今まで使用していたスクリーンは、「4:3 60インチ」でした。しかし、このサイズのスクリーンでは、『シェルタリング・スカイ』等の雄大な作品を鑑賞するには、どうしても限界を感じていました。
ということで、我が「Benzo’s シアター」に何インチまでのスクリーンなら導入可能か確認するために、愛機「ルネッサンス90」の間隔を、左右10cmずつ広げてみました。するとなんと言うことでしょう!!
「ルネッサンス90」は、まるで生まれ変わったように鳴りはじめました!
まるで呼吸が楽になったかのように、音がスピーカーの上下にスーッと伸びていきました。
購入後13年を過ぎて鳴り始めるスピーカーとは一体……?
生まれ変わったスピーカーは成長を続け、ここ3日で2度、音のヴェールを剥ぎ取りました。
1度目はハイティンク指揮『ショスタコーヴィチ 交響曲第15番』の第一楽章、3分30秒あたりから入る「大太鼓」で。今まで窮屈そうに鳴っていた左側(向かって右)スピーカーの下から二番目の「ミッドバス」(150~800Hz)が、ブルンと震え、豊かに、そしてしなやかになり始めました。おお、皮が剥けた!
翌日は、ドラティ指揮『ストラヴィンスキー 春の祭典』を聴いてみました。これも『ショスタコ』同様、優秀録音の一枚です。数年前から、音量を上げたときの左スピーカーの高域に生じるビリつきが気になっていたのですが、この日はやけに目立ちます。しかし、音の響きが澄んだせいでしょうか。いままでは3kHz以上を受け持つ「トゥイーター」がビリ付いているのだと思っていましたが、違いました。その下の「ミッドハイ」がビリ付いていました。今までも、ビリ付くたびに、「これは故障なのか、それとも、充分鳴っていないからビリ付くのか」、判断に苦しんでいました。その日はどんどんどんどんひどくなっていきます。
「これはいよいよ修理だな」と強く思いながら、確認のためにスピーカーに2、3歩ぐいっと近づきました。そのときです。なんと目の前で、ビリつきがすーっと消え、全帯域が、何かから解放されたようにふわりと繋がったではありませんか。このような、目に見えるかのようなあからさまな変化が二日続けて体験できたのは、恵まれた瞬間でした。
その後、視聴位置にあわせて、スピーカーの内振りの角度や、仰角を合わせていきました。
今は、大音量にしても音が歪まず、小音量でもしっかりと鳴るので、夜間の鑑賞では大助かりです。苦手だったフィッシャー・ディースカウの歌声にも聞き惚れ、もっと聴いていたいと思うほどです^^;
さて、最後になりますが、スクリーンは、結局「80インチワイド」を導入することにいたしました。サイズ的には「70インチワイド」がベストだったのですが、「80インチ」の方が安かったので、「80インチワイド」を強引に導入することにいたしました。
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<今回記事で触れたCDです。>
ということで、我が「Benzo’s シアター」に何インチまでのスクリーンなら導入可能か確認するために、愛機「ルネッサンス90」の間隔を、左右10cmずつ広げてみました。するとなんと言うことでしょう!!
「ルネッサンス90」は、まるで生まれ変わったように鳴りはじめました!
まるで呼吸が楽になったかのように、音がスピーカーの上下にスーッと伸びていきました。
購入後13年を過ぎて鳴り始めるスピーカーとは一体……?
生まれ変わったスピーカーは成長を続け、ここ3日で2度、音のヴェールを剥ぎ取りました。
1度目はハイティンク指揮『ショスタコーヴィチ 交響曲第15番』の第一楽章、3分30秒あたりから入る「大太鼓」で。今まで窮屈そうに鳴っていた左側(向かって右)スピーカーの下から二番目の「ミッドバス」(150~800Hz)が、ブルンと震え、豊かに、そしてしなやかになり始めました。おお、皮が剥けた!
翌日は、ドラティ指揮『ストラヴィンスキー 春の祭典』を聴いてみました。これも『ショスタコ』同様、優秀録音の一枚です。数年前から、音量を上げたときの左スピーカーの高域に生じるビリつきが気になっていたのですが、この日はやけに目立ちます。しかし、音の響きが澄んだせいでしょうか。いままでは3kHz以上を受け持つ「トゥイーター」がビリ付いているのだと思っていましたが、違いました。その下の「ミッドハイ」がビリ付いていました。今までも、ビリ付くたびに、「これは故障なのか、それとも、充分鳴っていないからビリ付くのか」、判断に苦しんでいました。その日はどんどんどんどんひどくなっていきます。
「これはいよいよ修理だな」と強く思いながら、確認のためにスピーカーに2、3歩ぐいっと近づきました。そのときです。なんと目の前で、ビリつきがすーっと消え、全帯域が、何かから解放されたようにふわりと繋がったではありませんか。このような、目に見えるかのようなあからさまな変化が二日続けて体験できたのは、恵まれた瞬間でした。
その後、視聴位置にあわせて、スピーカーの内振りの角度や、仰角を合わせていきました。
今は、大音量にしても音が歪まず、小音量でもしっかりと鳴るので、夜間の鑑賞では大助かりです。苦手だったフィッシャー・ディースカウの歌声にも聞き惚れ、もっと聴いていたいと思うほどです^^;
さて、最後になりますが、スクリーンは、結局「80インチワイド」を導入することにいたしました。サイズ的には「70インチワイド」がベストだったのですが、「80インチ」の方が安かったので、「80インチワイド」を強引に導入することにいたしました。
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<今回記事で触れたCDです。>
ショスタコーヴィチ:交響曲15ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, ショスタコーヴィチ, ハイティンク(ベルナルト), ゼーダーシュトレーム(エリーザベト), コルチコフスキー(リシャルド), ウェンケル(オルトラン), アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
ストラヴィンスキー:春の祭典デトロイト交響楽団, ストラヴィンスキー, ドラティ(アンタル)ユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
私がオーディオチェック用に聴く春祭は、ゲルギエフ指揮のものです。
録音用のアンプに管球式を使っているという情報だったような・・。
重低音が欲しいときにはショルティ指揮「マーラー交響曲3番」等にも頼ってしまいます。余裕を持って録音されている重低音が嬉しい限りです。
評判のゲルギエフは先日、「ショスタコ7番」を中古ショップで購入したのが、私の初ゲルギエフでした(が、未聴です)。今度は「春祭」も探してみます。
やはり管球式アンプは、デジタルよりも音に温かみがあるのでしょうか? 温かみのある音には憧れます。
実は、うちもバナナを外しじか付けをし、SPケーブルはWE、ラインケーブル・電源ケーブルはベルデンに変更。結構良い結果を得てます。
もう、ケーブル地獄から脱却せねばです。
しかし、R90のバックのプレートとスポンジを取り外した状態がデフォルトとは初耳です。
カタログにも当時のオーディオ誌にもそんな記述はありませんでした。もしかして、どこかで見かけた、R90の奥の手とはこのことだったんでしょうか。
そして、早速うちのR90も、プレート・スポンジを外しました。
良いじゃないですか~
ちなみに、映像は1080Pフルスペックになりましたよ。
でも、ぎりぎり修理可能な時期でよかったです。
「ケーブル地獄」、言い得て妙ですね。
RCAケーブルの交換で、「何故こうも鳴り方が変わるか」と言うぐらい、家の音は変わってしまいました。納得できる音になるまで苦労しました。いまだに、交換前のナローレンジの音が懐かしいです。
>R90のバックのプレートとスポンジを取り外した状態がデフォルト
Sさんのお話によると、どうもそういうことらしいです。R90になるまでは、インフィニティのスピーカーには、プレートもスポンジもついていなかったとのことです。
なぜ、R90になってつけたのだろうと、不思議がっていました。
>映像は1080Pフルスペック
うおっ、これはうらやましい!
うちは、4,5年かけて、「BDレコーダー」、「HDオーディオ対応のAVアンプ」購入、そして最後に「1080Pのプロジェクター」導入という計画でおります。その頃まで、1080Pのプロジェクターが、ぐんと安くなってくれることを願っているところです。