イタリア代表、まさかの予選通過！おめでとー！

　　今日は青のユニフォームをレ・ブルーのフランスに譲ったアズーリ。ワールドカップの決勝の再現がこんなにもはやく実現するとは。それも両者おいこまれたこんな形で。決勝トーナメントへ進出するにはまず勝つこと。そして後はオランダがきっちりルーマニアを負かしてくれる事が条件です。
　
　アズーリのフォーメーションはほぼ前回と同じ。FWはカッサーノを使ってきます。きれのあるシュートはなかったけど終始献身的なプレーでした。センターハーフに3人をおきます。その中にガットゥーゾをいれ守備の意識を強めた感じ。WCの決勝でジダンを挑発して退場させたマテラッツィはあえてださなかったのか？そのジダンも今のフランスにはいない。
　フランス代表はWCからあまりメンツは変わってない感じ。WCのときももうレ・ブルーのピークはすぎたように言われてましたが、ジダンという天才プレイヤーが最後の輝きをみせ決勝まで導いた。そのジダンに変わり軸となるリベリーが前半すぐに負傷退場したのもフランス代表ついてなかった。

　　今回もトーニに球が集まります。シュートまで持っていく彼はすごいのか、シュートはうちまくりますが入らない。しかしこのフィジカルの強さでファールを誘いDFアビダルが一発退場。そしてピルロがおちついて決めます。その後10人になってもフランス互角でした。アンリも何度かシュートをはなちますが入らず。やっぱ全盛期のようなスピードない。（彼も今回のユーロで代表引退か。）
　後半、デ・ロッシのFKが幸運にもアンリのだした脚で方向がかわり決定的な2点目。ここでもつきのなさをみせます。フランスも決定的なシュートもあったのですが、「命を懸けた試合になる」という気合でのぞんだブッフォンが見事に防ぐ。　最後はもうイタリアペース。ピルロとガットゥーゾが警告をもらい次試合に出れない。アズーリの中盤はタレント豊富。でもピルロの代役になれる人材はいない。
　フランスもテュラム、マケレレが代表引退宣言。98年のWCと2000年のユーロを連覇したフランスの栄光にひとつ区切りがついたのではないでしょうか。栄枯盛衰は仕方のないところ。　　
　ただ今回、オランダがルーマニアを負かしてくれたのが大きい。戦略的には、ルーマニアが決勝トーナメントに進んだ方がやりやすいと思うのですが。主力を温存しての勝利。オランダ、一気に優勝候補。アズーリとの再戦もある。
　苦悩のドナドーニ監督もなんとか面目を保ったか。死の淵からよみがえったアズーリは強いかも。最後に選手全員が手をつないでファンのところまで走っていく姿は感動的でした。つぎはスペイン戦です。