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ハリルホジッチ解任への道、東アジア選手権(E-1選手権)韓国戦の大敗とマリ、ウクライナ戦のビジョンの見えない戦い

2018年05月29日 | 日本代表(サッカー)
 Blogでは私自身の記録的な意味合いで日本代表の試合の振り返りをしていますが、最近、リアルタイムな更新が崩れてきて、ほんと忘れた頃にUpする事が多くなっていました。そんな中でのロシアワールドカップ3ヶ月前のハリルホジッチの解任。まさに電撃です。
 これはほんと予想していませんでした。
 ハリルホジッチ監督の解任の気運が高まった時はこれまでもありました。私自身も危機感を持った時期はありました。

 アジア最終予選は、ホームでのUAE戦を敗戦という最悪のスタートを切り、そして第3戦(ホーム・イラク戦)にして崖っぷちの戦い。そのイラク戦も、山口蛍の劇的逆転弾がハリルの首をつなげたといってもいい。同点のまま終わったらここでの解任もあったと思う。
 しかし、そこから敵地でのオーストラリア戦は徹底的な現実主義できっちり引き分け勝ち点1をとり、ホームでサウジを迎え、清武のPKで先制、原口の2点目が効いた。終盤のサウジの猛攻に耐え2-1で逃げ切る。
 2ndレグは、因縁のUAE。チームはリルハはUAEを研究し、それ様に戦術と選手(今野)を起用し、見事に敵地で完勝。この試合でハリルホジッチの奇術師と呼ばれる所以を感じた。波に乗ってくると思ったけどイラク戦でまた疑問をもった選手起用で引き分け。が、ハリルホジッチの試合の中でもベストの一つと思うオーストラリア戦を完勝し、ロシアW杯の切符を手にする。この勝利でほぼハリルでロシアW杯を戦うと思わせた。
 がワールドカップを見据えたサウジ戦でまた手応えを感じない内容・・・

 協会内でも、アジア最終予選でハリルホジッチの解任が議論されたことがあったようですが、追い込まれた所でハリルホジッチは結果を出した。
 しかし、ここにきてワールドカップ3か月前での解任です。よほどの決断です。
 伏線は昨年末からあった。
 ブラジル、ベルギーというW杯優勝国とマッチメイクできた。ここでは守備の連携の手応えは感じた。
 ただし攻撃のプロセスはみえなかった。相変わらずのすばやい縦へのカウンター。その流れでのゴールはなし。

 そして、東アジア選手権(E-1選手権)の韓国戦の歴史的大敗もそのきっかけとなった。

 東アジアカップ、最近はE-1選手権というみたい。中央アジアや、中近東を含まない東アジアエリアの国で2年に1回開催され頂点を争う。東アジアのトップ国となれば、日本代表と韓国。そして中国が迫ってくる感じでしょうか。(オーストラリアは招待国扱い)
 ただ時期的に、フル代表が招集できない時期で、国内組で編成されることが多い。だいたいW杯前に開催され、代表の軸となる海外組は日程的に招集することが難しく、国内組での編成を余儀なくされる。
 が見方を変えれば、新たな選手の発掘ともなり、優勝した2013年は山口蛍や大迫、柿谷が活躍しそのまま代表入りしW杯でも戦った。
 振り返ると前回の2015年、就任したばかりのハリルホジッチが率いいたけど、1分2敗で1勝もできずに最下位になっている。この時も、ハリルの戦術が日本代表と噛み合わなく内容もさいあくだった。代表の試合とは思えないひどい内容だった。とにかく普通に見ていておもしろくない。武藤、柴崎、宇佐美というタレントがいるのに全然活かせてないという。この時、ハリルホジッチでワールドカップ予選戦って大丈夫なのって思った。

 そして今回の2回目の東アジアカップ。やはり国内組を中心に編成。軸の一人となる山口蛍は負傷で選出されず。浦和勢もACL出場の関係で選ばれず、DFの軸となる槙野もいない。
 今回も、中盤の組立を重要視しない、縦に速い攻撃に取り組んでいるけど、それが機能していない印象。
 初戦の北朝鮮戦。北朝鮮が堅守速攻を徹底した。ロングパスを多用しシンプルに攻めてくる。こういう相手にハリルジャパンは相性が悪いというか、全然いい試合ができない。北朝鮮にシュート打たれまくりだけどGK中村がファインセーブを連発。格下、北朝鮮相手に引き分けかと思ったら、ハリルの申し子・井手口がロスタイムに強烈ミドルを決め勝利。
 次の中国戦。大島の活躍が目立つ。伊東純也も新星かと思わせる可能性。が大島の負傷退場(なんて運のないと思ったけど)で一気にバランスを崩すも、後半の終盤、小林悠のFWの執念を感じるゴールと昌子のスーパーロングシュートで勝利。
 しかし、決勝的な対戦となった韓国相手に1-4の大敗。点差もさる事ながら内容がひどい。



 守備がベースであるハリルJAPANの守備がガタガタ。プレスが遅く、サイドはえぐられるわ、押し込まれるわ。シュートも16本打たれてる。
 CBの昌子の評価も一気に下がる。そして吉田麻也のいないDFの弱さも露呈。
 一気に注目されたGK中村航輔も止めれない。振り返ることも難しい試合内容でした。
 
 国内組と海外組の実力の差が歴然となったと感じていたら、ハリルが衝撃的なコメントを発する。「(海外組を入れた)A代表っだったとしても、この韓国に勝てたかわからない」と。これは各方面に遺恨を残す発言だったと思う。一部ではこの発言とこの試合内容がハリルホジッチ解任の引き金となったと。
 私も「何、それって。これまでの自身の積み上げたものを否定するってことなの??」って思った。
 ハリル自身、相当負けることを嫌う監督(監督なら当然だろうが)のようだが、不甲斐ない試合に皮肉もこめて発したのかもしれないけどこの発言はひどかった。
 このE-1選手権、伊東とGK・中村、大島が印象に残りはしたけど、大会を通しては、Jリーグ国内組とA代表海外組の差を印象づけた。
 危機感を持ったままワールドカップイヤーの2018年を迎える事となった。

 そしてワールドカップ前の総仕上げ的な試合。相手は仮想セネガル。ランキング的には日本より下の67位。
 そして先発。



 宇佐美が帰ってきた。1年9ヶ月ぶり(代表自体も9ヶ月ぶり)の先発。吉田麻也は負傷により招集されず。そして右サイドに初出場の宇賀神。森岡をトップ下。
 ここにきてまだ新しいメンバーを試すのかとは思った。ほんとメンバー固定されない。
 宇佐美の動きはいい。ボールを持ったとき雰囲気がある。可能性を感じさせる。そしてシュートも放つ。
 久々の久保の動きもいい。速いカウンターに反応してる。
 しかし、速いカウンターで相手陣営に攻めるけど、カウンターでない場合、連動して動くとかではなくただボールを回すだけで、出しどころもなく非常に窮屈な感じ。
 
 

 後半、新しい才能、23歳中島翔哉も登場。これまた新しい選手。そして動きがいい。中島が入ってテンポがよくなる。
 しかし、ゴールをわる気配がない。後半30分本田も投入。
 中島や本田が入ることによって明らかにタメができリズムもよくなる。でもこれはハリルが望む戦術ではなないんだよな。
 このまま敗戦なのかと思っていたら、ロスタイム、ドリブル突破で攻め込む中島が攻め込む。そして三竿のシュート性のクロスにダイレクトに合わせてゴール!素晴らしい。
 ここにきて最終秘密兵器の登場だぁ~と思った。
 マリはランキング以上の強さだったのか、アフリカチームとの相性の悪さも残った試合だった。

 そしてウクライナ戦。ランキングは日本より上の35位。しかし、4年前のザッケローニJAPANだったらこのランキングの相手にもほぼ勝ちきっていた印象。
 マリ戦とメンバーも大幅に変えてきます。何度も言いますが、ここのきてまだいろいろな選手を試す感じ。それだけハリルは最終の23人を絞りきれていないのかという感じ。



 最終的に、ワールドカップ前にコンディションのいい選手を選ぶという感じなのか。そこに過去の栄光とかもない。
 先発の本田は期するものがあったと思う。久々の柴崎がトップ下に入る。
 後に放送されたNHKのプロフェッショナルで、あえてハリルサッカーに異議をとなえる、自分なりの戦い方を示したという。それはかつてのザッケローニのサッカースタイル。ボールを支配し、パスの連動性でリズムを作り攻撃を組み立てていく。しかし、本田自身ゴールすることもできず、試合の結果も敗戦。
 ある意味、このままハリルが監督をしていたら謀反を企てた本田は選出されなかったかもしれない。
 ウクライナ戦も、単調なショートカウンターと、カウンターでない場合は攻撃の糸口が見いだせないパス回し。
 そんな中、柴崎の攻撃的センスとパスの技術の高さを感じた。槙野のゴールも演出した。

 このベルギー遠征の2試合の戦い方で、選手のハリルホジッチの戦術に対しての不信が決定的となった。
 それはTV中継を見ていて素人のオレにも日本代表の、W杯3か月前にして迷走している日本代表を感じた。
 しかし、ハリルホジッチは、このテストマッチも踏まえ、チームハリルで研究した相手チームにあわせた戦術と選手起用を本番でぶつけてくるプランだったのかもしれない。
 がそうであったとしても日本代表の良さを感じない危機的な試合内容だった。
 何よりも流れからのゴールがない。中島翔哉という才能が可能性を感じさせるボレーシュートを決めてくれたけど、あとはセットプレイからの槙野のヘッドの2点。ある意味槙野すごいけど。
 ハリルジャパンの戦い方に限界を感じ、信じれなくなった代表格がチームキャプテン・長谷部と本田と言われている。
 が選手が協会に進言したからと言って簡単に解任できるものでもないだろう。
 日本サッカー協会でも、ハリルホジッチの戦い方に限界を感じての解任だったと思う。
 
 ハリルホジッチの無念さはどれほどのものかと思うし、この最後の最後で解任といタイミング。
 ベルギー遠征で、結果はもちろん内容も求めるぞと事前に協会から言われていたらハリルホジッチもまたちがったスタンスで望んだのかもしれない。
 しかし、自身がロシアでも率いる事を信じて疑わなかったから、この遠征もテストをした印象はある。
 最終的にワールドカップ本番で結果が出れば良いのだから。
 が、その結果が出そうにない内容だったのはたしか。
 就任当初は、日本代表のFIFAランキングも20位代まで上げてきたいと述べていましたが、ランキングも下がる一方。2017年12月時ではこれまでの中でも最低水準の57位まで下がっている。
 正直な所、ハリルのサッカー、見ていてふつうにおもしろくないんだ。日本の良さを、才能ある選手の良さが引き出されていない印象ももつ。

 ロシアW杯に道いてくれたハリルホジッチには感謝だけど、こうなった今、後ろは振り向かず新たな日本代表に期待と希望をもって応援する!

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