太った中年

日本男児たるもの

震災によせて

2011-04-10 | weblog

 さて奥さん、ノートPCが不調で日本から持ってきたデスクトップPCに切り替えて使用しているワケだが、これまた不具合があり、キーボードとマウスの交換、メモリーの増設をして久々の更新となった。

本来なら太った中年は妻の実家飼育編、レガスピ出張編を経てマニラ床屋2階編に突入していなければならないのに上記理由からもう過去のことをアップするのは消化試合と同じで面白くないな、とか思いながらチンタラ時を過ごしていた。そしたらgooブログの編集画面も変わって更新自体が面倒になってしまった。

でもって更新したのは今回の震災について少し記しておきたいことがあったから。

現在、マニラ某所で暮らしていて、近所にカレーハウスがあり、毎日カレーを食している。そこで震災のあった翌日、ある日本人(正確には父が日本人、母がフィリピン人のジャピーノ)青年と出会った。彼はフィリピンの某大学に通っている学生で将来、外交官を目指していて日、英、ロ、中、タガログ語を話す真面目な秀才だ。

で、自己紹介を兼ねて一緒にカレーを食べながらいろいろなことを話し合った。当然、震災のことも話題になったが、彼のお爺さんとお婆さんが宮城県に住んでいて全く連絡が取れず、最悪の事態を覚悟しているという。

そして数日後、近所を散歩していると偶然その青年と会った。お爺さんとお婆さんのことについて聞くと「やはりダメでした」そう言って落胆した。このとき、震災による残酷な死を身近に感じ心が痛んだ。

それから震災に関連して原発の放射性物質の漏出が問題になっている。これについてはjet師範のミクシィ日記でニュースをチェックしている。実は以前、東海村の原発事故で、その因果関係はわからないものの、知人が半年後白血病に罹り8年間闘病して他界した。そのことが思い出され原発ニュースは気が重い。

震災があってからフィリピンで暮らしていてもホント、気が重いね。

そんなワケで震災に遭われ亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。