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今更ながら4月29日のロシアWCアジア2次予選E組、1位の日本と2位のシリアの戦いをUp!この戦いにもし敗れたとしても日本の最終予選の進出は確定していますが、E組2位など考えれない話です。
前回のシリア戦は、アウェーでの戦いでしたが、本田(岡崎のファールで獲得)のPK、岡崎、宇佐美のゴールで3-0で勝利します。
ただし、アジアの中でもフィジカルが強く、激しい当たりもしてくるシリアは難敵です。
今日の必勝のスタメン。
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前回の4-4-2は、やはり引いてくる相手用のフォーメーションで、今回はバランスを重視したいつもの4-2-1-3できます。
前回温存した、本田、香川はもちろんスタメン。さらに宇佐美も。これが今の日本代表のベストの布陣か。
シリアも日本での戦いですが、前回の反省もふまえ勝ちにくると思います。イスラム国に蹂躙されていて国家としての統制がとれていないシリアですが、国民を喜ばせるのが自分たちの使命だと、相当な意気込み。
キックオフ!試合開始から、当然のごとく日本代表が主導権をにぎる。
日本のリズムはいい。前線でも、横パスよりシンプルな縦パスを感じる。ワンタッチの早い連動したパスでチャンスを作る。
サイドもガンガン崩せてる。前半15分でコーナーキックも5本と、日本が攻め込んでいるのがわかる。
ゴールのにおいがするも割らない状況が続くけど、前半17分、セットプレイから香川が相手をかわして素早いクロス。相手キーパーがはじくも近距離にいたDFの顔面にあたりオウンゴール。これってキーパーのミスなのか?DFのポジショニングの問題なのか??香川のクロスが鋭かったのか!?
意外な形で日本代表が先制します。
その後も、日本はいいリズムで攻めます。前半26分、右サイドに開いていた岡崎から中央の本田へ、そして右サイドから中央へ走りこんでいた酒井高に決定的なパスが出るも、酒井決めれず。完全に崩しただけにこれは決めてほしかった。酒井いい形作るんだけど、フィニッシュが弱い。弱すぎる。
宇佐美もドリブルで攻め上がったり、いい形でパスを受けるも、ほんのコンマ数秒の世界だと思うんだけど、反応が遅れてる時があって、シュートがずれてる感じ。なんかじれったい。
前半、日本代表はかなりいい形を作るも1点どまり。
そして後半。
後半勝負できたのか、シリアもするどいカウンターで日本のゴールをおびやかす。シリアは前半けっこう走ってると思うのだけど、後半もまだばててない。
さらに後半10分、相手ゴールキックに山口蛍が対応するけど、遅れて飛んだ相手の頭が山口の顔面を直撃。立つことが出来ず担架で運ばれます(最終的には、鼻篩(びし)骨、上顎骨の骨折だそう。全治まで数ヶ月はかかりそう)。蛍に変わって、意外にも原口がボランチに入ります。
そんな嫌な流れを払拭したのが香川だった。後半21分、ペナルティーエリア内で、オウンゴールを演出した相手4番DFを本田がかわし浮き球パスを香川に出し、香川が胸でトラップ、そのまま反転しあせらずしっかりとためて左足を正確に振り抜きシュート。見事にゴールに突き刺さる。すばらしい貴重な追加点。
フィニッシュは香川の高い技術力で決めたけど、キーパー西川から始まった相手ゴールへの素早い攻め上がりの意識で選手が一気に前線へ走り込んだ。
これまでの代表ってゴール前の選手が少なかったと思うんだけど、前から言われている「ボールを奪ってからの速い攻め上がり」の意識の強さを感じたゴール。
後半33分、岡崎に変わって金崎。
岡崎代表100試合目の記念試合でキャプテンも務め、何度も惜しいシュートを放つも今日は決めれず。今日みたいにチャンスがあるも決めきれない姿をみるとまだ代表の絶対的エースストライカーって感じまではいかないんだよな。岡崎本人もくやしいだろけど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/3e/4d2eed892d4ce7a3622add7ae2c178e4.png)
2-0になるもシリアはあきらめていない。逆にペースが落ちてきた日本代表に攻めかかる。森重、長友サイドのマークも若干ずれ、決定的なシーンを招くも西川が好セーブを連発。DFも球際に強くなった。体を張ってシュートを防ぐ。これで1点でも決められていたらまた嫌な流れになっていたかもしれないけど。川島から正ゴールキーパーの座を奪取した感もある西川が存在感をみせる。さらに速くて正確なフィードも西川の魅力。
後半40分 宇佐美→清武。
日本代表も反撃。後半41分、また素早いカウンターをみせます。攻め上がった清武から香川に渡り、ペナルティーエリア内で相手DFをかわし本田へ浮き球パス。そして本田が頭で決めます。今日、再三ヘッドでゴールを脅かしていた本田だけど、やっと決めれた。本田、アジア予選6試合連続ゴール。なんなんだろうこの決定力。以前のような圧倒的な存在感は薄れてきたんだけどゴールハンターとしての嗅覚がめちゃ増してる。
これも清武、香川、本田の3人のみの連携で決めれたゴール。こういう形ってこれまであまりなかったんだよな~。
さらに後半44分、ゴール前のこぼれ球に詰めた香川が右足シュート。相手GKにはじかれるも、再び詰め左足で決めて4点目。
普通なら4-0で一安心で気も緩む所だけど、アディショナルタイムに5点目が生まれます。
これまたボールを奪取してからの速攻。長友が一気に左サイドをかけ上がります。そして中央へ、つめていた原口がドンピシャヘッド!原口をボランチに起用した意味を感じたゴール。長友も囮になったり、最後まで全力で上がったり下がったりした。今日の長友はすばらしかった。
終わってみると5-0。手を緩めず最後までゴールを狙う姿勢が選手に浸透している。4-0でなくさらに1点を追加した所に深い意味を感じる。
見事に予選の最終戦の頂上決戦も勝利しグループ1位!
急遽アギーレ監督から日本代表を率いてロシアWCへの道を歩みだしたハリルホジッチ。初戦のチュニジア戦(キリンカップ)は2015年3月27日でしたが、約1年たったことになります。
ハリルホジッチはこの1年で見事に日本代表をアジア最終予選に導いた。そしてそれだけでなく、多くの選手を代表に呼び、代表の中で競争意識も高め日本代表の層を厚くさせていった。
ザッケローニはたしかに日本代表を成長させたけど、本田や香川等を特別扱いした所もあり、それが選手間に微妙な軋轢をうみ、最終的にはブラジルWCで1勝もできない結果となった。
しかし、ザッケローニは欧州組も国内組も公平な目線で見た。香川に清武を意識させもした。それが今日の香川の活躍を生んだ気もする。
奪ってからの攻撃の速さは一流国はぜったい持ってる武器。これが日本代表に根付きつつあるのを感じる。この辺のコンセプトはアギーレもハリルホジッチもそう大差なかったように思う。試合の状況に応じて、ボールをキープし細かいパスをつなぐ場面ももちろんあるでしょう。サイド攻撃ももちろんこれまで通り日本代表の武器。
それにボールを奪ってからの攻撃の意識の高さが加わった。
今日のシリア戦でまさにハリルホジッチのサッカーの方向性の正しさを感じた。それが難敵シリア相手に5-0という結果で証明した。
このサッカーはアジアでは韓国とともに一歩抜き出てる。これが世界でどこまで通じるかをみたい。6月に開催されるキリン杯でそれがみられる。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(22位)、ブルガリア代表(72位)、デンマーク代表(42位)。
そして9月からのアジア最終予選が開始される。
恐れるに足らず。日本代表は間違いなくさらに進化している。
前回のシリア戦は、アウェーでの戦いでしたが、本田(岡崎のファールで獲得)のPK、岡崎、宇佐美のゴールで3-0で勝利します。
ただし、アジアの中でもフィジカルが強く、激しい当たりもしてくるシリアは難敵です。
今日の必勝のスタメン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/6f/a4ed0641c9a70dc804b7c56ebd847566.png)
前回の4-4-2は、やはり引いてくる相手用のフォーメーションで、今回はバランスを重視したいつもの4-2-1-3できます。
前回温存した、本田、香川はもちろんスタメン。さらに宇佐美も。これが今の日本代表のベストの布陣か。
シリアも日本での戦いですが、前回の反省もふまえ勝ちにくると思います。イスラム国に蹂躙されていて国家としての統制がとれていないシリアですが、国民を喜ばせるのが自分たちの使命だと、相当な意気込み。
キックオフ!試合開始から、当然のごとく日本代表が主導権をにぎる。
日本のリズムはいい。前線でも、横パスよりシンプルな縦パスを感じる。ワンタッチの早い連動したパスでチャンスを作る。
サイドもガンガン崩せてる。前半15分でコーナーキックも5本と、日本が攻め込んでいるのがわかる。
ゴールのにおいがするも割らない状況が続くけど、前半17分、セットプレイから香川が相手をかわして素早いクロス。相手キーパーがはじくも近距離にいたDFの顔面にあたりオウンゴール。これってキーパーのミスなのか?DFのポジショニングの問題なのか??香川のクロスが鋭かったのか!?
意外な形で日本代表が先制します。
その後も、日本はいいリズムで攻めます。前半26分、右サイドに開いていた岡崎から中央の本田へ、そして右サイドから中央へ走りこんでいた酒井高に決定的なパスが出るも、酒井決めれず。完全に崩しただけにこれは決めてほしかった。酒井いい形作るんだけど、フィニッシュが弱い。弱すぎる。
宇佐美もドリブルで攻め上がったり、いい形でパスを受けるも、ほんのコンマ数秒の世界だと思うんだけど、反応が遅れてる時があって、シュートがずれてる感じ。なんかじれったい。
前半、日本代表はかなりいい形を作るも1点どまり。
そして後半。
後半勝負できたのか、シリアもするどいカウンターで日本のゴールをおびやかす。シリアは前半けっこう走ってると思うのだけど、後半もまだばててない。
さらに後半10分、相手ゴールキックに山口蛍が対応するけど、遅れて飛んだ相手の頭が山口の顔面を直撃。立つことが出来ず担架で運ばれます(最終的には、鼻篩(びし)骨、上顎骨の骨折だそう。全治まで数ヶ月はかかりそう)。蛍に変わって、意外にも原口がボランチに入ります。
そんな嫌な流れを払拭したのが香川だった。後半21分、ペナルティーエリア内で、オウンゴールを演出した相手4番DFを本田がかわし浮き球パスを香川に出し、香川が胸でトラップ、そのまま反転しあせらずしっかりとためて左足を正確に振り抜きシュート。見事にゴールに突き刺さる。すばらしい貴重な追加点。
フィニッシュは香川の高い技術力で決めたけど、キーパー西川から始まった相手ゴールへの素早い攻め上がりの意識で選手が一気に前線へ走り込んだ。
これまでの代表ってゴール前の選手が少なかったと思うんだけど、前から言われている「ボールを奪ってからの速い攻め上がり」の意識の強さを感じたゴール。
後半33分、岡崎に変わって金崎。
岡崎代表100試合目の記念試合でキャプテンも務め、何度も惜しいシュートを放つも今日は決めれず。今日みたいにチャンスがあるも決めきれない姿をみるとまだ代表の絶対的エースストライカーって感じまではいかないんだよな。岡崎本人もくやしいだろけど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/3e/4d2eed892d4ce7a3622add7ae2c178e4.png)
2-0になるもシリアはあきらめていない。逆にペースが落ちてきた日本代表に攻めかかる。森重、長友サイドのマークも若干ずれ、決定的なシーンを招くも西川が好セーブを連発。DFも球際に強くなった。体を張ってシュートを防ぐ。これで1点でも決められていたらまた嫌な流れになっていたかもしれないけど。川島から正ゴールキーパーの座を奪取した感もある西川が存在感をみせる。さらに速くて正確なフィードも西川の魅力。
後半40分 宇佐美→清武。
日本代表も反撃。後半41分、また素早いカウンターをみせます。攻め上がった清武から香川に渡り、ペナルティーエリア内で相手DFをかわし本田へ浮き球パス。そして本田が頭で決めます。今日、再三ヘッドでゴールを脅かしていた本田だけど、やっと決めれた。本田、アジア予選6試合連続ゴール。なんなんだろうこの決定力。以前のような圧倒的な存在感は薄れてきたんだけどゴールハンターとしての嗅覚がめちゃ増してる。
これも清武、香川、本田の3人のみの連携で決めれたゴール。こういう形ってこれまであまりなかったんだよな~。
さらに後半44分、ゴール前のこぼれ球に詰めた香川が右足シュート。相手GKにはじかれるも、再び詰め左足で決めて4点目。
普通なら4-0で一安心で気も緩む所だけど、アディショナルタイムに5点目が生まれます。
これまたボールを奪取してからの速攻。長友が一気に左サイドをかけ上がります。そして中央へ、つめていた原口がドンピシャヘッド!原口をボランチに起用した意味を感じたゴール。長友も囮になったり、最後まで全力で上がったり下がったりした。今日の長友はすばらしかった。
終わってみると5-0。手を緩めず最後までゴールを狙う姿勢が選手に浸透している。4-0でなくさらに1点を追加した所に深い意味を感じる。
見事に予選の最終戦の頂上決戦も勝利しグループ1位!
急遽アギーレ監督から日本代表を率いてロシアWCへの道を歩みだしたハリルホジッチ。初戦のチュニジア戦(キリンカップ)は2015年3月27日でしたが、約1年たったことになります。
ハリルホジッチはこの1年で見事に日本代表をアジア最終予選に導いた。そしてそれだけでなく、多くの選手を代表に呼び、代表の中で競争意識も高め日本代表の層を厚くさせていった。
ザッケローニはたしかに日本代表を成長させたけど、本田や香川等を特別扱いした所もあり、それが選手間に微妙な軋轢をうみ、最終的にはブラジルWCで1勝もできない結果となった。
しかし、ザッケローニは欧州組も国内組も公平な目線で見た。香川に清武を意識させもした。それが今日の香川の活躍を生んだ気もする。
奪ってからの攻撃の速さは一流国はぜったい持ってる武器。これが日本代表に根付きつつあるのを感じる。この辺のコンセプトはアギーレもハリルホジッチもそう大差なかったように思う。試合の状況に応じて、ボールをキープし細かいパスをつなぐ場面ももちろんあるでしょう。サイド攻撃ももちろんこれまで通り日本代表の武器。
それにボールを奪ってからの攻撃の意識の高さが加わった。
今日のシリア戦でまさにハリルホジッチのサッカーの方向性の正しさを感じた。それが難敵シリア相手に5-0という結果で証明した。
このサッカーはアジアでは韓国とともに一歩抜き出てる。これが世界でどこまで通じるかをみたい。6月に開催されるキリン杯でそれがみられる。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(22位)、ブルガリア代表(72位)、デンマーク代表(42位)。
そして9月からのアジア最終予選が開始される。
恐れるに足らず。日本代表は間違いなくさらに進化している。