上がり3ハロン32秒9。

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俊輔、強烈な一撃。~UEFACL・マンチェスターUVSセルティック・レビュー。

2006-09-14 05:50:48 | サッカー
舞台はオールド・トラッドフォード。
1年間待たされたヨーロッパの舞台で、魅せた俊輔。

立ち上がりは完全にユナイテッドペース、
セルティックは明らかに堅さが見られた。
ところが、10分を過ぎるとグラベセン、中村、
ヘッセリンクといったプレイヤーが落ち着いたボール捌きを見せる事で
チーム全体が落ち着き、セルティックが押し返す。

そして21分、GKのパントキックをレオ・ファーディナンドとの
競り合いからヘッセリンクが抜け出してセルティック先制。

これでユナイテッドもスピードを増して、セルティックにとっては
アンラッキーと言わざるを得ない形だったがギグスがPKを獲得。
これをサハが触られながらも捻じ込んで、前半30分同点。

更に40分、スコールズからサハが合わせて2-1。
この段階で『あ~終わったかな』と思ったのが正直な所。

ところが前半43分、ベストポジションでセルティックがFKをゲット。
俊輔の蹴ったボールは完璧な軌道を辿ってゴールへ。
ファン・デル・サールは一歩も動けず。
良く見るとわかるが、狙うべき位置にある壁の中で
最も低いサハの頭の上を完璧に狙っている。
サハは足元を気にしていたのもあって飛ばず、
一切ボールに触れられなかった。素晴らしいの一言。

これで前半は終了、2-2で折り返し。

しかしユナイテッドの底力、後半立ち上がりグラベセンの
不用意なパスを狙っていたスコールズからサハ、最後は
ギグスの怪我で代わって入ったスールシャール。3-2。

以後しばらくはセルティックも惜しいシーンを作るものの、
徐々にDFがボールウォッチャーになり始め、
なおかつ脚が止まり始める。となるとやはり苦しく、
ギリギリのところで耐えはするものの、
ユナイテッドにフリーのプレイヤーが増え、厳しい状況。
おまけにあわやオウンゴールというシーンまで。

結局そのままタイムアップ。
如何ともしがたい選手個々の質の差。
特に代わって入ってきたプレーヤーの質の差が大きかった。
ギグスと急遽交代したスールシャールがゴールまで決めたのと比べ、
セルティックのサブのプレーヤーはミラーを除いて
ゲームにきちんと入って来れなかった。

そして、良くも悪くもグラベセンが目立ち過ぎ。
ディフェンスでグラベセンが目立つと言う事は、
それだけバイタルエリア付近でスコールズを始めとした
キープレーヤーにボールを持たれている証拠。
しかもグラベセンというプレーヤー、オフェンスへの意識が強過ぎ、
結局試合終盤になって疲れて止まってしまっては仕方ない。

確かに試合内容そのものは悪くなかったが、
グラスゴーでのホームゲームではその分ユナイテッドに
サスペンションだったクリスティアーノ・ロナウドが戻って来るはず。
そうなると、次もそう簡単には行くまい。
ただ、6試合の中で一番難しいだろうゲームを2-3で終えた事で、
グループ2位へのメドは一応立った。

但し、次節の相手、FCコペンハーゲンを舐めてはいけない。
何よりアヤックスを下して本戦出場を決めたクラブ。
ベンフィカとのホームでの初戦をスコアレスドローで終えたが、
決して簡単な相手ではない。

そうは言っても、ヨーロッパチャンプを決める戦いでは
奥寺以来の日本人のゴール。
当時はチャンピオンズ・カップで、
チャンピオンズ・リーグとなってからは日本人初ゴール。
ゴールとしては完璧だったので、別にセルティックの
サポーターではない俺個人としては、満足出来る好ゲームだった。

とは言え、俊輔個人としてはまだディフェンス面で甘さが見られる。
CLレベルでは、あのディフェンスではやっぱり苦しいかもしれない。

おっと、めざましテレビ始まったらアヤパンいねーw
なかみ~じゃないですか。と、そんなくだらない事で
気分良くなった所で寝ますかね。

起きたらどうするかなぁ。病院か、ローか、家で民法か。