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’07/11/17の朝刊記事から
オシム監督 脳梗塞で入院
サッカー日本代表 早期復帰は困難
サッカー日本代表を率いるイビチャ・オシム監督(66)が16日未明、千葉県内の自宅で急性脳梗塞で倒れ、同県浦安市の順天堂大浦安病院に入院した。
日本サッカー協会の川淵三郎会長が同日夕、東京都内で記者会見して明らかにした。
オシム監督は集中治療室(ICU)で治療を受けており、同会長は涙で声を詰まらせながら「命を取り留めてほしい。かなり厳しい状況です」と容体を懸念した。
病院側は病状を明らかにしないが、この病気は一般的にまひなどの後遺症が出ることが多い上、再発の恐れ(虞)を常に抱える。
このためストレスが多く、長距離移動を強いられる代表監督業務に早期に復帰し、これまでと同様に指揮を執るのは難しいとみられる。
日本協会によれば、オシム監督は16日午前2時ごろに千葉県浦安市の自宅で欧州のサッカーの試合をテレビ観戦した後、2階に上がったところで倒れた。
妻のアシマさんが事態に気付いたという。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオシム監督は昨年のW杯ドイツ大会後の7月に、ジーコ監督の後任として日本代表5人目の外国人監督に就任した。