何でも発言

作っては破壊される世の中、世の為人の為の人生より自分が一番好きな事をやるのが一番では?(笑) 

年金資産 2000億円消失は事業の失敗?

2012-02-25 13:55:22 | Weblog

AIJ投資顧問株式会社(英語名:AIJ Investment Advisors Co,. Ltd)
http://www.aim-ij.com/

浅川社長の兼職の会社名がAIM Investment Advisorys Ltd
http://www.aim-ij.com/20120224-22rep.pdf

年金2000億円消失は事業の失敗か?とあるけれど、
私はそんな事業の失敗と簡単なものだと思わない。

2000億円が消えたわけではなく、どこかの懐へ行ったのだと思う。
2007年9月時点ですでにサブプライムローンで金融業界では危機が始まっていた。
浅川さんは元証券会社出身者のようだから
時期的に将来事業の見通しも既についていたのではないかと思う。

悪意があったかどうか?
悪意がないなら、頭が悪かったとしか言いようがない。
お金をどう流せば得をするか当然計算されていたと思う。

もし自分がこの事業をすると考えれば、
こんな簡素なHPを作ると思う?
これじゃ誰が見ても本当に事業をしているとは思わない。
顧客に信頼されるためにも、投資された資金の運用が顧客に安心を与えるものでなければならない、と考えるよね。。。
自分達は何者なのか、それを堂々と言えるビジネス。。。
かなりの報酬を得ているくせに、HPにかけた労力はほんのわずか。

具体的に変だと思う内容。
2010年の事業報告書をみると、
従業員役員合計12名で人件費2億3千万円。 単純に人数でわれば1人が得る報酬はかなりの額。
また日本橋ビルの約65坪(http://www.office-x-tokyo.com/detail/chu12a2-05/1
の賃料年間を3千3百万円の経費計上は高い方ではないだろうか? 
人数に対してのスペースも疑問だ。。。
推測だけど、保証金(敷金)12カ月分が1千6百万円だとしたら、
賃料、共益費、管理費の年間合計はせいぜいいっても2千万円が妥当では?

基本的に年金資産を預かって投資運用すればその資金は負債に乗せるべきではないだろうか?
営業外以外の収益が占める割合がこれだけ大きいなら、その収益を名目化する事も必要に思うけど。

AIJとAIMの関係が外部からの監視を逃れるためのものではないのかと思う。

彼らが資金を集めた時期が事業登録以降の2007年後半からなら、
市場の株価が下落していた頃かと。
なので、本当に投資していれば2010年には上昇していたのではないかな。。。

事業に失敗して消失したというより、
本当に事業に投資していたのか。。。
もし運用で利益を見込めなければどこかに隠そうと思うかもしれない。

一方、人間、いや野生の勘、こういう胡散臭い人達に近づくとそういう勘が働くと思う。
私だったらそんなうさん臭いところに預かっているお金なんて預けないな。
組合年金担当者はわいろ(リベート)をもらっていなかったかちゃんと調べた方が良いような。

追加、
この会社事業登録が2007年9月とあったので最近の会社かと思ったら、
http://online.wsj.com/article/SB10001424052970204778604577243311212648548.html
1989年からある会社だった。
それも2009年には業界では実態経済に合わないリターンを出していて注意が必要だと促していたよう。
資金がここに集まった理由に、企業の目減りした年金資産とAIJがかかげるHigh Returnが合致したのだろうと。

通常、経済状況を考えれば心理的に高リターンよりは安全運用を選択すると思うけど。。。
専門家と意見が一致しないのが私らしい。。。

コメント
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