備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

品質の松下 信頼揺らぐ

2010-08-26 20:04:44 | 経済

Kodak DC4800

'07/08/16の朝刊記事から

品質の松下 信頼揺らぐ
今度は携帯電池不具合
 

松下電池工業が製造した携帯電話用リチウムイオン電池の不具合発覚で、松下電器産業グループが誇った「品質の松下」のイメージが揺らいでいる。
5月には発火事故で、電子レンジ、冷蔵庫など約305万台を対象に点検・修理を実施したばかりで、品質管理体制の強化が急務になりそうだ。

製品管理強化が課題
発熱の恐れ(虞)が見つかったリチウムイオン電池は携帯電話やノートパソコン向けに需要が拡大しているが、安全面に懸念が高まれば数年後を見込むハイブリッド自動車への搭載が遅れる可能性もあり、メーカーには大きな打撃となりかねない。

松下電器は2005年に起きた石油温風機による一酸化炭素中毒死亡事故で初期対応の遅れが批判され、約240億円に上る対策費用と、テレビCMを一時全面的に事故告知に切り替える対応を余儀なくされた。
この教訓から製品の安全面を扱う専門部署を本社や事業部門に設置するなど、製品管理の強化に着手している。

ただ、家電業界では製品の高機能化に伴い、事前の製品テストで発見できない欠陥が増えているほか、「携帯電話は『小さく、薄く、軽く』の激しい競争環境にある」(大手通信会社の関係者)ことが部品メーカーへのプレッシャーとなり、相次ぐ電池の不具合につながっているとの指摘もある。

6月の松下電器の株主総会では、製品の安全性を含めた品質低下を不安視する質問が相次ぎ大坪文雄社長は対応策の説明に追われた。


コメント
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