パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

クナッパーツブッシュとチェリビダッケ

2009年07月28日 20時14分55秒 | 音楽
どうも買ってしまうと、それだけで役割終了!
みたいな状態になるものだけれど
2.3年前にHMVで購入した
「グレート コンダクター」10枚セットもその類い

買うときは気合いが入って、
よし安い!頑張って聴こう!
のつもりだったのだが
1.2枚聴いただけでほったらかしだった

それが不意に通勤時間に、これらを聴いてみる気になった
今のところ1~7まで

ちなみにセットの指揮者は
1 ジョージ セル
2 バルビローリ
3 カレル アンチェル
4 クナッパーツブッシュ
5 チェリビダッケ
6 ビーチャム
7 ウラディミール デルマン(?)
8 サヴァリッシュ
9 ヘルマン シェルヘン
10 フルトヴェングラー

さてここまで聴いて深く印象に残るのが
クナッパーツブッシュ
曲目はベートーヴェンの交響曲第8番とブラームスの交響曲第2番
始めに入っているベートーヴェンの方は
らしいと言えばらしい演奏でスタートするが
第3楽章になるとクナ本領発揮
まるでブルックナーの演奏のよう
第4楽章も妙に軽いのか遅いのか分からないような不思議な印象
続くブラームスは第1楽章のメロディアスな部分
ここが予想以上に表情豊か
クナッパーツブッシュはパルジファルを始めとする
ワーグナー以外にも結構面白いものだ
少なくとも他に何か無いか!
と思わせる力がある

さてチェリビダッケのほうは
多分遅いテンポで音がどんな楽器も聞こえて、、、
これが予想した姿
オケがイタリア系らしいのでくっきりした音かな
と思ったのだが、、、、

なんとなんとふっくらした柔らかい音
やはり音はいろいろ聞こえたけれど
何よりもびっくりしたのが音の柔らかさ
チェリビダッケの音になっているのだろうか
指揮者によって音は確かに変わって
自ずと印象も変わる
この演奏も他に面白そうなものは無いか
と次を期待させるものだった

セル、バルビローリ、アンチェル、ビーチャムは
特に言うことなし

7 ウラディミール デルマン(?)のブルックナーの第9番は
全然好みに合わず
この人スラブ系の人(?)なのか金管のならし方が生々しすぎて
独欧系のブレンドした音の好きな自分としては最後まで聴けず

残るは
8.9.10

それにしてもクナッパーツブッシュとチェリビダッケ
この2枚だけでも拾い物だったかもしれない
(確か凄く安いセットだった記憶があるけれど)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幕末史 | トップ | 美しく見えるのは、背景に石... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

音楽」カテゴリの最新記事