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'07/09/13の朝刊記事から
秋田児童殺人初公判 畠山被告「死ねない」
豪憲君父「死刑にして」
秋田県の連続児童殺人事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた畠山鈴香被告(34)の初公判は12日午後も秋田地裁(藤井俊郎裁判長)であり、検察側と弁護側双方が証拠の要旨を読み上げた。
検察側は、殺害された米山豪憲君=当時(7つ)=の父親勝弘さん(41)の「どんな重い刑にしたところで豪憲は帰ってこないが、畠山被告を死刑にしてもらいたい」との調書を読み上げた。
弁護側は、畠山被告が勝弘さんらにあてた謝罪文の中で「まだ死ぬわけにはいかない。米山さんの憎しみをぶつける相手がいなくなるから」と記していたことを明らかにした。
これに先立ち冒頭陳述を行った。
検察側が捜査段階で実施した畠山被告の簡易精神鑑定の結果も示され、「幼少時から他者に対しての憎悪の念があり、世間への怒りが爆発したと考えられる」と指摘していた。
検察側は法廷で、長女彩香ちゃん=当時(9つ)=死亡後、畠山被告を慰めるために勝弘さんが渡したDVDを上映。
彩香ちゃんと豪憲君が遊ぶ姿が映し出された。