'08/09/13の朝刊記事から
米中 金体制崩壊後を協議
総書記 米高官「症状は深刻」
【ワシントン12日三浦辰治】北朝鮮の金正日総書記の病状について、米FOXテレビ(電子版)は12日、米政府高官の話として、脳卒中の症状が報道以上に深刻で、米国と中国が金正日体制崩壊後の対応について協議していると報じた。
高官は「総書記は、死に直面してはいないが、急速に回復しているとの韓国からの情報を、米国政府は信じていない」と述べた。
高官によると、北朝鮮では現在、政情が不安定化する兆候は見られないが、「総書記の権力がスムーズに継承される確率は高くはない」と述べ、病状が悪化した場合には、政権内部での混乱が予想されるとの見方を示した。
この件について中国政府は、北朝鮮との関係に配慮し、米国との協議の公表に応じていないという。