一杯の水

動物であれ、人間であれ、生命あるものなら誰もが求める「一杯の水」。
この「一杯の水」から物語(人生)は始まります。

ヒジュラの祭り――『アラヴァン・タライ(アラヴァンの頭)』

2007年09月29日 12時31分36秒 | インドの小さな物語
インドには、至福で始まり悲しみで終わる祭りがあるという。 . . . 本文を読む
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「犬のしっぽ」

2007年02月04日 12時24分17秒 | インドの小さな物語
スワーミー・ヴィヴェーカーナンダの「カルマ・ヨーガ」からのお話です。 . . . 本文を読む
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「雷霆神インドラのデビュー戦!?」

2006年07月15日 21時22分52秒 | インドの小さな物語
今日の東京は、午後から凄まじい夕立に襲われました。 雨もすごかったのですが、特筆すべきは落雷の激しさでしょうか。 まるで古きインドラ神が去って、新たにその地位に着いた若きインドラ神が、デビュー戦に臨んで、張り切り過ぎたような感じでした。(←「インドラ神のデビュー戦」は、吟遊詩人さんに頂いたネタです) リグ・ヴェーダでは最も多くの讃歌を捧げられている雷霆神インドラも、時代が下るに従って、その地位も . . . 本文を読む
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「ラシクの物語」――ラーマクリシュナ家住信者の物語(1)

2006年06月10日 10時24分45秒 | インドの小さな物語
19世紀のインドでのお話です。 カルカッタ北方にカーリー女神を祀ったダクシネッショル寺院がありました。 寺院に付属する庭園の掃除人にラシクと言うパリアがいました。 当時のインドはカースト制度の締め付けが厳しく、そのうえパリアといえば、4カーストにも入らないほど低い階級でした。もしバラモンがパリアの顔を見たときには、「断食をしたうえに、祈りの言葉を唱えなければ再び清められることはない」、と言われて . . . 本文を読む
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新プロジェクター『LP-Z4』導入!

2006年05月13日 15時47分57秒 | インドの小さな物語
新プロジェクター『LP-Z4』(SANYO)を購入してから早一月半。 黒の表現に多少の不満が残るも、画質の調整もだいぶ進み、今まで体験したことのないような「美味しい画」が出るようになりました! SANYO 液晶プロジェクター LP-Z4(S) グレースシルバー三洋電機このアイテムの詳細を見る ここまで満足できる「画」が自宅で経験できるなどとは、考えたこともなかったです。自分の予想をはるかに上 . . . 本文を読む
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「王様と宮廷ごっこ」

2005年07月25日 10時39分41秒 | インドの小さな物語
今回のお題は「好きなスポーツは?」ということですが、熱く語れるほど好きなスポーツと考えると、もはや思いつくものがありません。 ということで、スポーツには「娯楽」や「楽しみ」という意味もあるので、この際思いっきり拡大解釈して書かせていただこうと思いました。 近代インドの聖者にスワーミー・ヴィヴェーカーナンダという人がいました。 マハートマ・ガンディー(マハトマ・ガンジー)が出る以前に、イギリスの . . . 本文を読む
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「ガンジス河(ガンガー)のお話」

2005年07月16日 15時06分36秒 | インドの小さな物語
今行きたい所といえば、インドのガンジス河(ガンガー)源流ゴームク(ゴームカ)です。 以前インド旅行をした折に、ゴームク数キロメートル手前まで行き、時間の関係上断念したことがありました。それ故に、インドの暑さを思い出す夏になると、無性に思いが募るときがあります。 (上の写真は断念した付近からのゴームク方面、名峰シヴァリンガの眺めです!) (ガンガー源流付近の水は石灰質を多く含み白く濁っています . . . 本文を読む
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一杯の水(3)

2005年05月14日 21時43分45秒 | インドの小さな物語
しかしある晩のことです。 雨季の降り続く雨に耐え切れず、ついに河の堤が決壊しました。村は、洪水に襲われ、村中瞬く間に水浸しになりました。家はつぶれ、家畜や人々は押し流されていきます。ナーラダも逃げました。左手に妻を、右手に二人の子供を抱え、もう一人の子供は肩に乗せ、ナーラダは、高台目指して押し寄せる濁流の中を進み始めました。しかし、その流れの速さにナーラダが足をとられた瞬間、肩に乗せていた子供が . . . 本文を読む
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一杯の水(2)

2005年05月14日 00時55分51秒 | インドの小さな物語
ナーラダは水を求めて、ある家の戸をたたきました。 「水を一杯いただけないでしょうか」。 すると出てきたのは、類無く美しい一人の娘でした。 「聖者様、どうぞおあがりください」と、彼女は尊敬の念をこめてナーラダを家に迎え入れました。 彼女はナーラダをもてなしながら、家のこと、家族のこと、そして自分のことを語りました。ナーラダが相談にのっているうちに、いつしか辺りは夜の帳に包まれていました。 「聖者様 . . . 本文を読む
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一杯の水(1)

2005年05月13日 00時33分15秒 | インドの小さな物語
動物であれ、人間であれ、生命あるものなら誰もが求める「一杯の水」。 この「一杯の水」から物語(人生)は始まります。 ある日、主ヴィシュヌの恩寵に深く感謝した賢者ナーラダは、ぜひともお役に立ちたいと、ヴィシュヌ神に申し出ました。ヴィシュヌは笑いながら首を振り、「私が無償で与えたものに、行為で報いることは難しい」と、ナーラダを諭しました。 しかしナーラダはあきらめずに、「ぜひとも」、とせがむので、主 . . . 本文を読む
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