北京生活日記

アメリカ系会社に勤める研究者の日本人ダーリンの仕事で北京に住んで4年目です。
写真いっぱいのブログです。

世界遺産・故宮博物院!

2005年11月30日 | 故宮と中国皇帝
北京観光と言ったら、
一番最初に挙がるのが故宮ではないでしょうか?



北京中心にある天安門広場の
毛沢東の肖像画がかかっている天安門をくぐると
端門があり、それをさらに進むと
故宮博物院(紫禁城)の入り口「午門」があります。



故宮博物院は明・清代の491年間を
歴代皇帝24人が君臨した世界最大のお城です。

1987年に世界遺産に登録されました。

故宮は外朝と内廷の2つに分かれていて、
主な建物が6つ南北の一直線上に
並んで建っています。

地図の中央にある緑色の部分が
6つの主要な建物で、
手前の灰色が入り口「午門」です。

地図上の白い線は故宮内を流れる川です。



入口から出口まで直線コース
(地図の手前から奥に引いた赤線)で
外朝と内廷の6つの建物を見学するだけでも
1時間ほどかかります。

主な建物だけでなく
故宮内の他の建物も見学すると
2,3時間あっという間に経ってしまいます。

とっても広いですよね♪

皇帝と皇后に変身!

2005年11月29日 | 故宮と中国皇帝
中国の皇帝や皇后になれる機会があったら、
なってみたいと思う方はいますか?

故宮博物院(紫禁城)の入り口「午門」の手前で
皇帝や皇后に変身して記念写真が撮れる所があります。

レンタル衣装とメイク代で約150円(10元)、
写真は専門の人が撮ってくれて約600円(40元)、
女性だけでなく皇帝に扮する男性も、
写真写りを良くするためにメイクをしてくれます。



口紅を塗り、眉を描き足し、アイラインを引いて、
軽くチークまで入れて、
色は薄めですがフルメイクです。

皇帝や皇后の衣装を着て
それらしく見えるように
指導員のアドバイスを受けて
ポーズを取り写真を撮ってもらいます。



写真好きな中国の人には人気で
カップルや友人、親子で楽しんでいます。



故宮に来たついでに皇帝や皇后に扮する、
こんな思い出作りも楽しいかもしれませんね♪

陶然亭公園を散歩♪

2005年11月28日 | 生活
おそらく今週で北京のイチョウの葉も
落ちてしまうだろうと思って、
先週の北海公園に続いて、
一昨日、日曜日に陶然亭公園に行ってきました。

いかにも秋晴れという感じの空です。



イチョウ林は、葉が落ち始めて
黄色いイチョウのじゅうたんで
とってもきれいでした。



公園内には東湖、西湖、南湖と湖が3つあり
その真ん中に中央島という島があります。



島の中央には、五四運動以降に、
毛沢東と周恩来たち革命家が
中国共産党創設の準備をした
四合院づくりの建物
「陶然亭慈悲庵」があります。



写真奥にチラッと見える
丸い門が四合院の入り口です。

四合院を入った右手側の建物は
毛沢東たちがお茶をしながら
会議をした場所で当時のまま残っています。



そんな歴史のある陶然亭公園は
観光客が多い北海公園よりも
北京市民の人が多く
地元の人たちに密着した
憩いの場所という感じがしました。

お茶とひまわりの種を食べながら
トランプ遊びをしている人たちです。



公園でのんびりと過ごすのって、
気持ちいいですね♪


火鍋でぽっかぽか♪

2005年11月27日 | 食べ物
寒い夜には鍋が恋しくなりませんか?

昨日、火鍋を食べに行ってきました。

火鍋はいわゆる日本語で言う鍋のことで、
いろいろなスタイルがあるのですが、
今回は鍋が2つに分かれた
2種類のスープの鍋を注文しました。



赤いスープの中は、唐辛子と花椒(日本の山椒)、
油が入っていて、とっても辛いです。

白いスープの中には、
長ねぎ、なつめ、クコの実などが入っています。

2種類の味が楽しめるので「おしどり」という意味から
中国語で「鴛鴦鍋(ユエンヤングォ)」と言います。

注文した具は牛肉と羊肉、野菜です。
写真手前が牛肉、奥の筒状のが羊肉です。



羊肉は北京でとても人気があり、
鍋と言ったら羊肉を食べることが多いです。

最近、日本でも羊肉は人気があるそうですね。

鍋の中に具を入れて、
しゃぶしゃぶのようにして
そのまま食べてもおいしいし、
ごまだれをつけても美味です。

ごまたれ(写真右下)の中には、
お好みで香菜、ねぎの薬味をいれます。



写真左手前のにんにくは
甘酢につけた箸休めです。

野菜類でおすすめなのは、
意外かもしれませんが、
ほうれん草、レタス、春雨、じゃがいも、
が、火鍋とごまだれにぴったり合っておいしいです。

冬はいろんな鍋で暖まりたいですね♪

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」公開!

2005年11月26日 | 生活
シリーズ第4弾「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」が
北京で11月18日から公開されました。

日本も11月19日から先行上映、
今日11月26日から正式公開らしいですね。



昨日、ダーリンが勤める会社が
北京の映画館のひとつを貸しきって、
社員・家族に「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の
無料招待してくれたので観てきました。

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」公式サイトが見れます。

ハリー・ポッターのシリーズは中国でも、
とても人気があります。

中国語ではハリー・ポッターは
「哈利・波特(ハーリー・ポーター)」と言います。

私も大好きで第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」から
最新の第5巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」まで
本を持っていて、
これまで映画化された作品3弾のDVDも持っています。

本は内容が濃くて面白いし、
映画は約2時間半ですが、あっという間でした。
スクリーンだと迫力が違いますね!

今回はシリーズの中で
一番スケールが大きくて最高でしたよ~~~♪

北京オリンピック・マスコット決定秘話!

2005年11月25日 | 北京オリンピック
中国と聞いて、
みなさんはどんな動物を連想しますか?

先日、北京オリンピック・マスコット
「福娃(フーワー)」が決まりました
が、
5種類のマスコットの中に
親しみやすい孫悟空がいないことに
意外だと思われた方はいませんか?



(写真は干支の猿です。)

今までのオリンピックでは
マスコットが1種類のときが多かったので、
個人的には北京オリンピックも
パンダか孫悟空、もしくはトラかな?と思っていました。

実際は5種類の魚、パンダ、聖火、
チベットヤク、ツバメのマスコットに決まりましたが、
これが決定するまでに、
実は孫悟空と龍、虎も候補に挙がっていたそうです。

では、なぜ採用されなかったのかというと、
虎はソウルオリンピックのマスコットに採用されたので
今回は外されました。

孫悟空は世界的に有名すぎて、
知的財産権の問題をクリアしにくいから、
また魚のように吉祥幸福の意味が
ないからだそうです。



故宮をはじめ北京の街中でもよく見かける
ドラゴン(龍)は?というと、
中国のドラゴンは、
皇帝を表し吉祥幸福と考えられていますが、
西洋ではドラゴンは火を噴く悪魔の化身
として考えられているので
オリンピックにはふさわしくない
という理由で外されたそうです。

こういう話を知ると、
「福娃(フーワー)」は
厳選されたんだなぁという印象をうけますよね♪

※11月12日付け中国新聞「新京報」の記事を参考にしています。
 龍の写真は故宮の九龍壁で撮りました。


クリスマス・デコレーション♪

2005年11月24日 | 生活
今年も早いもので、1ヶ月後はクリスマスですね。

北京の街中でも、ぼちぼちクリスマスの飾りを
見るようになってきました。

昨日、我が家でもクリスマス・ツリーを出しました。



サンタクロースやエンジェル、松ぼっくりや
雪だるまの飾りがどこから見ても
均一に見えるよう飾りました。



壁には、母が作ってくれたパッチワークの
雪の結晶をイメージしたクリスマスの壁掛けと、
東京で一緒に買い物に行ったときに見つけた
サンタ・クロースを飾りました。

サンタクロースの木製の球の足は、
触るとブラブラゆれて、ちょっとかわいいです。



実は我が家のクリスマス・ツリーは
去年、北京市内のカルフール(フランス系スーパー)で
出すにもしまうにも場所を取るから、どうしよう?、
でもどうせなら大きいクリスマス・ツリーが欲しいと
散々迷った挙句買った、高さ160cmのツリーです。

夜になって部屋を暗くして、
ツリーの電飾のスイッチを入れたら、
お部屋の中がぐっとクリスマス・ムードになりました。



こうして今年も出してみると、
やっぱり大きいクリスマス・ツリーにしてよかったなぁと
思いました。

クリスマスまであと一ヶ月、
楽しく過ごしたいですね♪

少数民族ファッションショー

2005年11月23日 | 中国の少数民族
今日は日本は勤労感謝の日で祝日ですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?

今日は久しぶりに中国の少数民族について
紹介したいと思います。

中央民族大学の敷地内にある「民族博物館」では、
中国の少数民族に関する衣装、生活、
宗教関係のものが展示されていて、
学生さんが展示品をひとつずつ説明してくれます。

その中で少数民族の衣装に注目してみたいと思います。



上はモンゴル族(蒙古族)の女性用のコートで、
彼女たちは長い髪を大切にしており、このコートの内側に
大事な髪を入れて乾燥した空気から髪を守るそうです。

モンゴル族の男性のレスリング用の衣装です。



この衣装は裸のまま着るのですが、
衣装の中央の広い部分が背中にあたり、
袖を通し、ベルトを締めて、
お腹部分は裸のままです。

モンゴル族のレスリングは
ひじ・ひざが地面に先についた方が負けになります。

ハニ族(哈尼族)の民族衣装、
とてもシンプルですが、
何でできていると思いますか?



実は、この衣装は樹皮から作られています。

木を削り、加工しやすいように水に浸して
木の皮をやわらかくし、天日干しにしてから
木の皮を裁断し縫い合わせて衣装を作っていきます。

上下の服だけでなく手袋、帽子、靴と
小物まで木の皮から作ります。

でも、残念なことに現在は
民族衣装を着る習慣がなくなってきていて、
後継者がいなく年配の方しか作れない
貴重なものなってきているそうです。

チベット族(蔵族)の男性用の衣装です。



大きな赤い花は蓮の花で
茶色の鳥に見えるのはコウモリです。

勘のいい方はお気づきかもしれませんが、
中国の吉祥幸福と言われる
蓮の花とコウモリをあしらい、
一部に金糸を使った豪華なデザインになっています。

こうして民族衣装を見ていると、
少数民族に対して、興味が沸いてきませんか?

パンプキンスープと南瓜饅頭♪

2005年11月22日 | 食べ物
10月31日付け「今日はハロウィン!」で紹介した
オレンジ色のかぼちゃをそろそろ食べようと思い、
朝食用のパンプキンスープと
おやつに南瓜饅頭を作ってみました。

カボチャを半分に切ってみると、
中身もオレンジ色に近いです。



パンプキンスープは水を一切使わず
牛乳だけで作ったので濃厚な味になり
軽く焼いた麦パンとピッタリあいました。



南瓜饅頭(ナングアマントウ)は
中華スイーツのひとつで、
小麦粉から皮をつくり、カボチャのアンをのせて
丸めてアクセントにクコの実をのせて蒸しました。



北京のレストランでは饅頭を蒸さずに
平らな丸型にして上から白ゴマをふって揚げた
南瓜餅(ナングアビン)というメニューもあります。

ですが今回は、
ちょっとでもカロリー控えめになるかな?と思って
蒸してつくるまんじゅうにしてみました。

かぼちゃの素朴な甘さと、
まんじゅうの皮がもちもちして、
おいしかったです♪


北海公園を散歩♪

2005年11月21日 | 生活
昨日、午後から太陽が出てきたので、
北海公園に行ってきました。

ここは北京中心から北西にあり、
故宮後ろの景山公園からも
北海公園の湖「北海(ベイハイ)」が見えます。

北海という湖には島があり、
島の真ん中に白塔という
チベット仏教のお寺が建っています。



湖のほとりの柳の木は黄色く紅葉していました。



園内にある静心斎は、
清代の皇帝が夏に公園に遊びにきたとき
立ち寄った場所で、
清代の最後の皇帝溥儀が
回顧録を書いた場所でもあります。



実は以前、北海公園は
毛沢東の夫人・江青がとても気に入って
北京市民の入園を禁止し
自分の公園として独占した歴史があります。



今は、誰でも入園できて、
市民の憩いの場所となっています。

とても広い公園で1時間くらい散歩してたら、
ちょっと肌寒くなってきましたが、
「北京で一番美しい公園」と言われるだけあって、
のんびりとした雰囲気で気持ちよかったです♪