グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

芋名月

2006-11-05 22:24:01 | あれこれ
十三の月夜
天候に恵まれ月見の風情を楽しんだ
やや欠けた十三夜をデジカメで撮ってみましたが何しろ
素人カメラマンで三脚も使わずパチリ
でも居ました 餅つきウサギが、ちゃんと

旧暦8月15日(今年は10月6日)は中秋の名月でしたが生憎雨降りで
お月様には会えずじまいでしたのでことさら美しく見えました
十三夜は豆名月とか栗名月といわれるが私宅では「芋名月」といいます
この時季に里芋が収穫期を迎えるからです 皮付きのまま蒸して供えます
子供の頃母親が山ほど作ってくれ、お供えのあと皮を剥きながら
食べるのがとても楽しみでした。つるりとした感触は美味しいです
8月中秋の名月は枝豆が出回りますので豆名月といっています
一般的な呼び名とは反対見たいですね

  
お月様の皿に盛りました      笠間 中野晃嗣作(昭和53年求めた物)
月にちなんで「波とウサギ」の皿も出してみました
私が大好きな図案の一つです
波とウサギのモチーフはいつ頃から始まったのでしょうか
よくは知りませんが漆喰を使った鏝絵の定番で神社や蔵に
数多く残っていると聞いていますので江戸時代前半では
ないかと思っています。ご存知の方は教えて下さい   
波とのかかわりは水面に映った月が波間を移動していくさまをウサギが
とびはねていく様に見えたということでしょう。それを絵にした
先人の素晴らしいこと。ウサギは鳥獣戯画に登場したり古事記に語られる
因幡の白兎だったり月に住んでいるという伝説にふさわしい動物ですね

岡山県津山市福西雅之作(平成六年求める)

グランマ作染付け蕎麦ちょく(平成11年作る)

竹取物語のかぐや姫は中秋の名月の夜に月に昇っていきました
セーラームーンの月野うさぎさんは月の力で悪人と戦います
夜空に浮かぶ今夜15夜の月を見ながら童心に返り
38万km離れたかなたに思いを馳せています


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9 コメント

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Unknown (ジバゴ)
2006-11-06 08:50:13
十三夜の月は綺麗でした。
自分は写真撮り忘れたのでこの写真は嬉しいです。
天候の具合で月が見られる確率は
十三夜が70%で十五夜が30%とテレビで言ってました。
十五夜になると秋雨前線が発生するのが理由らしいです。今年は的中して雨でした。

昨夜の満月は雲もなく綺麗でしたね。
この夜は忘れずに撮りました。

購入した陶器も良いですが染付けは自作と思えない出来で月と兎さんが良い雰囲気ですね。
おっしゃるとおり日本人の美的取り合わせ感覚は凄いものですね。
外国には多分無いでしょうね。
よくぞ日本に生まれけりです。
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月と兎 (m-tamago)
2006-11-06 12:13:51
味わいのある食器の数々ですね!
ご自作もご披露下さり、ありがとうございます。おそばがおいしくなりそう!!
昨日は満月で月が見事でした!!
月と兎、餅つきの関係はわかりましたが、波との関係はわからないなぁ。因幡の白兎からでしょうか。この辺りも調べると面白そうですね。

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月夜 (グランマ)
2006-11-07 22:28:02
十五夜の月は撮れませんでした。テレビを見てからの9時過ぎは庭からのアイが良くないのです。
蕎麦ちょく褒めて頂いて有り難う。東北芸術工科大学「社会人工芸コース陶芸」で磁器土をロクロで形から作ったもので大きさがまちまちで不恰好なのですよ。染付けで好きな図案が書けて楽しかったです。12月からは志野焼に挑戦の予定です
月にはロマンがありますね。
つくばね順調ですか?
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tamago様 (グランマ)
2006-11-07 23:03:28
京都学園大学山崎教授によれば能の竹生島という曲の中に「月海上に浮かんではウサギも波を走る」という詞章があり、ウサギと波の間には「湖面に映る月」が介在していました。ウサギと波は江戸時代謡が流行したことから「竹生島」の一節が媒介となってデザイン化されたものだそうです

このデザインの着物か帯が欲しいと思っていますが
今でも主になれません
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ジバゴ様 (グランマ)
2006-11-07 23:09:00
タイトル「月夜」はジバゴ様宛に書いたものでした
そそかしく赤面
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お月さま (ぼたん)
2006-11-11 10:09:23
ブレもせずとても綺麗に撮れて上手です。
近頃はお月さまも見ることもなく過ごしています。
お月さまを見るとやはりウサギがいるんだと思いますね。
ご自作の陶器染付けウサギもかわいらしく素晴らしいです。
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お月見 (ハナコ)
2006-11-12 10:54:17
十三夜は晴れたのに、十五夜は見えませんでした。家では芋煮鍋だけでした。里芋を蒸して食べるの家でもやってみたいと思います。
昔、月から使者が来たとき、どうやってもてなそうかと森の動物たちが相談しました。その年は飢饉で、ごちそうするものが何もありません。そこで、ウサギが私の肉を食べてくださいと言ったそうです。使者は感激して、そのウサギを月に連れて帰って、住まわせたのだそうです。
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ぼたん様 (グランマ)
2006-11-12 22:49:29
おばんです。今日は一日雨降りで薄寒かったですが
米寿の方13名喜寿57名桜鳴同窓会で盛大にお祝いをしていただき心温かく帰ってきました。
こういう会に健康で出席できる幸せをかみしめているところです。同窓生の皆様有り難う!!
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ハナコ様 (グランマ)
2006-11-12 23:02:55
月にいるウサギの話とてもロマンチックで良い話です。月を眺めるのがますます楽しみになりました。
人間同士でもこんな温かい心があれば殺伐とした事件など起こらないはずですね。
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