上がり3ハロン32秒9。

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最も煮え切らない結果。~ナビスコカップ準決勝2ndレグVS鹿島アントラーズ・レビュー。

2006-09-20 23:55:19 | マリノス
今日のスコアは2対1、ウチの勝ち。
しかし国立に行けるのは鹿。これが現実。

単にアウェーゴールで負けたなら納得するしかないが、
結果に多大な影響を及ぼした1stレグのゴールが、
『イカサマ』とは言えぬまでもルールを利用した
非紳士的なプレーの中で生まれたものだけに、どうしたって煮え切らないものが残る。

今日のゲーム自体は、危険なシーンは確かにあったがゲーム全体はウチが支配していた。
神様仏様上野様の矢のようなミドルで先制。
モーションに入った段階でボールへのアプローチの前に、
根拠はないがゴールの確信があった。

本当に上野の存在感は大きい。
落ち着いてボールを捌ける人間の存在がいかに大きいか、我々に知らしめてくれる。

以後は届きそうで届かないゴール。
決定的なシーンを外したのはウチもだが、向こうもだから何とも言いにくい。

そうこうしているうちに、柳沢にイマイチ良くわからんゴールを決められる。
最近の出来からして、正直今日一番怖くないプレーヤーだと思っていたのだが…。

正直あと2点必要、残り7分という状況に萎えかけたが、チームは諦めなかった。
2点目の直樹のゴールを生んだのは、気迫以外の何者でもない。
しかし届かず。

基本的にはチームの気迫が見てとれる好内容だった、としておきたい。
しかし疑問もなくはない。なぜ山瀬に代えて吉田だったのか?
奥が下がった状況で山瀬まで引っ込めたら、
2列目からパスの出し手がいなくなってしまう。
それに山瀬には何とかしてくれるかも、という期待を持てるが、
批判を承知で言えば、吉田からはゴールの香りはしない。

後は大島。大島からは気迫が見てとれなかった。
久保の出場停止、坂田は理由は現時点でわからないがベンチ外、
ベンチにFWがマイクしかいない状況で、
『俺がこのゲーム決めてやる』と思わなかったのか。
何にしても、これでカップウィナーの可能性を失ってしまった。
リーグ制覇を諦めないとは言っても、
現実的なモチベーションの持っていき所はかなり難しくなった。
だが、今日の様子なら緊張の糸がプッツリという事はあるまい。
それが救いか。