ガラパゴス通信リターンズ

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ぼくは勉強ができない

2009-12-02 00:00:00 | Weblog
私は勉学を生業とする身である。しかし正直に言おう。子どものころからいまに至るまで身を入れて勉強をした記憶がほとんどない。これは一重に自身の怠惰によるものである。だが、日本の風土がそこに影を落としていることは否定できない。50有余年を生きてきてつくづく思う。日本は勉学に適さない国であると。多彩な四季があることが、日本人が勉学に集中することを困難たらしめているのである。

 うららかな春。まさに春眠暁を覚えずの季節である。眠くて眠くて勉強などできたものではない。尋常な神経の持ち主であれば、桜の季節に家にこもって勉強する人間の気がしえrない。そうした輩に限って5月病を発症するのだ。落第坊主は、そんなものとは無縁である。

 そして夏。熱帯も顔負けのあの暑さで勉強などできるものか。しかも気候温暖化の影響でますます酷暑の猛威は増すばかりである。そのうち埼玉の熊谷あたりで、ギネスブックの酷暑記録を更新するのではないか。いまはエアコンがあるだろうって?そんなものを使うから夏の暑さがひどくなる。暑い夏はひたすら暑苦しく、汗まみれの身体を畳に横たえてごろごろしているのにしくはない。

 秋。それは、黄金の季節。気候の良いこの時期に勉強するのは愚か者である。秋の素晴らしさを享受する能力を欠いた人間は不幸と言う他はない。若人よ、秋には書を捨てよ!そして野山に出よう!!たらふく御飯を食べて、あとは呆けたように眠りこけるのだ。

 冬。熊のような猛獣も冬眠をする厳しい日本の冬に勉強などできたものではない。熊よりも体力の劣る人間がどうして冬眠をしないのか不思議でならない。日本政府は法律で国民に冬眠を義務付けるべきなのである。いや、冬といわず年がら年中寝ていればよい。これ以上CO2削減に有効な方法も他にないだろう。勉強は環境の敵であるというのが今回の無理やりな結論でありますまる