『007スカイフォール』見てきました。
前作の、『慰めの報酬』を見たのが、2009年の1月。えっもう3年もたったっけ?
って感じで、年々時の過ぎるのが早く感じます。
実は、『慰めの報酬』(←前回の感想)を見たとき、一体敵は誰なのかとかよくわからなかったんですよ。
ってことで、ちょうどこの『スカイフォール』の公開に合わせて、『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』をダニエル・クレイグシリーズとして、テレビ放映されたので、じっくり見ました。
でね、ようやく黒幕と思われる組織の名称とか、そういうのをしっかり復習して、今回の『スカイフォール』を見に行ったら、
今度は、全然関係がなかった。
がっちゃんの努力っていっつも空振り・・・
まぁでも、それでよかったけどさ。
前にも書いたけど、映画って、ドラマみたいに先週見た。ってわけじゃないから、3年も前に見た話しの続きで、007が愛した女の、元恋人とかが、いきなり登場しても、えっと、「コノヒトは一体ドナタ・・・」って感じで、混乱しちゃうんですよね~。
やっぱり007は敵味方がはっきりわかる、一話完結にしてもらわないとね~。
■映画:007 スカイフォール(原題/Skyfall)
■監督:サム・メンデス
■製作:マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
■脚本:ニール・パービス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン
■撮影:ロジャー・ディーキンス
■音楽:トーマス・ニューマン
■出演:ダニエル・クレイグ/ジュディ・デンチ/ハビエル・バルデム/レイフ・ファインズ/ナオミ・ハリス/ベレニス・マーロウ/
ベン・ウィショー、他
■製作:2012年/アメリカ映画/143分
『007 スカイフォール』公式ホームページ
_/_/_/_/_/_/_/_/_/
《あらすじ》
世界各地のテロ組織に潜入しているMI6のエージェント名簿を記録したハードディスクが、トルコで奪わる。ボンドは同僚のイブと共に犯人を追いつめるが、ボンドと犯人が列車の上で格闘している最中、Mの指令によりイヴが犯人狙撃を試みる。しかし銃弾はボンドに当たり犯人を取り逃がす。橋の上から渓谷へ転落したボンドは、そのまま行方不明になる。
リストに載ったエージェントが次々と殺害され、Mは責任を追及され辞職を迫られるが、拒否。しかしその直後、MI6本部が爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは現場復帰を決意する。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ここからはネタバレです。
「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品となり、「007」の通算は23作目で、1962年に第一作目の『ドクター・ノオ』が製作されてから、50周年の記念作品。ってことで、若干復古調なのと、一方で、今までとはかなり視点を変えた作品になっていました。テーマは組織と個人って感じかなぁ~。
つまり、個人の命の重さと、組織=国家を守ることを秤にかけたときに、どちらを優先するかってことなんだと思います。
ハイジャックや、銀行強盗でたくさんの人質がいるときの突入のタイミングを計る時に似てるかも。
スパイと言う職業の中で求められる忠誠心に対して、国が応えられなかった時の絶望はすさまじいだろうし、復讐したくなる気持ちもわかるんですけれど、それだけじゃぁねぇ~。って感じです。
ソ連邦の崩壊を描いた『ゴールデンアイ』の中で、007と一緒に活動していた006が、ボンドに見捨てられたことに対して、復讐心を燃やす。ってストーリーがあったけれど、それでもやっぱり組織とか、金とか、世界征服への野心とかそういうのも絡まって大がかりな作品になっていました。それに比べると、今回は、がっちゃんが生理的に嫌いな
『ストーカーの話』
だった。
結局狙いは、そこかーーーーー。
って感じで、007でおなじみの海外でのゴージャスな撮影シーンとの関連性が全くなくなってしまいました。
たとえば、最初にハードディスクを取り合うシーンは、トルコですが、だいたいなんで、世界中にいるエージェントの名簿がそんなところのパソコンにあるのか意味が解らない。
で、ボンドの肩に残っていた銃弾の破片によって、犯人を特定するんだけれど、えっと撃ったのは同僚のイブなんじゃないの?って感じだし、(もしかして、敵の武器だったのを取り返したのだったかどうかは、覚えてない)まぁそのあたりの「なんで?」を追及するのはヤボと言うものだから、スルーしたにせよ、行先は上海、マカオと007でお約束のゴージャスナイトが待ってるんですが、そこで起こる狙撃事件もなんか無理矢理な感じです。
女を使って、黒幕の元に行くのはいつもの手なんだけれど、そのボンドガールがあっさり殺されてしまうのが、ダニエル・クレイグ3作品に共通していて、
ナイトを気取るスパイ娯楽映画
だと思って見てる観客を白けさせてしまいます。
おなじみの秘密兵器に関しては、50周年を意識してか、ごくシンプルに。ってことだったみたいだけど、本人認証機能の銃と発信機だけって・・・なんだかなぁ~。
007っていうのは、近未来的な武器とか装置とかを駆使することが、観客にワクワク感や、ドキドキ感を与えるものだと思うんですよね。
たぶん、現実社会が進み過ぎて、そういう夢がなくなってきたのかなぁーーー。って思うけれど、そこは映画なんだから、そんなのがあったらいいな。って思えるものが登場してほしいです。
あっ、ちなみにロケ地に長崎の軍艦島が登場するんですが、島の遠景だけ。
中は撮影許可が出なかったとかで、他での撮影です。
そんなのさ、撮影クルーが怪我しようが、何しようが、そんなのは自己責任にして、莫大な撮影費を取って、やれば宣伝にもなるのに、どうせ、廃墟なんだから、壊そうがどうしようがもう構わないし、そこで映画を撮ってくれたら、言うことないと思うんだけど・・・
日本の官僚ってなんて頭が固いんだろう。
がっちゃんは、この作品にあまり高い評価はつけないけれど、それでも、
007ですよ~
世界的な興行収入が見込めるんだし、絶対、観光収入につながるはず。
日本での撮影なんてなんて今後もうあるかどうかわからないし、それもそんなすごい有名な映画。
都会と違って、(って廃墟だから)交通制限の必要なし。つまりそこにおける実生活への影響はないわけです。
本当にもったいない。って感じ。
たぶん、撮影どころか、立ち入りも制限したのか、日本人が見たら、絶対日本の風景じゃない。ってわかるセットになってました。
まっそんなことで色々辛口の批評も多いけど、とりあえず、娯楽映画と言う意味では面白かったです。
最後に、お楽しみのボンドガール
フランス人の、ベレニス・マーロウと言う方だそうですが、すごくシャープで、どこか東洋的な雰囲気の漂う女優さんです。
この写真では、叶恭子さんにも似てる気が・・・
前作の、『慰めの報酬』を見たのが、2009年の1月。えっもう3年もたったっけ?
って感じで、年々時の過ぎるのが早く感じます。
実は、『慰めの報酬』(←前回の感想)を見たとき、一体敵は誰なのかとかよくわからなかったんですよ。
ってことで、ちょうどこの『スカイフォール』の公開に合わせて、『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』をダニエル・クレイグシリーズとして、テレビ放映されたので、じっくり見ました。
でね、ようやく黒幕と思われる組織の名称とか、そういうのをしっかり復習して、今回の『スカイフォール』を見に行ったら、
今度は、全然関係がなかった。
がっちゃんの努力っていっつも空振り・・・
まぁでも、それでよかったけどさ。
前にも書いたけど、映画って、ドラマみたいに先週見た。ってわけじゃないから、3年も前に見た話しの続きで、007が愛した女の、元恋人とかが、いきなり登場しても、えっと、「コノヒトは一体ドナタ・・・」って感じで、混乱しちゃうんですよね~。
やっぱり007は敵味方がはっきりわかる、一話完結にしてもらわないとね~。
■映画:007 スカイフォール(原題/Skyfall)
■監督:サム・メンデス
■製作:マイケル・G・ウィルソン/バーバラ・ブロッコリ
■脚本:ニール・パービス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン
■撮影:ロジャー・ディーキンス
■音楽:トーマス・ニューマン
■出演:ダニエル・クレイグ/ジュディ・デンチ/ハビエル・バルデム/レイフ・ファインズ/ナオミ・ハリス/ベレニス・マーロウ/
ベン・ウィショー、他
■製作:2012年/アメリカ映画/143分
『007 スカイフォール』公式ホームページ
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《あらすじ》
世界各地のテロ組織に潜入しているMI6のエージェント名簿を記録したハードディスクが、トルコで奪わる。ボンドは同僚のイブと共に犯人を追いつめるが、ボンドと犯人が列車の上で格闘している最中、Mの指令によりイヴが犯人狙撃を試みる。しかし銃弾はボンドに当たり犯人を取り逃がす。橋の上から渓谷へ転落したボンドは、そのまま行方不明になる。
リストに載ったエージェントが次々と殺害され、Mは責任を追及され辞職を迫られるが、拒否。しかしその直後、MI6本部が爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは現場復帰を決意する。
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ここからはネタバレです。
「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品となり、「007」の通算は23作目で、1962年に第一作目の『ドクター・ノオ』が製作されてから、50周年の記念作品。ってことで、若干復古調なのと、一方で、今までとはかなり視点を変えた作品になっていました。テーマは組織と個人って感じかなぁ~。
つまり、個人の命の重さと、組織=国家を守ることを秤にかけたときに、どちらを優先するかってことなんだと思います。
ハイジャックや、銀行強盗でたくさんの人質がいるときの突入のタイミングを計る時に似てるかも。
スパイと言う職業の中で求められる忠誠心に対して、国が応えられなかった時の絶望はすさまじいだろうし、復讐したくなる気持ちもわかるんですけれど、それだけじゃぁねぇ~。って感じです。
ソ連邦の崩壊を描いた『ゴールデンアイ』の中で、007と一緒に活動していた006が、ボンドに見捨てられたことに対して、復讐心を燃やす。ってストーリーがあったけれど、それでもやっぱり組織とか、金とか、世界征服への野心とかそういうのも絡まって大がかりな作品になっていました。それに比べると、今回は、がっちゃんが生理的に嫌いな
『ストーカーの話』
だった。
結局狙いは、そこかーーーーー。
って感じで、007でおなじみの海外でのゴージャスな撮影シーンとの関連性が全くなくなってしまいました。
たとえば、最初にハードディスクを取り合うシーンは、トルコですが、だいたいなんで、世界中にいるエージェントの名簿がそんなところのパソコンにあるのか意味が解らない。
で、ボンドの肩に残っていた銃弾の破片によって、犯人を特定するんだけれど、えっと撃ったのは同僚のイブなんじゃないの?って感じだし、(もしかして、敵の武器だったのを取り返したのだったかどうかは、覚えてない)まぁそのあたりの「なんで?」を追及するのはヤボと言うものだから、スルーしたにせよ、行先は上海、マカオと007でお約束のゴージャスナイトが待ってるんですが、そこで起こる狙撃事件もなんか無理矢理な感じです。
女を使って、黒幕の元に行くのはいつもの手なんだけれど、そのボンドガールがあっさり殺されてしまうのが、ダニエル・クレイグ3作品に共通していて、
ナイトを気取るスパイ娯楽映画
だと思って見てる観客を白けさせてしまいます。
おなじみの秘密兵器に関しては、50周年を意識してか、ごくシンプルに。ってことだったみたいだけど、本人認証機能の銃と発信機だけって・・・なんだかなぁ~。
007っていうのは、近未来的な武器とか装置とかを駆使することが、観客にワクワク感や、ドキドキ感を与えるものだと思うんですよね。
たぶん、現実社会が進み過ぎて、そういう夢がなくなってきたのかなぁーーー。って思うけれど、そこは映画なんだから、そんなのがあったらいいな。って思えるものが登場してほしいです。
あっ、ちなみにロケ地に長崎の軍艦島が登場するんですが、島の遠景だけ。
中は撮影許可が出なかったとかで、他での撮影です。
そんなのさ、撮影クルーが怪我しようが、何しようが、そんなのは自己責任にして、莫大な撮影費を取って、やれば宣伝にもなるのに、どうせ、廃墟なんだから、壊そうがどうしようがもう構わないし、そこで映画を撮ってくれたら、言うことないと思うんだけど・・・
日本の官僚ってなんて頭が固いんだろう。
がっちゃんは、この作品にあまり高い評価はつけないけれど、それでも、
007ですよ~
世界的な興行収入が見込めるんだし、絶対、観光収入につながるはず。
日本での撮影なんてなんて今後もうあるかどうかわからないし、それもそんなすごい有名な映画。
都会と違って、(って廃墟だから)交通制限の必要なし。つまりそこにおける実生活への影響はないわけです。
本当にもったいない。って感じ。
たぶん、撮影どころか、立ち入りも制限したのか、日本人が見たら、絶対日本の風景じゃない。ってわかるセットになってました。
まっそんなことで色々辛口の批評も多いけど、とりあえず、娯楽映画と言う意味では面白かったです。
最後に、お楽しみのボンドガール
フランス人の、ベレニス・マーロウと言う方だそうですが、すごくシャープで、どこか東洋的な雰囲気の漂う女優さんです。
この写真では、叶恭子さんにも似てる気が・・・
またよろしくです♪