’08/02/14の朝刊記事から
愛子さま もっと皇居に
宮内庁長官 皇太子さまに「苦言」
羽毛田信吾宮内庁長官は13日の定例会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さまが天皇皇后両陛下に皇居で会う参内について「(皇太子さまの)発意による参内が増えていない。両陛下も心配されているので皇太子さまは大切に考えていただきたい」と述べ、参内回数を増やすよう求めた。宮内庁長官が皇太子さまへの苦言とも取れる発言をするのは異例。
羽毛田長官は「(愛子さまの)参内は年に2、3回」と明かし、天皇陛下の皇太子時代には「毎週1回は(昭和天皇に)参内していた」と紹介した。
また長官は同日、皇太子さまに直接、参内回数を増やすよう要望したといい、皇太子さまは「努力したい」と答えたという。
愛子さまの参内をめぐっては、天皇陛下が2006年1月の会見で「残念なことは、愛子は幼稚園生活を始めたばかりで、風邪をひくことも多く、私どもと会う機会が少ないことです」と発言。
これを受けて皇太子さまは、昨年2月の会見で「天皇陛下の愛子に対するお気持ちを大切に受け止めて、これからも両陛下とお会いする機会をつくっていきたいと思います」と答えている。
羽毛田長官は会見で皇太子さまの発言について「公の発言をされたことはできるだけ実行していただきたい」とも述べた。