内閣府が8日発表した7~9月の実質国内総生産(GDP)改定値は
物価変動の影響を除いた実質の前期比で1.9%減(年率換算)
多くの民間調査機関の予測は外れた
そしてもしかしたら政府、いや官僚の思い描き
あってほしい数字からも外れたのではないか
こうした数字は未来のことは分からない
の一言で単に外れただけで終わっている
もちろん確かに先のことは分からない
しかし、夢や希望、やりたい事業のことを語るときには
この数字はひとり歩きしないか?
と言うより、数字を目的化するためい様々な統計を
とってはいないか
統計は嘘をつかないと仮定するなら
その標本となる母集団の選択は正しかったか?
多くの人は統計の結果だけを知りたがり
その統計の母集団については追求しない
そこで、ある意図を持った集団は自分たちに都合の良い数字を
作り出すことができる
消費税アップで消費の落ち込みは予想以上の結果になっている
そのうちに慣れて直ぐに元に戻るというのが
上層にいる人達の判断
しかし、なかなかそうは行かなかった
別の理由を考えることになり異常気象、冷夏などが
影響したと、解説しているが本当にそうなのか?
多くの数字、予想する数字は外れる
道路を新たにつくるための予想通行量は
予想数字には到底達しないところや
飛行場をつくっても稼働率は予想と大きくハズレる
地元新城市の新市庁舎の建設問題が騒がれているが
当初の計画の新城市の人口は52000人
しかし実際は38000人にまでダウンするのがほぼ確実と
見られている
大きな市庁舎をつくるためには予想数字は大きくなければならない
しかしもはやその数字は到底信じがたい
いろんなひとり歩きしている数字はあるものだ
銀行から融資を受けるための計画書
まちなか活性化するための補助金を受けるための市場分析
駅を新たにつくるための経済波及効果
それらは検証する人がいないために発表しただけとなる
銀行は流石にシビアに判断するかもしれないが
ある面銀行もある種の意図を持っているために
書類上の不手際さえなければ通してしまうことも多いのではないか
本当に誰も先のことは責任を取らない
原発の何かあった時の責任は取ります
と宣言したとしても、誰がどのように責任を取るというのだろう
責任をとって役職を辞職するだけでは収まらない
具体的に保証金の問題、代替え地の問題、健康の問題
その他いろいろについて、本当に責任が取れるのか
残念ながら我々は議員を選ぶことによる民主主義を実践している
国民一人一人が様々な知識を持つことは不可能な時代になっているためだ
しかしその議員すらも実はプロフェッナルではない
問題となるテーマを考えているのは実は官僚
しかし彼らはその政策・方針の正確さや効率は想像できても
残念ながら人が生きていくと言う社会の漠然としたファクターまでは
想像がつかないのではないか
しかし先のことは分からない
というのも厳然たる事実だ
だからこそ、間違っても仕方なかったと
自分が納得できる選択を
其の立場にいる人達にはしてほしいものだ
ところで、民間のシンクタンクの人々の予想数字が
外れることがあるが、彼らはどのくらいの責任感と自負心をもって
臨んでいるのだろう
数カ月後には皆忘れているから、そんなものは予想不可能な事が
起きたの一言で済ませてしまおうとするのか
この予想ハズレの数字が政府や官僚に都合の良い予想 と思うのは
少し斜めから物事を見過ぎているせいなのか
それとも、、、
メディアは数カ月後、一年後の結果を
発表者(シンクタンク)の当初の予想と並列して発表するとかすれば
いい加減な予想はできなくなると思ったりするが、、
実際のところ、ここまでは日本ではしないかな
でも、そこまではそろそろ追求してもいいのではないか