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W杯直前ラストマッチ、パラグアイ戦、パラグアイが日本代表を元気にしてくれた

2018年06月18日 | 日本代表(サッカー)
 本番1週間前にテストマッチが組めるというのもグッド。特に直前に就任した西野監督、日本代表にとっても重要な試合。パラグアイは、FIFAランキングは32位。今回の南米予選では、10カ国中の7位でロシアW杯は逃している。パラグアイとは、岡田監督で望んだブラジルW杯の決勝トーナメントで当たったチーム。決勝トーナメントで一番見ごたえのなかった試合等と酷評されました。双方、ディフェンスに重点をおいたチームで、最後までお互いの守りを崩せずPKとなり敗れた相手。
 南米のチームというだけで水準以上のレベル、センターバックが分厚くとにかく守備か固いという印象のチームだけど、今回はワールドカップを目前にしたチームと、ランキングは日本の上とはいえ、これから次のカタールワールドカップに向けてチーム作りをしている若手のチームという事の差もでた試合となった。
 まずは日本代表のスタメン。西野監督が明言した通り10人を変えてきます(酒井高のみ前回に引き続き先発)。
 日本は、パスワークというか連携から強さを生み出す。それは、フォーメーションや起用選手の相性などでも変わってくる面もあると思う。その組み合わせを見極めるのも西野監督の目的の一つ。フォーメーションとそこに置いた選手のパーツがはまったら、すごいチーム力を発揮するのが日本代表だと思う。
 で先発。酒井高のみ前回に引き続き。



 武藤が右のFWに使うのもあったなと思った。そして左に乾。トップ下に本田と競合か、香川が入る。ボランチも、山口蛍、柴崎の組み合わせ。センターバックも、昌子、植田の鹿島コンビ。ユーティリティープレイヤー遠藤航を右SBで起用。
 当初、西野監督の描いていた先発メンバーは前回のスイス戦での11人だったと思うけど、今日の結果でちょっと変わったと思う。

 試合開始。日本代表の入りはいい。その中で、目立つのがボランチの柴崎。アイデアをもって臨みたいというコメントもみたけど、そのとおり。鋭い縦パスが入る。ボランチのペアでキャプテンタイプではないように思うけどキャプテン任命のの山口蛍の動きもいい。今日の試合の組み合わせみると長谷部はどうなのか!?と思う。
 たしかに長谷部がチームをゲームを落ちるかせる面があるけど、以前のような90分動き続けるタフさや判断力はないと思う。ちょっとマンネリ感もあるし。
 思い切って、長谷部外しもありかも。
 久々、ほんと久々の岡崎。やはり走りまくり、前線から速い寄せ。ボール受けるべくポストplayもしリズムを作る。ゴールをわる感触は薄いけどこの岡崎の動きは今の代表には必要かもとも思わせた。
 パラグアイはそこまでハードにあたってこないし、寄せもそんなに早くなく、日本代表のビルドアップはできてる。そしてその起点が柴崎。
 いい感じに進むも、前半30分すぎ、フリースローからのボールをトラップし左足のシュートが日本代表のゴールに突き刺さる。さすが南米のチームと思わせる高い技術のシュート。
 GKの東口もちょっと不意をつかれ反応が遅れた感じ。
 またまたの先制ゴール。
 西野監督、日本代表の選手、そして我々の気分も一気におちる。
 その後、乾に決定的なボールがくるもふかしてしまう。この時は「乾、なにしてんの~」って感じでしたが。
 前半終了。それでもまだ期待をもって後半に臨む。
 開始から、遠藤⇒酒井宏、GK東口⇒中村に変わる。



 出だしから相手のカウンターにヒヤッとするも、後半6分、昌子の前線へのドリブルからのパスを香川がうけ乾へ。そして中央へ切り込む乾が得意の角度からのミドルがきれいにゴールに突き刺さる。ほんとこれまでの鬱憤を晴らしてくれるような素晴らしいゴール。久々のゴールを決めてくれる。気分も一気に変わる。
 さらに相手ボールを奪ってからの速いカウンター。右サイドの武藤からの中央へのグラウンダーパスを、香川がヒールで流し、そこにまた乾。正確にコースをねらい、GKがはじくもゴールに入って逆転弾。すごいぞ乾。これまでも決めれそうで決めれないシュートが何度もあったけど、ここにきてゴールを決める。逆転です!!
 後半18分、武藤⇒大迫。武藤の右サイドもよかった。武藤も簡単に倒れなくなった。個人的には武藤に一番ストライカーの匂いを感じる。



 ちょっと大迫、岡崎の2トップ的な形。意地の大迫のシュートもあるけどはじかれる。そのこぼれ球を岡崎がけるもおおふかし。こういうのきっちり決めなきゃな~。
 この後も大迫もゴールに向かう気迫を感じるもオフサイドになったりと決めれず。



 岡崎⇒原口でまた1トップにもどる。
 後半32分、柴崎のサイドからのFKが相手のオウンゴールをさそい勝利を確信する3点目。トップ下は、香川だけどボールの出ところは柴崎だった。もう少し、柴崎、香川の縦のラインもみたかったけど、たまに香川に入る縦パスはどれも効果的だった。
 終盤、相手の強烈ミドルが決まるも、最後、香川が香川らしいゴール前の小刻みなステップからシュートをはなち4点目。これも大きい!
 香川自身、これまでも幾度となくシュートを放つもなかなかゴールを決めれなかった。ここにきてゴールの感触をつかんだ事は香川も自信になったと。
 先制されたときは、ドンヨリしたけど最終的に3ゴールを決めた日本代表。西野JAPAN、見事な初勝利です。
 パラグアイも、ダーティーなプレイもなく、本番前の日本代表に配慮してかめちゃくちゃ激しいあたりもしてこなかった。
 
 今日の活躍で、先発、宇佐美⇒乾、本田⇒香川になりそう。
 いろいろ選手を試し、組み合わせを試した効果が出た。乾と香川はセレッソ大阪仲間なんだな。柴崎も存在感あった。昌子、植田のCBもよかった。

 今日勝って本番に入るのと負けてはいるのとでは大違いだった。
 本番で結果をだし決勝トーナメントにすすんだら、このパラグアイに感謝しなくてはいけないよ。

 ついにロシアワールドカップの初戦を迎える。最後の最後でバタつき感はあったけど4年前のザッケローニサッカーも選手に浸透している。西野監督もザッケローニのスタイルに近いと思う。そしてこの試合でも出た奪ってからの速い攻撃もハリルホジッチ、アギーレから植えつけられている。
 決して監督が変わったからといってリセットされているわけではない。
 思い切って初戦コロンビア戦、いってみよう!!

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