一杯の水

動物であれ、人間であれ、生命あるものなら誰もが求める「一杯の水」。
この「一杯の水」から物語(人生)は始まります。

「ユダの福音書を追え」を読む。

2006年05月27日 22時49分20秒 | BOOK
紀元180年ごろ、リヨンの司教エイレナイオスは『異端反駁』を著し、現在の『四福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)』以外の多数の福音書を異端として糾弾したという。 このたび、『異端反駁』中で、特に激しく糾弾されたグノーシス派に属する『ユダの福音書』のコプト語写本が発見され、出版されることになった。当該写本の書かれた年代は、放射性炭素年代測定によれば、「紀元280年を中心に前後に60年」とのことであ . . . 本文を読む
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「戦争と平和」完読!

2006年02月01日 15時23分43秒 | BOOK
一年半にわたって、こつこつと読み続けてきたレフ・N・トルストイ作『戦争と平和』(岩波文庫版 全4巻)を昨日読了いたしました! どうせ一巻の途中で挫折するだろうと覚悟して読み始めたのですが、案に相違して、主人公の一人である「アンドレイ・ボルコンスキイ公爵」が、ナポレオン軍の砲弾に倒れ、天を仰ぐ場面から、その素晴らしい描写にぐんぐんと引き込まれていきました。 5百人の登場人物を描き分けたといわれる . . . 本文を読む
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小林秀雄―『歴史の魂』を読む。

2005年10月26日 11時20分10秒 | BOOK
小林秀雄は結構好きで、全集を購入している手前もあり、折にふれて少しずつ読み進めています。 昨夜は、『歴史の魂』というタイトルを読みました。 面白かったので、ちょっと紹介してみましょう。 ドイツの軍人ゼークトの手になる『一軍人の思想』という一書を手がかりに、小林秀雄は考察を進めていきます。 第一次世界大戦後の世界情勢は、敗戦国ドイツの軍人ゼークトが、戦後に予言したとおりに進んでいきます。では、何故 . . . 本文を読む
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「私は病気になった。怠けているときではない。」

2005年10月22日 12時08分42秒 | BOOK
昨日、インドに本を注文した。 その内訳を記載してみると、「インドの絵本」を8冊、これで約500円。 そして、「バガヴァッド・ギーター」関連の書籍が2冊、これが1200円程度。 そしてなんと送料が、エアメイルで2000円! 船便だと、2、300円程度。安っ! でも、数か月も待てません^^; ということで、今回は、書籍代よりは高くつくがエアメイルで送ってもらうことに。 しかし、これだけ安いと、ついつ . . . 本文を読む
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