アストロアーツの『太陽系以外では初、軌道が揃った惑星系』の記事を見て、「なんで初なの」と思い自分のblogを見直して見ると。
確かにHARPS等視線方向速度から多惑星系を検出した場合、中心恒星を地球から見て前後に動かしてるとは言え、全惑星の公転面が揃っている証拠にはならない。
しかし、ケプラーやコローの様なトランジット(系外惑星の恒星面通過)検出の場合は、全惑星の公転面が揃っている証拠になります。
今回の場合は、中心恒星の自転軸を黒点の動きから解析した結果、惑星の公転面と恒星の赤道面が一致していた。
太陽系は惑星の公転面が7度程太陽の赤道面から傾いているんですが、それぐらいは許容範囲なのか計算誤差範囲なのかは不明です。
黒点の動きから軌道傾斜角を導き出す方法は、系外惑星の軌道傾斜角を導き出すには、ロシター・マクラフリン効果を利用するもんだと思い込まされていた人間には目からウロコです。
. . . 本文を読む