竹林の愚人  WAREHOUSE

Doblogで綴っていたものを納めています。

王子動物園

2008-01-31 15:32:48 | SIGHT


神戸市立動物園 神戸市灘区王子町3-1



新谷英夫 「夕鶴」 (プラスタ)1960(昭和35)年に神戸市動物愛護協会より寄贈されたモニュメント。王子動物園の玄関に設置されています。まだまだ物資に恵まれていないこの時期、新谷は石膏のままの姿で神戸市内の随所に作品を残してくれています。



北田吉正 『なかよし』 (黒御影石)神戸市動物愛護協会の40周年を記念して、1998(平成10)年9月23日に寄贈される。



人気者のパンダも、今日は独り占め。



コウコウ(オス)はひたすらお食事です。

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フンボルトペンギンペンギンはやっぱり鳥なのですね。水の中をスイスイ飛んでいます。

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アシカメスは陸で日向ぼっこ。オスが水槽を遊泳しています。

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ホッキョクグマ動物園の呼び物の「ドボンタイム」。午後1時になると、それまで陸で寝ていたのが、やおら起きあがり・・・

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ドボン!水槽に飛び込みました。

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ガラスにぶつかるほどの勢いで、飼育係員が投げたエサ目指して飛び込んできます。

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インドゾウ 「オウジ」は国内で3頭目、オスとしては日本初のインドゾウの赤ちゃんです。

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アカカンガルー 母親のオッパイをねだっていました。

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クイーンズランドコアラ お休みタイムに1頭だけ起きていました。でも目はうつろです。ストロボは厳禁ですが、天王寺と異なり、こちらは撮影OKです。

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ベニジュケイ 中国の国家第2級動物。中国名「紅胸角雉」。
名前の通り、繁殖シーズンの4月頃には頭のツノが立ち上がり、喉元の肉垂れをふくらませ、紅胸になるそうです。

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メスは日本のキジと同じく地味ですね。

レンタルパンダ

2008-01-31 09:08:42 | NEWS
中村 剛 「リンリンの繁殖断念、新パンダ獲得調査へ…上野動物園 」 読売新聞 2007.12.08. 
東京都は、上野動物園の「リンリン」(オス)による繁殖を断念し、新しいパンダの獲得を進めることにした。
中国は現在絶滅の危険があるとして贈与をやめている。ワシントン条約で商業取引も禁じられており、繁殖のための共同研究として借りるしかないのが実情だ。 
現在、上野以外の国内で飼育されているパンダは、神戸市立王子動物園のオスメス2頭と、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドのオスメス3頭ずつ。王子動物園の場合、2頭で年100万ドル(約1億1000万円)の「研究費」を支払っている。 
上野動物園の昨年度の入園者数は約365万人。人気のパンダがいなくなれば「入園者が大幅に減る恐れもある」。仮に中国側が上野への貸し出しを認めたとしても、高額の負担を迫られる可能性もあり、新パンダ獲得の先行きは未知数だ。リン・ウォーレン 

「パンダ貸します」 ナショナルジオグラフィック 2006年7月号 
動物園が中国からパンダを借り受けて飼育すると、1年に平均260万ドル(約2億9000万円)の費用がかかる。野生のパンダのは約1,600頭。一方、動物園のパンダは、2005年末時点で世界にわずか188頭だ。 
動物園の人気者だけにパンダはどこでも手厚い世話を受け、飼育には年間何十万ドルもの費用がかかる。さらに、パンダを借り受けた動物園はそれぞれ毎年100万ドルを中国政府に提供し、パンダが子供を産むと、子パンダ1頭当たり60万ドルを中国に支払うことが義務づけられている。 
中国はこの資金を使って、パンダとその生息地保護のため、自然保護区に通信ネットワークを設けたり、環境保護教育や、竹林の再生計画を練ったりしている。 
昨年夏、中国四川省の臥龍(ウォロン)自然保護区では、飼育されているパンダの空前のベビーブームが到来した。雌パンダ11頭が、16頭の赤ん坊を生んだのだ。生まれたパンダは1頭残らず元気に育った。 
レンタルパンダが縁となり、本格的な国際協力の可能性が広がり、飼育されているパンダは絶滅の危機から一歩抜け出そうとしている。



25年ぶりのパンダ誕生。
オーストリアにある世界最古のシェーンブルン動物園で2007年8月23日に生まれたパンダは、自然なかたちでの誕生は欧州初。「福竜(フーロン)」と命名された。

パンダ通

2008-01-31 07:42:54 | BOOKS
黒柳徹子 「パンダ通」 朝日新書 2007.10.30. 

パンダは、生きた縫いぐるみとよく言われている。真ん丸の体に3頭身。フワフワした容姿に、おっとりとした仕草。眺めているだけで、心癒される。 子供のころに撮られた自分の写真を見ていると、私はいつでも縫いぐるみと一緒にいた。叔父が買ってきてくれた縫いぐるみ。白と黒のユニークな模様は、デザインだと思っていたら、あるときどうも中国に生きている動物でパンダというのがいるらしいという。 チチというパンダが1957年にロンドン動物園に来てからは、日本にもパンダの情報が5年に一度くらい写真で入ってくるようになり、数少ないパンダの情報を見つけては、宝物のように、大事に、大事に、スクラップした。 1960年代の末、中国へ行く作曲家の團伊玖磨さんに「パンダを見てきて」とお願いしたら、広州の動物園にわざわざ出向き、パンダの様子を教えて下さった。 飼育係がパンダの性格を見るために手にした箒の柄でパンダを押し続けると、パンダは押されるまま端まで追いやられるが、飼育係が檻から出ると、パンダは箒を両手でポキッと折ってしまった。その力があれば、人間なんていくらでも倒せるけれど、攻撃性というものをほとんどもっていないのでは、とおっしゃっていた。 1972年10月28日、カンカンとランランが来るという日、上野動物園に向かった。子供の頃から研究していて、話しても誰も聞いてもらえなかったほど知名度のなかったパンダ。大好きなパンダが、ついに日本にやってきたのだ。そして、瞬く間に人気者になった。 動物園の使命は、みんなにこういう動物がいるというのを見せることと、絶滅するような動物の場合は、子供を産ませるということだと思う。 でも、やっぱり、のびのびと自然の中で暮らせたら、本当は幸せなんだろうなぁ、と思う。世にも不思議なパンダという神秘的な動物を大切にし、パンダだけじゃなく、人間の子供も住みやすい地球にしなければと、パンダを見ながら、いつも考えている。



広州動物園のパンダ (1980年11月撮影) 残念ながら、檻ごしのご対面でした。広州市先烈中路120号