'07/05/28の朝刊記事から
全日空 システム障害 130便欠航
6万9千人に影響
27日午前、全日空の国内線コンピューターシステムに障害が発生して、全国の空港などで予約や発券、搭乗手続きがしにくくなり、同社の運航ダイヤが大きく乱れた。
羽田空港を出発する全日空便を欠航して回復を急ぎ、復旧後の午後6時に運航を再開したが、130便が欠航、306便が1時間以上遅れ、計約6万9千人に影響した。
欠航と遅れを合わせると、同社の国内線全818便のうち、約半数に影響が出たことになる。
羽田空港では、全日空機が発着する第二ターミナルビルの出発ロビーは、搭乗手続きを待つ乗客で長い列ができた。
全日空によると、障害が起きたのは、予約や搭乗手続き、手荷物管理などをするシステム。
東京都大田区にある国内旅客系のホストコンピューターに滞留した古いデータが処理速度を低下させていることが判明した。
データを削除し、24日まで2週間かけ更新したホストと各空港の端末とを結ぶ「ホスト用接続系」と呼ばれるシステム6台のうち3台を以前のものに戻したところ、復旧した。
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'07/05/27の朝刊記事から
白鵬 綱決めた
夏場所14連勝で優勝
大相撲の東大関白鵬(22)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が26日に東京・両国国技館で行われた夏場所14日目、14連勝で2場所連続優勝を飾り、69人目の横綱昇進を確実にした。
横綱審議委員会の推薦内規を満たし、28日の同委員会を経て、30日の日本相撲協会の名古屋場所番付編成会議と理事会で正式に決まる。
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'07/05/27の朝刊記事から
土曜授業可能に
教育再生会議二次報告案 学校選択制促進
政府の教育再生会議(座長・野依良治理化学研究所理事長)が6月初旬に安倍晋三首相に提出する第二次報告の最終案全容が26日、判明した。
保護者や児童が就学先を選ぶ学校選択制導入の促進を掲げ、特色ある教育実現など学校の実績に応じ予算配分すると明記。
土曜日の授業を実施可能とし、公立小中高校の「学校週五日制」の事実上の廃止も盛り込んだ。
28日の合同分科会で詰めの調整を行う。
首相に提出後、6月にまとめる政府の「骨太の方針」に反映させる考えだ。
大学間の国際競争激化や少子化を踏まえ、国立大の大胆な再編統合や、入学定員減など、国立大改革案も打ち出した。
有識者委員の間で賛否が割れていた徳育(道徳教育)教科書の在り方については、検定教科書と副教材を併用することを明記した。
学級崩壊などの問題を抱える「教育困難校」に対し予算面で特別な支援を行うとしている。
土曜授業の実施は、1月の第一次報告で打ち出した授業時間数の10%増を担保する措置の一つとして提起。
土、日曜日を公立小中高校の休日と定めた学校教育法施行規則の改正を念頭に、政府に対応を促す。
二次報告最終案骨子
1、学校選択制の導入促進。学校の実績に応じ予算配分
1、授業時間数10%増に向け土曜授業を可能に
1、国立大の大胆な再編統合、学部再編、入学定員の縮減などを促進
1、徳育は新たな強化に。点数評価しない。検定教科書と副教材を併用。専門の免許は設けず
1、学校裁量予算拡充。教育困難校に特別支援
1、教育委員会に「学校問題解決支援チーム(仮称)」を新設。警察官(OBを含む)、弁護士、臨床心理士らが参加
1、小学校に英語教育導入。外国人講師を活用
1、大学・大学院の9月入学促進
学校週5日制
子どもらが「ゆとり」のある生活の中で、個性を生かしながら豊かな自己実現を図ることを目指し、公立小中高校などを対象に1992年9月から土曜日が月1回休みとなるなど段階的に実施された。
2002年4月から完全実施に移行。
これに伴い授業時間が減り学力低下を招いたとの指摘もあるが、因果関係は明確ではない。
-首相に提出する報告案が提出前に報道されるということはどういうことか。新聞で国民に周知されてから報告される首相とは何なのか。
'07/05/26の朝刊記事から
農用地事業請け負い 14社 松岡農水相に献金
緑資源発注 3年で1300万円
独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件で、機構が発注した「特定中山間保全整備事業」の建設工事を請け負った熊本県内の14業者が、2005年分までの3年間に松岡利勝農水相の資金管理団体などに計約1300万円を献金していたことが25日、入札調書と政治資金収支報告書から分かった。
松岡農水相側は、林道整備をめぐる談合事件で摘発された公益法人やコンサルタント業者らから計約850万円の献金を受け取っていたことが分かっており、松岡農水相と受注業者との結び付きがあらためて浮き彫りとなった。
熊本、島根両県のの中山間事業でも官製談合の疑いが浮上、東京地検特捜部が関係先を家宅捜索している。
献金を受けていたのは資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」と、松岡農水相が代表を務める「自民党熊本県第3選挙区支部」。
'07/05/26の朝刊記事から
スー・チーさん軟禁延長
【ヤンゴン25日共同】ミャンマー軍事政権当局は25日、2003年9月から旧首都ヤンゴン市内の自宅で軟禁下にあるノーベル平和賞受賞者の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(61)に対し、1年間の軟禁延長を通告した。
軍政筋が明らかにした。
スー・チーさんは最初に自宅軟禁となった1989年以降、11年以上を拘束、軟禁下で過ごしており、現在は通算3度目。
軍政の人権弾圧に国際的な非難がさらに強まりそうだ。
当局者が25日午後、警察車両でスー・チーさんの自宅を訪れ、軟禁再延長を通告したという。
軍政は昨年5月にも軟禁を延長しており、27日午前零時に期限を迎えるとされていた。
小泉純一郎前首相やクリントン米前大統領ら世界の首相や大統領経験者59人が14日、連名の書簡で早期解放を訴えていた。