Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

毎日作っていると、行き詰ることってあるけど

2023-06-30 09:05:27 | 

雨が降ってきたかと思うとまた日差しが差してきたりして。危なっかしくて洗濯ものを外に堂々と干すことは無理な空模様です。

この季節、部屋干しが続くとどうしてもにおいが気になるので、少しでもいいから外に干したいんですけどね。

そういえば今日は6月30日。夏越の大祓の茅の輪くぐりに水無月をいただく日だったな・・・というのを知ったのは、ずいぶん前、瀬戸内寂聴さんの随筆を読んでから。

本のタイトルも忘れてしまって、もう一度読んでみたいなと思うものの、見つけ出すことは容易ではなさそうです。

 

このところあまり新しい本を買っていません。私としては珍しく雑誌を買うことが多かったのだけれど、その中で出合ったのがこの本。

                        

珍しく書店の店頭で目に入ってきました。平置きではなかったような気がしますが、台所を「ひらく」ってどういうこと?と思って手にとると、著者である白央さんが料理をしている

写真が。

白央(はくおう)さんという珍しい名前も今まで聞いたことがなかったけれど、帯にあったスープ作家の有賀薫さんの言葉が目にとまりました。

 

『キッチンの片隅で、心のマッサージを受けた気分になりました】

 

その次に大きく書かれた『なるたけラクに そこそこおいしく』。

写真の白央さんを見ると、なんだか「いい人」っぽいし、なんとなくおいしいものを、しかも肩ひじ張らず作っているように思えました。

でもその日にすぐ買って帰ることはしませんでした。なぜなら欲しかった雑誌を買うことが先決だったから。

どうせなら自宅でゆっくり、Amazonで試し読みしてから買うかどうか決めよう・・・という少々せこい考えも。

結果、購入に至りました。それも珍しくポチっとせずに、書店で。

思った以上に有能な本、だと思います。食に関するエッセイと、本当に肩ひじ張らないレシピが楽しい。

でも一番心に留まったのは、第3章に書かれていたこと。

その章のタイトルは「台所仕事は 作って食べて だけじゃない」というもの。

そこに書かれていくつかの事柄について、「そうそう!よくぞ書いてくれました!!」と心の中でスタンディングオベーション状態になったんです。

外では本当によく動くけれど家の中ではゴミ出し以外の家事はほぼしない相方に、本当に読ませたいと心から思いましたね。

例えば、トイレットペーパーなど日々必要なものが「ない」ことに気づけても、そういうものが補充されて「なくなっていない」=常にあることが当たり前というか普通。それが

相方なんですが・・・多分こういうことって、私が病気になって入院とか、もしくは死んでしまったりしてからしか気づかないんだろうなぁ・・・と思う。

その点、早くに妻を亡くした義弟は現在独り身。そういうこと全てを自分でやっているので、当たり前のありがたさは多分理解していると思います。

 

台所仕事に疲れを感じているひとはもちろん、普段食事を作ってもらっているひとにも是非読んでほしいですね。

今はレシピも動画で、というひとが多いけれど、料理の写真もとてもおいしそうだし、あまり難しくないものが多いように思えました。とは言え、まだ試したレシピはないんだけど。

そういえば結婚後、料理当番となった私ですが、何かのとき、義母が作った料理を食べて内心、これは・・・となったことがあり、以後ご飯は絶対私が作る!と決意(大げさ)。

今でもたまに他人様の作ったごはん(外食じゃなくて)を食べてみたいなと思うこともないわけではないけれど、基本的には自分のごはんが一番ほっとできるんです。


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