北京生活日記

アメリカ系会社に勤める研究者の日本人ダーリンの仕事で北京に住んで4年目です。
写真いっぱいのブログです。

中国の国慶節・内モンゴル旅行へ♪

2006年09月28日 | 北京で日本語教師
中国建国記念日にあたる10月1日から7日までの1週間、
中国は国慶節と呼ばれる大型連休になります。

北京、このところ毎日快晴で気持ちのよい日が続いています。

先週末あたりから北京は中国各地から訪れる観光客や
地元の人たちの買い物や外出で大混雑で
国慶節前にもかかわらず車での移動も通常の2倍以上の時間がかかる状況です。

内モンゴル出身の生徒さんが国慶節を利用して帰省するのですが、
「もしよかったら一緒に内モンゴルへ行きませんか?」と誘ってくれました。

なので、明日29日授業後に彼女と一緒に内モンゴルへ行ってきます。

北京から内モンゴルは汽車で約20時間の旅です。
汽車でのそんな長旅は初めてですが、
中国では汽車旅20時間なんてよく聞く話で
3,40時間以上かかるよ~なんて笑って話されることもあります。

中国は広し!日本人とは距離感覚が違いすぎますよね~(笑)。

寝台列車に乗って内モンゴル到着は翌日30日の午後、
北京には3日お昼に戻る予定です。
ブログはその間、お休みさせていただきますがよろしくお願い致します。

それでは、ずっと行ってみたかった内モンゴルへ行ってきま~す♪

北京・日本語教師を続投することに♪

2006年09月27日 | 北京で日本語教師
縁あって8月19日から9月15日まで期間限定で
日本語教師バイトをする機会に恵まれたのですが、
先日そのまま継続を!というお話をいただいたので、
これからは無期限で日本語教師をすることになりました♪

なので、実は15日以降も授業を担当していました(笑)。

最初は日本語教師って一体どんな仕事なんだろう?と思ったのですが
今は日本出発日に向けて生徒さんと一緒に
出発日までの時間を逆算しながら毎日授業をすすめていくことで
日本で仕事するという共通の目標があって楽しいな~と実感しています。

9月19日、自分が担当した2人目の生徒さんが日本へ出発しました。

その生徒さんからも日本での近況メールが届きました。
生徒さんとこういう関係が続いたら嬉しいですね。

これからも生徒さんと一緒にがんばっていきたいな~と思っています

中国・世界遺産のイ和園へ♪

2006年09月26日 | 生活
日曜日は北京中心から北西にある世界遺産の頣和園に行ってきました。

現在の頣和園は西太后が海軍の国費を流用して再建した
豪華な宮廷庭園になっています。

写真の東宮門にかかる「頣和園」は光緒帝の直筆です。



総面積約290ha(故宮の4倍以上、甲子園の70個分以上)のうち
3/4を占める「昆明湖」で遊覧船に乗りました。



昆明湖に沿って続く約720mの長廊は別名「画廊」とも呼ばれ、
神話や歴史物語、花鳥風月などが描かれていて同じ絵は1枚もないそうです。





昆明湖を掘った土を盛り上げて作った「万寿山」には
頣和園の中心的建物「仏香閣」が建っています。



仏香閣では高さ41m八角8層の塔になっています。

万寿山を登って昆明湖と反対側に下ると、
東洋のベニスと言われいている蘇州を再現した蘇州街が広がります。





なんとも贅沢な庭園だと思いませんか(笑)?

蘇州街の茶芸館で中国茶をいただきました。
庭園でお茶をいただきながら、しばし休憩。

お茶にはお茶菓子がついてくるのですが、「こんなにたくさん!」と両親も驚きでした。



中国茶はお湯を足しながら何杯でもいただくもの、
飲めば飲むほど味がまろやかになり、
時間をかけてゆっくり楽しむものだからお菓子もその分多いのでは(笑)?!

頣和園、広大な土地に大きな湖と山に中国建物があって
やっぱり中国は故宮や長城のように大きなものが大好きなんだな~と思いましたが
余裕を楽しむ中国の良さも伝わるといいな~と思いました♪

北京・世界遺産の万里の長城の八達嶺♪

2006年09月24日 | 生活
今、東京から両親が北京に遊びにきています。

昨日は世界遺産の万里の長城へ行ってきました。



気温は28度と快晴で、さわやかな風が吹き半そででちょうどいいくらいでした。

自分にとっては6,7回目の長城ですが、
そのスケールの大きさとよくこんなすごいものが造れたな~と
毎回感心してしまいます。





写真で見るのと実際に登るのとでは、やはり違って、
急勾配の坂道を登るには足がガクガクになり、
降りるときは手すりにつかまりながらでないと怖いですが
造った人たちはもっと大変だったろうな~と思います。



万里の長城と一言でいっても、スポットはたくさんあります。

万里の長城、北京近郊で一番有名な八達嶺だけでなく
長城一の名所と言われる司馬台、
自然のまま風化していく蟠龍山もいつか行ってみたいですね~♪

中国・世界遺産の九塞溝でブルー浴♪

2006年09月22日 | 旅行
黄龍に引き続き、九塞溝を紹介していきます♪

九塞溝、チベット族の村である「塞」が9つあったことから
この名前が付いて100近い湖沼に滝からできています。

一体、どんなところにチベット族の人たちは住んでいたのでしょう?

このエメラルドブルーの水!



九塞溝の一番の見所「五彩池」です。





九塞溝のコースは右と左に分かれており、
左のコースで片道約15kmあり巡回しているバスで一機に
「五彩池」まで登ってから来た道を降りるらしいのですが、
ダーリンは帰りはバスを使わず歩いて降りました。



何よりよかったのは、他に誰も人がいなかったことだそうです。







九塞溝、こんな場所を独占してみたいな、なんて思いませんか(笑)♪

世界遺産・黄龍の五彩池と黄龍寺♪

2006年09月20日 | 旅行
世界遺産の黄龍、今日の紹介でラストです♪

黄龍はスタート地点からコース最終地点の標高3800mまで
下写真のようなハイキングコースに沿って登っていきます。



先日紹介したブルーの湖を過ぎると前方には雪山が見えてきます。

さらに行くとチベット仏教(別名:ラマ教)の寺院「黄龍中寺」に着きます。





チベット教寺院は色鮮やかで
柱や壁に描かれた絵がユニークな感じがしますね(笑)。



上写真中央の金色の鐘のようなものは何か?というと、
手で回転させるごとにチベット経典を読んだことになるもので、
観光客はみんなグルグル回していたそうです。

お寺を後にしコース最終地点の手前に来ると
黄龍で一番の見所「五彩池」が広がります。
五彩池は693の小湖からなり場所や時間、天候によって
水面が黒、白、黄、緑、青色に変化するそうです。







人が小さく写っていることから五彩池はかなり広そうですね~~。

実は、黄龍の美しいブルーの水は自然保護のため、
入ることはもちろん手で触れることもできないそうです。
なので、どれくらいの水温でどんな感触かは想像の世界になりますね(笑)。

五彩池のほとりには「黄龍寺」が建っています。



ここは「黄龍真人様」という黄龍の神様が祭られていて、
寺の真下にある黄龍洞の水は「天が授けた神の水」と言われて
どんな病気にも効くと伝えられているそうです。

ユネスコ(UNESCO)世界遺産ロゴと黄龍の石碑です。



石碑の右下に東経103度49分、北緯32度45分、
五彩池・黄龍寺は海抜3553mと記してあります。

黄龍のコースは右と左の2つに分かれいていて、
ダーリン一行は左のコースの往復8kmで約4時間かかったそうです。

せっかく行くなら、やっぱりゆっくり時間をかけて見てみたいですね~~(笑)♪

次回は世界遺産の九塞溝を紹介しますね♪

世界遺産・黄龍でチベット族に出会う♪

2006年09月19日 | 旅行
黄龍、つい神秘的なブルーの小湖にばかり目がいってしまいますが、
深い森林や山があるからこそブルーが映えるんだろうな~、なんて思いました。





小湖の中からも木が生えているのがわかるでしょうか?

その山の中で中国の56少数民族のひとつのチベット族に出会いました。
(下はお土産写真の中でもお気に入りの一枚です(笑)。)



中国内陸に位置するチベットのみならず成都が省都である四川省も、
チベット族が住んでいることで知られています。

写真の女性たちは一般の観光客として黄龍に訪れた人たちです。

なので、着ているものも観光地などで働いているチベット族の人たちが
着ているような豪華な民族衣装ではなく普段の衣装を着ています。



普段着といってもチベット族が大事にしている
ターコイズや赤珊瑚がついたりっぱなベルト、イヤリングは外せないようですね(笑)。
黒スカートの折り返し部分はちょっと着物の帯にも似ていませんか?



上写真は森林に自生している高山植物です。

北京街中ではチベット族の人はほとんど見かけないです。

自分が黄龍に行った時にも、
チベット族の人に会えたらいいな~~と思っています(笑)♪

中国・世界遺産の黄龍♪

2006年09月17日 | 旅行
9月10日、成都から約40分間のフライトで九塞&黄龍空港へ到着しました。



空港の天気予報によると黄龍の気温は0度から-3度となっています。



実際はそれほどは寒くなかったそうです。
それでも9月半ばで長袖にジャンパーは必須でした。



入口から左と右の道に分かれていてダーリンたち一行は左のコースへ向かいます。

標高3300mから登り始めてコース終点標高3800mまでの500mの高さを
4kmを歩いて登っていき、往復で8kmのハイキングです。

標高が高いので途中で具合を悪くしたり高山病になる仲間も出たそうです。

どうでしょう?このブルーの水!



山の木々が水面に鮮明に写っているのがわかるでしょうか?

まるで龍のウロコのように見える黄龍は
石灰岩の層が棚田のように続いていて約3400の湖沼からできています。



上写真は先端で終わっているように見えますが、
この下もずっと棚田のような小湖が続いているそうです。





写真ではわかりにくいですが、石灰岩だけに見える茶色い部分でも
実際は水がチョロチョロと下へ下へと流れています。

黄龍、ぜひ自分の目で見て、その空気を感じてみたいですね~~(笑)♪

いざ成都へ♪

2006年09月15日 | 旅行
12日夜、ダーリンが成都・九塞溝・黄龍旅行から帰宅しました。

さっそくお土産写真を見せてもらうと、
九塞溝と黄龍の世界遺産はあまりの美しさに「すごい!」の連続でした。

なので、こちらでも順を追ってバシバシ写真を
アップしていきたいと思います(笑)。



北京から成都航空へ、約2時間半のフライトで到着です。



成都はパンダ研究センターがあることでも有名なので
空港を出るとパンダのオブジェがバーンと建っていました(トップ写真)。

成都は想像していたよりも大きく発展した街で
東京の新宿のように雑居ビルが続いているそうです。

北京では高層ビルが多く雑居ビルはほとんど見かけないです。



成都ではダーリンは2日間ホテルに缶詰状態で
仕事だったので観光はなし、夜だけ食事しに街中に出ました。

食事はもちろん本場の四川料理を!
北京で食べる四川料理もおいしいのですが、
乾燥した花椒ではなく生の花椒が小枝ごと料理に入っていて
とても複雑な辛さでおいしかったらしいです。

やっぱり現地に行かないとわからないものですよね~。
生の花椒が効いた四川料理は一体どんなものなのか?
いつか行かなくちゃ~~、ですね(笑)☆

3日目からは観光に入ったので、次回は世界遺産の黄龍を紹介しますね♪

北京・胡同で楽しく生きる人々♪

2006年09月14日 | 生活
昨日紹介した前海と後海の続きです。

三輪車の運転手さんに写真を撮らせてもらいたいとお願いしたら
笑顔でピースサインをしてくれました(笑)。



三輪車だけでなくセルフでこぐ3人乗りレンタル自転車屋さん前です。



湖のほとりでレース編みやビーズ作品を作る、おばさま4人グループ。



写真をお願いするとみなさん、
「ダメダメ、今日はお化粧してないから写真には写れないわ」
と一度は断られたものの、「じゃあ私が」とモデルになってくださったおばさまです♪

お仲間のおばさまが「せっかくだから作品も一緒に」と、
腕に載せてくれました。

別のお仲間が「髪型も整えないとね」と手ぐしで梳いてくれます。
いくつになっても気心の知れた友人がいるのはいいな~と思った瞬間でした。

「好きで毎日作っていると、どんどん作品がたまるばかりだから
こうしてみんなでおこづかい稼ぎしてるのよ(笑)」



色鮮やかなプチバックやポーチ、小銭入れ、携帯ポーチなどです。

下の写真は何だと思いますか?



小さな竹かごの中にいるのはキリギリス、
そう、麦藁帽子をかぶったおじさんはキリギリス屋さんなのです(笑)。

キリギリス、けっこう大きな声で鳴いて、
胡同(フートン)の壁や玄関、外で将棋をさすおじさんのそばにと
この時期になると見かけます。

北京の街中には胡同がたくさんありますが、
北京オリンピックのため保護区に指定された胡同以外は、
ほとんど取り壊され高層ビルや道路になる予定です。

昔から何世代にも渡って胡同に住んでいる人たちの
笑顔を奪うことはあまりに寂しいです。
壊してしまったものは元に戻せません。

北京の人々みんなが幸せに暮らせる北京でありますように