Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

我が家の「当たり前」はよそでは「えっ・・・(絶句)」かもしれない

2022-06-01 05:58:07 | えとせとら

目が覚めたとほぼ同時に鼻がムズムズしております。今日はまたひどくなるんだろうか、花粉症・・・・・・相方の仕事の手伝いで花苗をたんまり植えなくちゃならないっていうのに。

鼻水の垂れ流し状態だけは避けたいよな~、と思う。

 

さて、生まれた家にはもちろんのこと、嫁いできたこの家にも神棚と仏壇があります。

今日は朔日なので、神棚の榊を取り替えたり洗米や塩、お神酒をお供えしたり。と言っても私がするのはその準備で、実際にお供えするのは相方の仕事。母が「神棚は男の仕事」と

話していたので、我が家でもずっとそうしています。

朔日15日以外も神棚には毎朝若水、なんて書くと恰好いいけれど、水道を出してしばらくしてから汲んだ水をお供えするし、お仏壇には毎朝炊き立てごはんとお茶をお供えしています。

このお供えするごはんを、実家では「おぶくさん」と呼んでいました。ぶく=仏供という意味だったのでしょう。今の家では、義母は「仏さんのごはん」と呼んでいました。

そんなこともあって、ご飯を炊くのは基本的には朝、ということになります。

もし前日の残りごはんが大量にあって朝炊けない、というときには臨機応変に。お昼か夜に炊いたときにお供えしたり、ときには食パンを焼いて代わりにすることもあります。

 

でも、お仏壇もなく、朝はパン食というご家庭では、ごはんを炊くのは必ずしも朝、というわけではなくて、娘の家などでも昼や夜に炊いている場合もありますよね。

こんなふうに我が家では当たり前のことでも、よそのお宅では「えっ・・・・・・」なんてことはわりとあります。

同様に、我が家では毎朝作っているお味噌汁だって、昼や夜に作るお宅だってあるでしょう。

相方も義父も、味噌汁のない朝ごはんは朝ごはんではない、と言わんばかりの人たちなので、作るのはもう当たり前のことになっています。例えごはんではなくパン食の朝ごはんだったと

しても味噌汁は必要不可欠なものなのです。

今はそういうことに慣れましたが、結婚当初はパン食でも味噌汁が要る相方に少々呆れていました。

新婚旅行はカーフェリーを使ったのですが(今なら考えられないわ)、今と違ってわりと質素な、食堂のように食べたいものを選ぶスタイルで、そのときに相方が選んだトーストに味噌汁という

図に、私は正直、かなり意表を突かれた思いでした。

そのときに一緒に選んだ目玉焼きを見ているうちに船酔いしてしまったのは、私ではなく相方です。

 

ことが食べものくらいならまだたいしたことはありませんが、先日、ちょっとした出来事からその家のルールというか考え方の違いを感じたことがありました。

 

先日相方のスマホに、ヤマト運輸から宅配のお知らせメールが届きました。荷物の差出人を見ると、甥っ子から。品物はバスクチーズケーキ、となっています。

思い当たる節はと言えば、甥っ子の息子がこの春小学校に入学したのでその内祝。もしくは3月に亡くなった甥っ子の母方の祖父の忌明けに関するものか・・・・・・

忌明けに関してはお香典は拝辞されたので出していないことから、まず違うだろうと判断。残るは入学内祝。

でも、入学後1か月半以上経った今更?

それではあまりにも時差があり過ぎる、と思ったけれど御礼かたがた甥っ子に尋ねると、やはり入学内祝とのこと。

冠婚葬祭については派手な土地柄と言われる名古屋周辺。そういったお祝い事の返礼というか内祝はあまり日を置かずに・・・というのが習わしだと、相方も私も思っていました。

でも甥っ子はそういうことに疎いというか、世話を焼く立場の母親は既に亡く、嫁さんのご実家のほうは同じ尾張地方と言ってもそこまできっちりとはしていないような感じ。

うちの婿さんの実家のほうは田舎のわりに(と書くと語弊があるけれど)もっとあっさりしています。

 

この件について娘にぼやいたら、先日、婿さんの同僚の結婚内祝がずいぶん日を経てから届き、それについて婿さんも同僚に届いたよ、とも話していないらしい。

娘は我々の子どもなのでさすがにちょっと呆れつつも「土地柄とかもあるから、今はこんなもんよ」と話していました。

まあね、私もこの家に嫁いだ当初は冠婚葬祭の金封の金額が実家と違っていて驚いたくちなので。

どうしても自分の尺度を他人にもあてはめようとしがちになります。自分は自分、他人は他人ってことですね。