北京生活日記

アメリカ系会社に勤める研究者の日本人ダーリンの仕事で北京に住んで4年目です。
写真いっぱいのブログです。

中国獅子と日本の獅子♪

2006年01月10日 | 生活
先日、中国の獅子を紹介しましたが、
日本にも唐獅子、狛犬、シーサーがいますよね。

日本の獅子は中国獅子とどういう関係があるのかな~?
と思って調べてみました。



写真は北京市内の寺院の門前にいる獅子です。

中国大陸から日本に直接渡ってきたのが唐獅子、
中国から朝鮮半島を経てきたのが狛犬、
そして中国から沖縄に伝わったのが
シーサーとなったそうです。

唐獅子が日本に伝来したのは唐の時代で、
日本では奈良・平安時代にあたり、
遣唐使や留学僧が中国を往来した時代でした。

中国獅子と同じで、
当初日本でも守護獣として用いられます。

ちなみに、そのころの獅子頭が
正倉院に宝物として保存されており、
これが日本各地に見られる獅子の原形と
考えられているそうです。



上の写真は日本のお寺にいた獅子です。

社寺にいる狛犬は、
高麗(こま)という朝鮮半島でおこった王朝があり、
ここから伝わったことから高麗犬とも書きます。

ところで、狛犬は左右に2匹いますが、
本来は「獅子・狛犬」とよび、
神殿に向かって右側で口を開けているのを獅子(阿形)、
左側で口を閉じたのを狛犬(吽形)
と区別していたそうです。

それが江戸時代に入り、
参道に定着するようになると、
まとめて「狛犬」とよばれるようになりました。

沖縄に初めて伝わった獅子は
首里城周辺に集中していることから
貴族階級の間で受け入れられていたものが
次第に庶民の間にも広まるようになったのではないか?
と考えられているそうです。

沖縄の屋根の上にいるシーサー、
個性があってかわいいですよね。

調べてみて初めて知ったことがあり、
そうだったのね~~って思ったのですが、
みなさんはどうでしたか♪