この映画は、『イタリア的、恋愛マニュアル』の3作目で、原題は、Manuale d'amor3.
一作目の『イタリア的・・・』はかなりヒット作だったし、一般受けしやすい映画なのに、ロバート・デニーロ&モニカ・ベルッチという豪華キャストの『昼下がり、ローマの恋』ですが、不思議なことに映画の公式サイトがないんですよね~。
映画のチラシが映画館に届いたのも結構遅かったし、パンフレットには、なんと邦題がない!!
全体的に宣伝にあまり力が入っていない様子。
まぁ宣伝にお金かけてるわりに、
中身がイマイチ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
って映画よりもずっといいですけどねぇ~。
と投稿したんですが、後でほかの方の感想をググッたら、そちらにオフィシャルHP出てました。
でもね、検索では出てこないの。なぁ~ぜぇ~
■映画:昼下がり、ローマの恋(原題/Manuale d'amore 3)
■監督/脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
■出演:ロバート・デ・ニーロ/モニカ・ベルッチ/リッカルド・スカマルチョ/カルロ・ヴェルドーネ/ミケーレ・プラチド、他
■製作年:2011年イタリア映画/126分
『昼下がり、ローマの恋』公式ホームページ
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《あらすじ》
青年、中年、熟年まで幅広い年代の恋愛をコミカルに描いた3編のオムニバス映画。
1本目は、結婚を控え、出世に燃える野心家の青年弁護士が、トスカーナの小さな村に出張する。そこで出会う不思議で楽しい出来事の中で、村中の憧れミコルに心が揺れ、自らの生き方と向き合う。
2本目は、すでに成人した娘のいる、人気ニュースキャスターが、あるパーティーで女性と出会ったことで、彼の人生は大きな方向転換を余儀なくされる。
3本目は、元歴史学の教授でアメリカ人のエイドリアンは、心臓移植手術後に、イタリアで人生の再スタートをはじめていたが、ある時、友人の娘がパリから帰ってきたことで、病気を理由に諦めていたさまざまなことへの情熱を再燃させる。
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さてさて、まずは映画の感想ですが、まずは個人的に好きな感じの映画だったということと、観る前の一番の関心ごとは、
ロバート・デ・ニーロは果たしてイタリア語が話せるのか?
ってことだったんですけれど、いやぁ~なかなかでした。
ゴット・ファーザーの時にマスターした。とは書いてあったけど、アメリカ映画の中で演じるのはまた違うでしょうし、祖父がイタリア人だとは言っても、たとえば日系3世のブラジル人の多くが日本語を話せない様に、いくら先祖が他から来たとしても人間その土地で生まれ育ったらその言語になるのは当たり前。だから、どうなんだろ?って思ってたんですよ。
でもね、そもそも設定が、「アメリカ人の歴史学者が、引退後イタリアに移住した。」ということになっていたので、英語訛りのイタリア語も、観ている側が、それなら仕方ないね。と納得できるし、そんな懸念を忘れさせる素敵なお話でした。
そう、前作もそうでしたけれど、この映画は、脚本がいいんですよねぇ~
日本でも最近、40代以降の恋愛も上手に描けるようになってきましたけど、60代以降となると、かなり厳しい気がします。
その意味で、
「さすがイタリア映画!!」
って感じで、人生いつまでたっても恋ができるんだなぁ~って改めて思いました。
では、改めて3編を一つずつ見ていくと、
1本目は、ゴルフ場開発のため、農家の立ち退きを求めて、若手弁護士が2~3日の出張の予定でトスカーナの田舎町に出向く。という話なんですが、この話を見てちょっとデジャブ的な気分に。
町の名前は見落としたのですが、ティレニア海に面するトスカーナの田舎町がモデルになっていて、この場所は携帯がつながりにくく、カーナビも誤作動をするような、ちょっと隔絶された感のある町なんですけど、そういう設定って、『踊れ、トスカーナ』もそうでしたし、去年のイタリア映画祭で上映された『ラ・パッシオーネ』もそう。で、実際にイタリアってエアポケットみたいに、突然携帯がつながらない場所ていうのが、あるんですよねぇ~。
まぁ今はすぐ新しいアンテナが立ちますけど、でも3本の映画がそれぞれトスカーナを舞台にしているってことは、トスカーナってほかに比べるとそういうスポットが多いんですかね。
で、お話はというと、結婚を控えた恋人同士が、お互いナーバスになっている状況で、少しの間離れたらどうなるか?みたいな少しばかりスリリングな内容で、ハラハラしつつも、微笑ましい気持ちで見ることができました。
2本目は、『イタリア的、恋愛マニュアル』(あえてわかりやすいように邦題で書いてます)の3部作すべてに出演している、カルロ・ヴェルドーネがいい味出してます。日本人でいうと、西田敏行っぽい感じがするんですよねぇ~
中年のオッサンの恋。
それも『浮気』となると、それだけで滑稽な感じがするんですけれど、本作品では、その滑稽さに「とほほ感」が加わって、ますます哀れを誘います。正直ちょっと気の毒でもありましたけれど、浮気の代償は大きい。ってことでしょうか。
3本目は、先述のとおり、アメリカ人の歴史学者が、心臓手術後妻と離婚、仕事も引退しイタリアに移住、『余生』と言うべき、代わり映えのしない毎日を送っていたが、友人の娘がパリから帰国したことで、生活に新たな息吹と彩りが生まれる。
人生の終焉をを意識し始める年齢になったとき、残された人生を静かに過ごすのか、それとも、目一杯生きるのかは、その人次第だということを改めて考えさせられた作品でした。
それにしても、本編は超豪華なキャスティングでしたが、ロバート・デ・ニーロが穏やかな役を演じていると、なぜか、刑事コロンボのピーター・フォークに見えました。
あと、モニカ・ベルッチは相変わらずナイスバディ!と思う一方で、同様に色っぽい体つきをしていた本編2作目に登場したラウラ・キアッティもそうでしたが、日本人的な感覚でいうと、かなり太ってるんですよねぇ~。
胸も大きいんですけど、ヒップ回りもでかい!
改めて、日本人って痩せすぎなんだ。って思いました。
あと、これはイタリアの女優さんって、脱ぎっぷりがいい感じがします。その分健康的っていうか・・・
邦画で、エッチなシーンになると、見ている側が恥ずかしいっていうか、なんだか、見ちゃいけないものを見ているような、変な罪悪感とかあったりするんですけど、そういう居心地の悪さみたいなのを感じずに見れるも、イタリア映画の魅力かなって思います。
それにしてもオムニバス映画って、話の展開が早くていいです。上質の短編小説を読んでる感じ。
もちろん、長編の魅力もあるし、短編ってちょっと物足りない気もするけど、短い間に凝縮し、かつ観客を物語の中に引きこむという意味では、オムニバス映画ならではの魅力です。
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今回もパンフレットを買ったんですけどね、(正直パンフレットって、買う意味あるのか?って思うけど)最後のページに、有名人の感想が一言ずつ載ってて、たとえば、
“トキメキ”は人間の誠実な心の現れ・・・
“トキメキ”はぶんかだとどなたかがいいそぉーな
魅力のある心の中のワンシーンがこの映画
藤村俊二さん(俳優)
とかね、萬田久子さん(女優)、大杉蓮さん(俳優)とあるなかで、
パンツェッタ・ジローラモさん(エッセイスト)
ッテ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
そりゃ本も出してるけど、どっちかというと(モデル・タレント)って感じじゃないかと。
でも、その次を見てもっとびっくりした。
ピーコさん(ファッション評論家・シャンソン歌手
えっ!!
ピーコって、シャンソン歌手なんですか?
シラナカッタ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
でも、さっきウィキみたら、シャンソン歌手と書いてあったわ。
でもCDはシングルとアルバムが1枚ずつみたいだし、コンサート活動で飛び回ってるってイメージはないし。
ふぅーーーん。って思いました。
まぁ本人がこの肩書にして下さい。って指定しなかったのか、(それともしたのか)はわかりませんが、その意味では『タレント』って便利な日本語だねぇ~
ちなみにタレントはもともと古代ギリシャ・およびヘブライの単位で、イタリア語も同じくtalentoと書いてタレントと発音し、「才能」「手腕」などの意味です。
この映画見た方、トラックバック送って下さいねぇーー。
![goo 映画](http://cmm001.goo.ne.jp/img/badge/badge_24.gif)
goo 映画
早速TB送らせていただきました。
イタリアンな陽気な恋物語
日本人にはあこがれかもしれませんね。
イタリア女性、お尻大きいですよね。
やせてる人が好きな人もいますけど、私の個人調査(!)によると、周囲の男性はみんなベッルッチみたいなムチムチがお好きなようです。モデル体型を見ても「troppo secca!」と言ってることが多いですよ(あくまでも私の周り)。
でも日本のポッチャリさんが良く思われるとも限らないと思ったり。だってベッルッチも他のセクシー女優もみんな出るとこがぶっちぎりに出てますでしょ?メリハリのあるムッチリポッッチャリがよいのでしょう。
ラブシーンだけど、日本のより「野生」全面に出してる気がします。男も女もすぐにハアハアいっちゃって、「最初っからヤル気満々やなー」って見ちゃってます(最悪)。
日本ものの濡れ場が妙にエッチに見えるのって、日本ホラーが外国ホラーに比べてすごく怖く見えるのと同じかしら?
ではでは~。
トラックバック届いてないんです。
再送願えますか?
確かに日本人にはなかなかできない芸当って感じですね。
>C.Verdoneが西田敏行って、そりゃ鼻がジャガイ
>モっぽいのが似てるのでは?! でもなんか納
>得させられてウケました。
いやぁ~あの、泣き笑いみたいなとことかね。
トホホな雰囲気が漂ってて。
>イタリア女性、お尻大きいですよね。
>やせてる人が好きな人もいますけど、私の個人
>調査(!)によると、周囲の男性はみんなベッ
>ルッチみたいなムチムチがお好きなようです。
これは本当にそうですよ。
私のまわりのイタリア人もみんなはち切れそうなボディがお好きです。
>でも日本のポッチャリさんが良く思われるとも
>限らないと思ったり。
いやいや、日本のぽっちゃりなんて、イタリアのぽっちゃりに比べたら、まだまだ・・・
っていうか、ホント日本の芸能人は小さくて細いんですよ。
まずとにかく小さい・・・
アイドルの場合150cm平均って感じですよ。
だから、韓流スターがすごくスタイルがよく見えるのは(実際スタイルがいいけど)まず身長も高いんですよ。
イタリアでも、番組の後ろで半裸で踊ってる女性はやっぱり身長も高くて、イタリアだと、男性司会者より、ヒールをはいた女性司会者のほうが背が高いなんて当たり前ですけど、どうも日本はそれをよしとしない感じがするんですよ。
だから、座ってる番組が圧倒的だし、飾り物の女の子はかわいくて小さい子が求められる気がします。
>だってベッルッチも他のセクシー女優もみんな
>出るとこがぶっちぎりに出てますでしょ?メリ
>ハリのあるムッチリポッッチャリがよいのでし
>ょう。
確かにそうなんですが、日本だと、たとえば杉本彩とか、ダイナマイトボディーと言われてる人とかボン・キュッ・ボンでも胴の部分が本当に細い。
イタリアでは、今の松坂慶子ぐらいいわゆる太ってるといわれる人でも、胸がある人は、ボリュームのあるボディという範囲に収まるんですよ。
イタリアのモデルさんと一緒に仕事したことありますが、すごくやせて見える子でも胴回りが結構太くて、やっぱり体の厚みが違うなと思います。
>ラブシーンだけど、日本のより「野生」全面に
>出してる気がします。男も女もすぐにハアハア
>いっちゃって、「最初っからヤル気満々やな
>ー」って見ちゃってます(最悪)。
ハハハ。確かに!!
あと、日本は、女性側がカモーーーーーンっていうラブシーンってほとんどないですよね。
>日本ものの濡れ場が妙にエッチに見えるのっ
>て、日本ホラーが外国ホラーに比べてすごく怖
>く見えるのと同じかしら?
そうそう、湿度の違いっていうか、なんかじっとりしてるんでしょうね。
私は外国のホラーですら怖くて見れませんが、ホラー小説は結構好きで読みますが、ことに小説に関していうと、日本のホラーのほうが外国ものに比べて本当に何倍も怖いです。
このシリーズなんだか、気分がUPするから好きです。(といっても2は見てないけど)ザ・憎めないイタリア人って感じが満載で。
日本人って体が薄いし、太った時の肉のつき方がイタリア人とは違いますよね~。出るとこだけじゃなくて、出なくていいところにどぉ~ンと肉がつくっていうか。手足が細くてイタリア人、いいなぁ。
うちの会社に祖父母がイタリア人のアメリカ人と、イタリア留学していたアメリカ人がいて、互いの練習のためにイタリア語で話していますが、きっとイタリア人が聞いたら笑うだろうな~。スゴイ英語訛とブロークンイタリア語(私)だから(笑)まぁ、イタリア人の英語もすごいけど。語学習得の道のりは長い。。。
お久しぶりぶりブリ大根
で、ございます。すいません。
こんな突然なのに覚えていてくださってうれしいです。
>うちの会社に祖父母がイタリア人のアメリカ人と、イタリア
>留学していたアメリカ人がいて、互いの練習のため
>にイタリア語で話していますが、きっとイタリア人が聞
>いたら笑うだろうな~。スゴイ英語訛とブロークンイタリ
>ア語(私)だから(笑)まぁ、イタリア人の英語もすごい
>けど。語学習得の道のりは長い。。。
日本語を話す外国人の場合、すごい大学教授で、めっちゃ語彙が豊富で(日本人でも知らないような言葉とか)、文法に関しても、かなりの高レベルな人であっても、いわゆる訛りが取れない人もいれば、すごく上手だけれど、読み書きができない人とかいますよね~。
その意味では、イタリア語って、日本人には発音しやすい言語だし、なんといっても意味ははわからずとも、読めないことはない。
書いた文章がヒドイっていうのは自覚してますけど。
その意味では、外国人が日本語を習得するよりは楽だろうとは思うんですけどね。
でもホント厳しいです。
あと、日本語を話す外国人に関しては、中国人、韓国人、タイ人、みんなかなり違うアクセントだし、欧米人に関していうと、ホントめっちゃ聞き取りにくい人が多い。
日本語の言葉の訛りと同じで、これは育った地域が影響するんだなぁ~って思います。