マックスウェルも好きなアーティストです。彼のボーカルとサウンド、そしてそのアーティスト性がすごく好き。すごくスタイリッシュでロマンティック。90年代半ば、ディアンジェロ、エリック・ベネイなどソウルを感じさせるアーティストが同時に出現したため、ひとくくりにニュークラシックソウルというムーブメントのアーティストとして紹介されていましたが、おれの中ではマックスウェル(マクスウェル・・・どっちやねん)はシャーデーのようなオンリーワンのアーティストとの出会いでした。最近ほれこんだ男性アーティストはマックスウェル以降いません。
73年ニューヨーク/ブルックリン生まれ。両親はプエルトリカンで彼のルーツはカリブ海にある。アメリカ人になりたい自分とルーツのカリブとの葛藤もあったそうですが、大人になると自然に受け入れられたといいます。3歳の時父親が飛行機事故で他界し若い母親と祖母によって育てられる。小さい頃は、教会が憩の場だったようで、聖書を読み独学でピアノも弾くようになる。そこで見えない何かを追い求めていたのかもしれない。一方、ブルックリンはR&Bとヒップホップとが自然に溢れていた。
16歳でキーボードを手にしてから一気に創作活動に目覚めていく。彼は、曲も書くがそのときのクレジットは、マックスウェルではなく、ミューズ(Muse)である。ギリシア神話の芸術の神だそうだ。ここにも彼のアーティスト性がみえる。19歳の時点で、300曲をストックしていたらしく、その中のデモ曲が一部で評判になり大手レコード会社の注目をあびるようになりコロムビアと契約する事になる。
彼のデビューアルバムは96年に発表されます。タイトルは『Maxwell’s Urban Hang Suite』このアルバムで彼の好む、80年代初期の打ち込み機器と生楽器の完璧なバランスが表現されます。90年中盤からシーンにはヒップホップが溢れ、アルバムも売れっ子プロデューサーを寄せ集めて作った売るためのアルバムが多かった。そんな中、コンセプトをしっかりもった芸術性も感じるR&Bアルバムに出会えたことはとてもうれしかった。
おれが彼にひかれたのは「男性版シャーデー」というコピーで。彼のデビューアルバムに、シャーデーのサウンドの要、スチュアート・マシューマンがプロデュースで3曲参加したからです。そのマシューマンはサックスプレイヤーとしても参加しているので、SADEの1st、2ndのテイストも感じます。
彼は小さい頃から内気だったらしく、ハイスクールのプロムの相手もいなかったというエピソードは印象的。そんな彼が、ベストドレッサー賞をとるほどになり、とても繊細でロマンティックなアルバムを作る。また彼を目の前にした女性は彼の濃厚なフェロモンにクラクラするらしい。(どんなんや、いったい)
この1stアルバムは実際に出会ったというひとりの女性との一夜の恋をコンセプトにしたもの。出会いから、make love、別れ、再会という私小説的なアルバム。リリックとメロディーに彼のロマンティシズムを感じます。彼もシャーデーのようにシングルよりアルバムを通してきくべきアーティストだと思います。デビューアルバムからはビックヒットのシングルはでなかったですが、アルバムチャートはR&Bで8位、ポップで37位。さらにグラミー賞でもノミネート(R&Bアルバム部門。トニー・リッチが受賞)、ソウル・トレイン・アワードでは主要3部門を受賞。アルバムもミリオンセールスを記録します。マックスウェルのファンもこの1stを好む人が多いみたい。
彼のボーカルは、地声とファルセットを使い分け、時にエモーショナルなシャウトは入る。そのボーカルはとても官能的。あまりこういう感覚感じるアーティストはいない。
自らの理想とする”80年代初頭の生楽器とコンピュータの完璧なコンビネーション”がされている曲のひとつとして、彼はSOSバンドの「No One’s Gonna Love You」(『Just The Way You Like It』収録)をあげています。そうジャム&ルイス製作です。この曲をあげるとは渋い。彼もジャム&ルイスに多少影響受けてるかも。というより組んでほしいな。っていうか実は曲では共演してるんです、彼とジャム&ルイスは。それは次回で。
73年ニューヨーク/ブルックリン生まれ。両親はプエルトリカンで彼のルーツはカリブ海にある。アメリカ人になりたい自分とルーツのカリブとの葛藤もあったそうですが、大人になると自然に受け入れられたといいます。3歳の時父親が飛行機事故で他界し若い母親と祖母によって育てられる。小さい頃は、教会が憩の場だったようで、聖書を読み独学でピアノも弾くようになる。そこで見えない何かを追い求めていたのかもしれない。一方、ブルックリンはR&Bとヒップホップとが自然に溢れていた。
16歳でキーボードを手にしてから一気に創作活動に目覚めていく。彼は、曲も書くがそのときのクレジットは、マックスウェルではなく、ミューズ(Muse)である。ギリシア神話の芸術の神だそうだ。ここにも彼のアーティスト性がみえる。19歳の時点で、300曲をストックしていたらしく、その中のデモ曲が一部で評判になり大手レコード会社の注目をあびるようになりコロムビアと契約する事になる。
Maxwell's Urban Hang SuiteMaxwellSony Mid-Priceこのアイテムの詳細を見る |
彼のデビューアルバムは96年に発表されます。タイトルは『Maxwell’s Urban Hang Suite』このアルバムで彼の好む、80年代初期の打ち込み機器と生楽器の完璧なバランスが表現されます。90年中盤からシーンにはヒップホップが溢れ、アルバムも売れっ子プロデューサーを寄せ集めて作った売るためのアルバムが多かった。そんな中、コンセプトをしっかりもった芸術性も感じるR&Bアルバムに出会えたことはとてもうれしかった。
おれが彼にひかれたのは「男性版シャーデー」というコピーで。彼のデビューアルバムに、シャーデーのサウンドの要、スチュアート・マシューマンがプロデュースで3曲参加したからです。そのマシューマンはサックスプレイヤーとしても参加しているので、SADEの1st、2ndのテイストも感じます。
彼は小さい頃から内気だったらしく、ハイスクールのプロムの相手もいなかったというエピソードは印象的。そんな彼が、ベストドレッサー賞をとるほどになり、とても繊細でロマンティックなアルバムを作る。また彼を目の前にした女性は彼の濃厚なフェロモンにクラクラするらしい。(どんなんや、いったい)
この1stアルバムは実際に出会ったというひとりの女性との一夜の恋をコンセプトにしたもの。出会いから、make love、別れ、再会という私小説的なアルバム。リリックとメロディーに彼のロマンティシズムを感じます。彼もシャーデーのようにシングルよりアルバムを通してきくべきアーティストだと思います。デビューアルバムからはビックヒットのシングルはでなかったですが、アルバムチャートはR&Bで8位、ポップで37位。さらにグラミー賞でもノミネート(R&Bアルバム部門。トニー・リッチが受賞)、ソウル・トレイン・アワードでは主要3部門を受賞。アルバムもミリオンセールスを記録します。マックスウェルのファンもこの1stを好む人が多いみたい。
彼のボーカルは、地声とファルセットを使い分け、時にエモーショナルなシャウトは入る。そのボーカルはとても官能的。あまりこういう感覚感じるアーティストはいない。
自らの理想とする”80年代初頭の生楽器とコンピュータの完璧なコンビネーション”がされている曲のひとつとして、彼はSOSバンドの「No One’s Gonna Love You」(『Just The Way You Like It』収録)をあげています。そうジャム&ルイス製作です。この曲をあげるとは渋い。彼もジャム&ルイスに多少影響受けてるかも。というより組んでほしいな。っていうか実は曲では共演してるんです、彼とジャム&ルイスは。それは次回で。
彼は完璧主義なのでしょうか。
http://www.myspace.com/maxwell
ここで新曲きけました。やっぱいいわー。早くシーンにもどってきてー。今度はキャンセルしないでビルボードに来て下さい。