BIKEGUIDE誌 平成17年7月24日発売号110頁に掲載されました。
【Bi-Vo】05.05.03 根尾谷ツーリング
GW真っ最中の5月3日、バイクボランティア
「Bi-Vo」主催による岐阜県根尾谷へのツーリングを行いました。
参加者は、Bi-Voメンバーから9名、一般の参加者が2名、総勢11名のツーリングとなりました。
日時:2005年5月3日(火)<
目的地:岐阜県根尾谷村
●楽しいツーリングも訓練の一つ
バイクボランティア「Bi-Vo」は、バイクによる災害ボランティア活動を行う団体。というわけで、今回のツーリングも一般的なツーリングとは異なり、ツーリング先をさまざまな災害の被災地と想定して行いました。目的地&集合場所となった岐阜県の「根尾谷地震断観察館」駐車場へ参加者が集まります。荷物はシートへくくりつけたり、パニアケースやバックパックなど様々ですが、中身はいつでも緊急活動ができることを前提とした非常食や活動機材など、昼食も現地の飲食店が満席の場合、各自持参の非常食を用い。次の行動に移れるように準備しています。
参加表明者には、事前に各自で道中のルートの把握や災害を想定した誘導、先導など、メンバー間で役割を分担するよう連絡しました。集合場所に着いた参加者には、当日の予定と質問の書かれた紙を配布し、それぞれに意見を求めました。内容としては緊急時の対応能力を試すための質問が複数用意されており、最寄りのガソリンスタンドの位置やけが人発生時、現地での医療機関の把握、交通状況の把握(最寄りの警察機関の把握)、また、緊急の要救助者への対応として、行政機関の位置の把握、同行メンバーの個人情報の把握などを確認するものです。
以前ならコンビニも携帯電話の普及もなく、山間部の道路は未舗装だったりしました。また詳細なツーリングマップは出版されておらず。どこで給油できるのか、どこにどんなお店があるのか現地へ到着するまでわかりません。近年になって情報技術の発達で、何の準備や下調べもなしでも目的地に到着できてしまい、まして四輪車ならカーナビを使い、ルートまで設定が出来ます。そんな便利さに慣れてしまってる私たちが、緊急災害時、いかに情報を把握し、迅速に行動できるか、バイクを使ったボランティアをいかに活用できるのか、を考慮しています。私たちバイクボランティアが活動する被災地は、何があるのか、何が起きているのかの判断が困難な時があります。そんな中どう考え、どう行動するかを実践する機会として、今回のツーリングを開催しました。
さて、根尾谷の断層観察館をみんなで見学後は、うすずみ温泉までのマスツーリング。目的地に到着すると、バイクを駐車場に停めて昼食時間です。やはり大型連休と新緑が溢れる山奥とあって、うすずみ温泉は賑わっていました。メンバー全員が1ヶ所のお店に入りきらないので、2グループに分かれて2ヶ所の飲食店に突入。どちらのお店でもみんなざるそばを食べたらしく、昼食後は桜ソフトクリームを楽しんだのでした。その後は、温泉に浸かる者、芝生の上で昼寝する者、談笑し親睦を深める者など、それぞれの時間を普通のツーリングらしく過ごしたのでした。
そして帰路には、薄墨桜公園でちょっと道草。薄墨桜の袂にて桜饅頭を茶菓子にし、野点を嗜み、しばし浮世の喧騒(?)を忘れたのでした。青々とした葉桜の下、みんな桜色をした笑顔が印象的でした。
■参加者の感想
Y・Tさん
「近くに住んでいながらなかなか足を運べなかった地震断層観察館に行けました。いろいろな展示物や体験記などを見て、自然の猛威を感じます。観察館からうすずみ温泉までの道のりを最後尾で走りましたが、前方の動きや道中のGS・消防署・信号や看板など、今までにないほど周りに気にして走りました。これだけ気を配って緊張した10kmはなかったです。ツーリング時の「お気楽参加」を大反省。いつ何時、何が起きどうなるのかという気持ちの持ち方で、自分の行動がこれほど変わるんだと言うことが判明。何事も経験しなければなりませんね」
K・Tさん
「役割を決めてマスツーリングは初めてで、勉強になりました。災害時やもしもの時に、やるべきことはあるのにどうしたら良いのか分らないという状況に陥らないよう、日頃から危機管理をしっかりしようと思いました。
【Bi-Vo】05.05.03 根尾谷ツーリング
GW真っ最中の5月3日、バイクボランティア
「Bi-Vo」主催による岐阜県根尾谷へのツーリングを行いました。
参加者は、Bi-Voメンバーから9名、一般の参加者が2名、総勢11名のツーリングとなりました。
日時:2005年5月3日(火)<
目的地:岐阜県根尾谷村
●楽しいツーリングも訓練の一つ
バイクボランティア「Bi-Vo」は、バイクによる災害ボランティア活動を行う団体。というわけで、今回のツーリングも一般的なツーリングとは異なり、ツーリング先をさまざまな災害の被災地と想定して行いました。目的地&集合場所となった岐阜県の「根尾谷地震断観察館」駐車場へ参加者が集まります。荷物はシートへくくりつけたり、パニアケースやバックパックなど様々ですが、中身はいつでも緊急活動ができることを前提とした非常食や活動機材など、昼食も現地の飲食店が満席の場合、各自持参の非常食を用い。次の行動に移れるように準備しています。
参加表明者には、事前に各自で道中のルートの把握や災害を想定した誘導、先導など、メンバー間で役割を分担するよう連絡しました。集合場所に着いた参加者には、当日の予定と質問の書かれた紙を配布し、それぞれに意見を求めました。内容としては緊急時の対応能力を試すための質問が複数用意されており、最寄りのガソリンスタンドの位置やけが人発生時、現地での医療機関の把握、交通状況の把握(最寄りの警察機関の把握)、また、緊急の要救助者への対応として、行政機関の位置の把握、同行メンバーの個人情報の把握などを確認するものです。
以前ならコンビニも携帯電話の普及もなく、山間部の道路は未舗装だったりしました。また詳細なツーリングマップは出版されておらず。どこで給油できるのか、どこにどんなお店があるのか現地へ到着するまでわかりません。近年になって情報技術の発達で、何の準備や下調べもなしでも目的地に到着できてしまい、まして四輪車ならカーナビを使い、ルートまで設定が出来ます。そんな便利さに慣れてしまってる私たちが、緊急災害時、いかに情報を把握し、迅速に行動できるか、バイクを使ったボランティアをいかに活用できるのか、を考慮しています。私たちバイクボランティアが活動する被災地は、何があるのか、何が起きているのかの判断が困難な時があります。そんな中どう考え、どう行動するかを実践する機会として、今回のツーリングを開催しました。
さて、根尾谷の断層観察館をみんなで見学後は、うすずみ温泉までのマスツーリング。目的地に到着すると、バイクを駐車場に停めて昼食時間です。やはり大型連休と新緑が溢れる山奥とあって、うすずみ温泉は賑わっていました。メンバー全員が1ヶ所のお店に入りきらないので、2グループに分かれて2ヶ所の飲食店に突入。どちらのお店でもみんなざるそばを食べたらしく、昼食後は桜ソフトクリームを楽しんだのでした。その後は、温泉に浸かる者、芝生の上で昼寝する者、談笑し親睦を深める者など、それぞれの時間を普通のツーリングらしく過ごしたのでした。
そして帰路には、薄墨桜公園でちょっと道草。薄墨桜の袂にて桜饅頭を茶菓子にし、野点を嗜み、しばし浮世の喧騒(?)を忘れたのでした。青々とした葉桜の下、みんな桜色をした笑顔が印象的でした。
■参加者の感想
Y・Tさん
「近くに住んでいながらなかなか足を運べなかった地震断層観察館に行けました。いろいろな展示物や体験記などを見て、自然の猛威を感じます。観察館からうすずみ温泉までの道のりを最後尾で走りましたが、前方の動きや道中のGS・消防署・信号や看板など、今までにないほど周りに気にして走りました。これだけ気を配って緊張した10kmはなかったです。ツーリング時の「お気楽参加」を大反省。いつ何時、何が起きどうなるのかという気持ちの持ち方で、自分の行動がこれほど変わるんだと言うことが判明。何事も経験しなければなりませんね」
K・Tさん
「役割を決めてマスツーリングは初めてで、勉強になりました。災害時やもしもの時に、やるべきことはあるのにどうしたら良いのか分らないという状況に陥らないよう、日頃から危機管理をしっかりしようと思いました。