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'06/12/23の朝刊記事から
サハリン2 08年夏LNG輸出開始焦点
【モスクワ22日藤盛一朗】
ロシア・サハリン州で進む石油・天然ガス開発「サハリン2」への政府系ガスプロム社の参入が21日決まったことで、同事業の次の焦点は、液化天然ガス(LNG)輸出が計画通り、2008年夏に始まるかどうかに移った。
プーチン大統領は同日夜の三井物産など開発側首脳との会談で事業の全面支援を約束しており、ロシアでは、ガスプロム参加を契機に事業推進が加速するとの見方が主流だ。
対ロ投資 高リスク露呈
ロシアの石油・天然ガス開発「サハリン2」の経営主導権をロシア政府系ガスプロムが握ることになったが、ロシア側の強引な「横やり」を受ける形での決着だけに、商社関係者などからは「ロシア投資のハイリスクぶりがあらためて示された」との声が上がっている。
新たなエネルギー供給源として期待されたロシアだが、投資に二の足を踏むケースが増えそうだ。
「日本の商社トップとナンバー2(三菱商事、三井物産)をもってしても、寄り切られてしまった」。
ガスプロムがサハリン2事業会社、サハリンエナジー(SE)株式の過半数譲渡合意の知らせを聞いた国際金融関係者は嘆いた。
商社関係者は「2008年の液化天然ガス(LNG)供給に道筋が付いたのは朗報だが、エネルギー関連でのロシア投資の怖さが際立った。
今後は投資に慎重にならざるを得ない」とした上で、「日本政府の支援体制も疑問だ」と指摘する。