昼食後は睡魔がやってくる
高校時代、昼一の生物の授業は先生のデオキシリボ核酸、メッセンジャーRNAとかの声が
子守唄のようでノートの文字も乱れて何が書かれているのかわからないことも多かった
先生は教壇からそうした様子を見ていただろうが
寝るな!とは言わなかった
本当は怒りを覚えていたのか、それともよくあることだと諦めていたのか
昨日せっかく出かけた歴史のお勉強会も睡魔との戦いだった
農協の本部の3階で2時から行われたのは、地元で明治3年に起きた百姓一揆の話で蓑着騒動と言われるもの
地元では有名な話らしいが自分は全く知らなかった
眠い中で聞いていたので、夢の中で聞いていたような記憶しかない
ただ、そこまで追い詰められたとは言え、農民が一種の実力行使をしたのは
もしかしたら今の時代よりもマトモだったのかもしれないと思いもした
困難とか劣悪な環境下にあって、管理する人よりもは人数は多かったのに
何もしなかったユダヤ人強制収容所の人々
単発でもせめて感情の爆発のような抵抗をするのが普通と思われるが
それすら起きなかったことについてハンナ・アーレントは
「人間性すら破壊されていた」としている
これと比べると、農民の行為は時の支配者にとっては喜ばしくなくても
まだマトモだったかのように見える
そこで気になるのは行動する人の少ない今の時代のこと
まだ極限に追い詰められていないから何も行動しないのか
それとも、もう人間性まで弱められてしまっているのか、、
講義の肝心なところは眠くて眠くて、、
ただ江戸時代の歴史の本を読んだ時、こうした百姓一揆とか直訴などについては
好ましいものとは思われていなかったが、それを中心人物として行った人は
罰を受けたが、村の人々は自分たちの代わりとして行動してくれた人物の
家族や家を皆で守ったとあった
明治に起きた新城の百姓一揆でも同じように中心人物の半田春平に対しては
地元の人々はそうしたらしい
この蓑着騒動は劇化されて中学の文化祭か何かで演じられ
その時の出演者の名前が書かれた資料が配られたが
今は偉くなっている知っている人の名前もあった
半田春平は鳥居強右衛門と同じく、新城市におけるヒーローなのかしれない
それにしても、眠かったのはもったいなかったな、、
渡された資料をじっくり読むとしよう
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