ヴァーグナーはそれほど気にいらなかったらしいが
彼が比べた上で好んだ第3番よりは、自分は第2番の方が好きだ
ブルックナーの交響曲第2番ハ短調は特に前半の2つの楽章をよく聴く
壮大な曲というより、自然の中にいるような心地よい気持ちにさせる曲で
特に第2楽章は何故か雨のザンクトフローリアンあたりの風景が頭に浮かぶ
交響曲第2番は、結構名曲が多い
シベリウス、ブラームス、マーラー
この中では最近はマーラーはパスしたい気分になることが多いが
シベリウスもブラームスも聴くといつもそれなりの感動を覚える
だが好きなものは好きというだけで、感動の総量はあまり関係ないように思えてしまい
ブルックナーの作品は愛しくてたまらない
田舎のおっさんの風貌のブルックナー(マーラーやブラームスの美貌と比べると悲惨な印象)
ウィーンのヴェルデベーレ宮殿の一角にはブルックナーの最後の家がある
ヴェルデベーレ宮殿はクリムトの絵を見に来る人は多いが
ブルックナーの家を見に来る人はよほど物好きでないと来ない
(自分が行った時も写真に撮る人はいなかった)
可愛そうなブルックナー
マーラーはいつか自分の時代が来る、、と言ったそうだが
個人的にはブルックナーの時代こそが本当に来てほしいと思う
ところで2番の第2楽章はこんな曲
Bruckner ~ Second Symphony - II (Andante)