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キリンカップ 対ブルガリア戦  ☆ 卒・本田の転機となる試合となるか!? ☆

2016年06月12日 | 日本代表(サッカー)
 今更ながら6月3日のキリンカップ戦の振り返り。今回は4カ国(ブルガリア:69位、デンマーク:38位、ボスニア・ヘルツェゴビナ:20位)のトーナメント戦となる。
 日本代表の初戦はブルガリア。最近、アジアとの試合ばかりで欧州勢との対戦は久々だな~と思ったら、ブラジルWCでのギリシア戦以来だって。
 ブルガリアの過去の対戦成績の結果もよくなく1分け4敗。その相手に攻撃力を増している日本代表のスタイルがどこまで通じるか。
 そして今回、日本代表の支柱・本田が怪我でベンチ。本田不在でどういうサッカーができるかも注目でした。
 そんな中での先発メンバー。



 右FWの本田の位置に小林悠、そして左FWには清武。トップ下に香川。清武との共存にトライします。そして1年ぶりの先発という川島。「おかえり」って感じ。
 前半は、ほんと日本代表のリズムが最高によかった。ボールと人が連動しまくり。選手同士のポジショニングとパス交換のリズムも絶妙で、ブルガリアはプレスも後手後手で日本の早い展開についていけない。
 これもある意味、本田不在の影響なのか。
 本田がいると、あきらかに一人テンポがちがう。スピードのない本田のとこで一旦キープとなり、パス交換に一息つくという所があった。さらに絶対的な存在感をはなつ本田に頼るというか、球を預けるというか。もちろん本田を起点にチャンスが生まれるのだけど、本田を差し置いて前に出にくい的な空気感も感じてしまう。
 今日は結果的には、7-2という予想もしない展開だったのだけど、本田がいたらこれだけの連動性の中でゴールを連発したのか、どうなのかと考えてしまう所なのである。
 日本代表の先制点は前半4分の岡崎。
 岡崎の絶妙な飛び出しにボランチ柏木からドンピシャの浮き球パス。見事に岡崎が頭であわせゴ~ル!
 ボランチ先発の柏木。この試合、この位置から司令塔としての働きを見事にこなした。走りまくっていたし守備面も頑張っていたし、レジスタ・柏木確定的な働きぶり。
 前半22分、相手クロスのヘッドが日本代表ゴールを捉えるが、川島が片手一本ではじく。危ないシーンだったけど、さすが川島。
 これがもし入っていたらまた展開は全然変わっていたと思う。日本代表も相手にペースを渡さない。
 前半27分、全体が見えてる柏木から長友への速いロングパス、そして長友も攻め上がりすぐさまクロスをあげ、絶妙な位置で待っていた香川が頭であわせゴール。相手DFが体制を整える前に速い展開の攻めで決めれた。
 長友、アモーレ流行らせてるな。
 さらに前半35分、右サイドの深い位置で岡崎がキープし、小林へ。小林も相手をかわし中央へグラウンダーの速いパス。清武がスルーし、体の使い方もめちゃうまくなってる香川がターンしてゴール。3点目です。これまでドリブルやパス出しに目がいってたけど、なんか最近の香川、体の入れ方というか使い方がうまい。それだけフィジカルというか体幹が強化されているのか。最近、確実にゴールを決める香川に進化を感じる。
 さらに日本は攻める。
 後半38分、清武からの右コーナーキック。ショートコーナーから長谷部に渡り、長谷部がゴール前に浮き球クロス。上がっていたDF森重がヘッドで落とし、中央にいたDF吉田が頭で押し込みゴール!センターバックの2人で決めるゴールとなります。決めた吉田麻也、槙野の所に一目散に向かったのもナイス!
 前半だけで4点。これは想定しなかった。ブルガリアも修正できない感じ。流れがいきかけた時間帯もあったけど。ゴール、ゴールで見事に日本が主導権をにぎる。
 後半、岡崎と金崎が交代。後半終了間際に、相手選手との接触で腰を痛めたっぽい香川も退き宇佐美が入る。最終的に6人交代する。



 退いた香川が残念。今日の調子ならハットトリック決めてたと思う。清武との連動ももっとみたかった。
 後半も出だしも日本代表はペースをにぎる。
 後半、8分。清武から中央へ速いパス。清武はパスを出すと同時に空いたスペースに走り込む。それを見ていた金崎からスルーパス。受けた清武は中央へ折り返す。上がっていた吉田麻也がつめゴール。5点目のゴール。
 ブルガリア、マークが甘いというか。日本の連動性についてこれない。
 さらに後半12分、前半から強いフィジカルとスピードで再三右サイドを崩していた酒井宏からのクロス。ファーサイドにいた宇佐美が受け、冷静にゴール右隅を狙い見事にゴール。6点目。
 欧州の中堅国とはいえ、ヨーロッパの国を相手(それも直前の試合でもクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルに勝利している)に6点を入れるというのは記憶にない。ブルガリアの調子が悪すぎるのか、これが日本代表の実力なのか。
 しかし後半14分、日本代表の集中力のきれたplayが失点をうむ。吉田麻也のなんとなくの中央へのヘディングクリアに相手選手がつめ、森重も予想外のクリアに激しく行けず傍観、川島が出るもかわされ浮いた球がゴールに入る。吉田のあのクリアはダメだろう~。なんか各選手のマークも行けず、すごくルーズな感じの失点。
 その直後、あまり活躍できなかった小林悠に代わり期待の浅野が投入。
 後半25分、清武も原口と交代。後半31分、長谷部に代えて遠藤航。
 清武、この試合も存在感を見せた。パスの精度も高い。攻撃の意識も高い。逆に、清武トップ下、香川の左FWも見てみたいんだけど。長谷部も攻守に見事な動き。柏木との連携もいい感じ。
 この辺から、ブルガリアも建て直してくる。後半38分、吉田麻也からの縦パスを受けた金崎がポストプレイで原口に返そうとした球がルーズになり、原口も後ろに浮き球気味に返してしまい、走り込んだ相手に渡る。遠藤航のマークも曖昧でそのまま相手に冷静に決められる。これも集中力を欠いた失点でした。
 後半39分 吉田麻也に代わり昌子。
 6点を入れたけど、こちらのミスからやられた2点。このまま終わるのは嫌だなと思っていたら浅野が右サイドを攻め込みます。
 速いだけでなく、足元の技術もある。フィジカルも強い。浅野に振り切られた相手DFがファール。PKをもらいます。当初、ハリルはキッカーは宇佐美と指名したみたいだけど、浅野がキックを希望し、そして見事に決めます。7点目。
 いい感じで終われると思ったら、最後原口のファールでPKを献上。しかし川島がみせてくれます。見事に止め川島の存在感を見せつけます。今後、西川とのGK争いどうなるのでしょう。
 2点返されましたが、7点も入ると思わなかった。この日本代表の攻撃力はなんなんでしょう。速い攻めが効いてる気がする。相手のディフェンスの体制が整わない所で、速い展開で攻め、元々技術力のある選手が確実に決める。
 攻めのテンポが良すぎて、ディフェンスのバランスが崩れた時間帯もあったけど攻撃が最大の防御的な感じだった。
 次戦のボスニア・ヘルツェゴビナとの決勝、どんな戦いを見せるか。大量得点の次の試合って一気にゴールが減る傾向があるけどどうか。
 次戦でも今日のような連動性と速攻をみせれたら日本代表本物。

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