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080913 太田農水相「じたばた騒いでない」 汚染米、安全と強調

2018-12-18 19:40:44 | 経済
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'08/09/13の朝刊記事から

太田農水相「じたばた騒いでない」 汚染米、安全と強調

太田誠一農水相は12日、日本BS放送(BS11)の番組収録で、農薬などに汚染された事故米の不正転売問題で「人体に影響がないことは自信を持って申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない」と発言した。



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米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の汚染米が病院給食として消費されたほか、汚染米を原料にした焼酎やあられの自主回収が相次ぐなど国民生活に動揺を与えている問題に対して当事者意識が欠如しているとも受け取れる農水相の発言に、野党から辞任を求める声が相次いだ。

番組の中で農水相は「そもそも焼酎は蒸留する過程で有害なものが分れていくから(有毒性は)ほとんどない。中国ギョーザの(混入農薬の)濃度に比べて60万分の1の低濃度」などと発言。

健康に問題がないとする理由に挙げた。



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さらに農水相は「いいかげんに問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」とも述べた。

番組の終了後、農水相は発言の真意について記者団に対し「(問題を)軽視しているのではなく、沈着冷静に対応していくということを言っている」と釈明した。

11日には農林水産省の白須敏朗次官が、汚染米を転売した業者に責任がある、との責任逃れとも取れる発言をするなど、農水相を筆頭に同省の問題に取り組む姿勢が問われそうだ。