猫と惑星系

押し記事 星間微惑星。 天体の翻訳他、韓流、花の写真を掲載。

急げ、あかつき

2010-12-30 21:19:33 | 金星
画像版権:JAXA
おやじの妄想100%です。6年も待てません。
早く金星を周回遅れにするには、あかつきの公転軌道を小さくするのが一番。
燃料を酸化剤より多めに燃焼室に送り込まないと、またOMEを壊してしまいます。
燃料系の逆止弁が復活する可能性は低いと思うので、酸化剤側のラッチバルブGLVか大元のHLVを閉めてOMEを噴射する前提です。
どんだけ推力が確保できるか不明ですが、あかつきが丈夫なうちに金星周回軌道に送り込む可能性を上げるには、これしか思い付きません。
あかつきが近日点に来たらOMEの推力確認を兼ねて逆噴射。最小公倍数的な計算だと公転周期200日だと5年。197日だと4年4ヶ月。193日だと3年8ヶ月で金星に追い着きます。
実際は、周回軌道に投入するため金星に追い着く手前で公転軌道を大きくする軌道変更操作が出て来ると思います。
太陽に近づく事による過熱の心配はしていません。反射率78%の金星を回るように作られたあかつきが、金星軌道から2割ほど太陽に近づくだけで壊れるほど軟な設計になってるとは思えません。
推力が足りない時は、ラグランジュ点から観測するか、(小)惑星探査機。


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2 コメント

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OMEの復活を祈って (やぎ)
2010-12-30 22:24:09
こんばんは。
何はともあれ、OMEエンジンが使えないことにはどうしようもないので、何とか使えるようにする妙案を編み出してほしいものです。
Venus Espressとの共同観測ができなかったのがとても残念でしたが、私は密かにBepiColomboとの共同観測に期待しています。日本の2機の探査機が共同探査なんて、夢のようですよね。
それまでたっぷり時間がありますが、はやぶさが持ち帰ったサンプルをじっくりとしゃぶり尽くしましょう!
というわけで、今年も「はやぶさ」「あかつき」「イカロス」と楽しませてもらえました。来年もまた、日本の宇宙開発・天文学にとって飛躍の年となりますように。
それではよいお年を。
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復活は可能 (bbsawa)
2010-12-31 20:27:17
こんばんは
コメントありがとうございます。
OMEエンジンは現状でも30秒程度なら使えると思います。問題は推力確保と連続運転時間を延ばす方法です。
おーっベピコロンボは、金星で2回減速スイングバイをするので、共同観測出来ますね。
あかつきの推力か連続運転時間が足りない分は、エアロキャプチャーに頼るしか無いですが、ビーナスエキスプレスは、金星の上層大気観測を兼ねて遠金点を下げるために、定期的に太陽電池パネルを大気に差し込んでいるので、高度200km程度で金星をかすめれば少しは減速できるはず。
本当に、今年は「はやぶさ」「イカロス」大活躍だったので「あかつき」その流れで復活して欲しい。
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