’08/02/14の朝刊記事から
ギョーザ中毒 内部犯行 重ねて否定
中国当局「毒物混入できぬ」
【北京13日佐々木学】中国製ギョーザによる中毒事件で、中国政府で輸出食品の安全管理を担当する国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長は13日、北京で記者会見し、ギョーザの製造元「天洋食品」の所在地である河北省石家荘市の当局者が「職場の待遇に不満を持つ従業員の犯行」との見方を強め、内部犯行の線で捜査しているとの一部報道を「推測にすぎない」と否定した。
国家品質監督検査検疫総局
中国政府の直属機関で、トップの総局長は閣僚級。食品や日用品の安全性確保や動植物の検疫などを担当、中国の「食の安全」に対する不信感が国際的に広がる中、日本や欧米の関係当局との折衝も増え、日本産のコメの対中輸出でも交渉窓口となっている。李長江局長（63）は黒龍江省出身、国家土地管理局副局長、浙江省副省長、税関総署副所長などを歴任し2001年から現職。（北京、共同）
