影やヘアチェンジなど当人たちは結構やることが多く忙しくなります。ゲストがきちんとケアされていればヘアチェンジや撮影を心置きなくできるようになるのです。ラウンジをセッティングするのも良きアイデア。ラウンジは視覚効果も大きいです。砂に埋め込まれているのはエスコートカード。モンステラやハイビスカスなどハワイにちなんだ形でカットされています。ゲストブックの代わりに用意されたのはJengaという名前でアメリカのクラシックな木の積木。一人一人に積木のブロックにメッセージを書いていただきました。

メッセージを書いたりPhoto Boothで遊んだりとカクテルタイム中にゲストが楽しめることを何でも良いので何か考えると良いですよ、とよく私はアドバイスします。とてもパーティー慣れされた皆さんでしたので長めのカクテルもとても楽しそうに過ごしてくださいました。私はセッティングの最終チェックをしながらゲストの皆さんの様子を伺っていました。ラウンジに置かれた"Mr""Mrs"のピローかわいいですよね!

テーブルクロスはシックなTaupe, テーブルのお花は複数の白いお花が花材ごとにアレンジされました。Favorsはハワイのオーガニック蜂蜜。タグには"Meant to bee"の文字が入っています。私は蜂蜜が大好きなのですが、この蜂蜜は本当に美味しかったです~!太るので危険なのですが大好きな蜂蜜の食べ方はクラッカーなどにBrieチーズを乗せてその上に蜂蜜を少し垂らすこと。まだ試したことなければ是非お試しください!超おいしいのです。"Meant to be" と蜂蜜の蜂(bee)を掛け合わせてMeant to beeとしているのわかりますか?こういう英語の言葉ゲームのようなものをウェディングのアイテムでよく見ます。Pear(梨)とPair(ペア)を掛け合わせてPerfect Pearなど。

チーズの盛り合わせの横に置かれた蜂蜜、そしてこの蜂の巣のオブジェ。ここにもワイアーで"Meant to bee"と入っています。Bride & Groomの椅子にはサッシュが巻かれお花が飾られました。このお花はセレモニーのアーチに飾られていたもの。2-wayで飾ってもらえればcost effectiveであると同時にお花もうれしいですよね。シャンパンフルートに飾られたbride & groomの飾りかわいいですね!

ゲストの皆さんが歓談を楽しまれている間にウェディングパーティーはすぐ前のビーチに降りてビーチ撮影を行いました。ダウンスタイルに大ぶりの花冠というスタイルにヘアチェンジしてのビーチ撮影です。そしてその後に今度はハーフダウンスタイルに3度目のチェンジを行いレセプションとなりました。大忙しでしたね!すべてのスタイルがどれも本当にお似合いでした!

ファーストダンスの曲が懐かしのBoyz II Menの"I'll Make Love To You"でした。そして私の頭の中ではこの曲が流れています。。。究極にロマンチックでした。その後のダンスタイムは盛り上がりでしたー!

ハワイの夜空の下大好きなご家族やお友達と過ごしたウェディングの幸せな思い出は一生消えることがないでしょう。私にとっても大切な思い出が一つ心に刻まれました。ウェディングをひとつひとつ終えるたびに心に刻印されてように思います。ウェディングの日の幸せそうな二人の姿、ご家族の姿を見ることが本当に好きです。私をプランナー、コーディネーターとして選んでいただいた勇気に感謝し、大切なお金を預かり大切な大切な一日を成功に導くために自分が背負う責任をひしひしと感じています。

明日には次のお客様がハワイにご到着になります。明後日は久々のカハラで挙式からレセプションまでをコーディネートします。本当にお願いして良かったとお式当日に実感として感じていただけるように頑張ります!

Photographer: Hiko Arasaki
Flowers by Flowergirls