bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

かけがえのないもの

2007年09月20日 | 雑記
昨日の夕方、某局のニュースを見ていたら、「光市母子殺害事件」の公判のニュースを放送していた。
その中で、被害者家族を描いた映画のシーンが流れた。事件当日の朝、いつものように玄関先で出勤する本村さんを弥生さんと夕夏ちゃんが見送るシーン。たった数十秒の何気ない映像だけど、切なくて涙が出た・・・
本当に平凡でささやかな日常だけど、それが如何にかけがえのないものか。

本村さんは、これから先もずっと、やさしい奥さんとかわいい娘さんと一緒に過ごす日々が続くものと信じていただろう。それを突然、断ち切られた。何の落ち度も無いのに。
夕夏ちゃんが生まれたとき、これからの成長を夢見ただろう。「歩けるようになったら公園に行こう。」「年頃になると、『お父さん、キタナイ!』なんて言われちゃうのかなぁ・・・」「いつかはお嫁さんになってしまうんだ・・・」なんて。
そんなささやかな幸せを奪う暴力。たぶん、自分自身が犠牲になるより辛い日々を送っていることだろう。

日本は法治国家なので、裁きは国に任せるより他ない。遺族は、自分では犯人に対して何もできない。それもまた辛いんじゃないだろうか・・・
判決が下って、その裁きを受けたところで、犯人の元少年に本村さんの苦しみは理解できないだろう。もし犯人にも大切な家族ができたなら、少しは自分の罪の重さを理解できるだろうか。

この事件に限らず、日々悲しい事件が続く。やりきれない・・・