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備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

東電福島原発 78年に「臨界事故」

2009-01-30 22:23:00 | 事故


'07/03/23の朝刊記事から

東電福島原発 78年に「臨界事故」
報告制度制定前、日本初か


東京電力福島第一原子力発電所(福島県)3号機で1978年11月、定期検査中に制御棒が5本脱落していたことが22日、分かった。
同社は「現状の判断では、臨界というレベルに達していた」と認めた。
臨界は最大7時間半続いたとみられ、99年の北陸電力志賀原発1号機の事故よりはるかに早い、「日本初」の臨界事故だった可能性が高い。

原子炉等規制法に基づく報告制度は翌12月の制定で、当時、国への報告はなかった。

当時の日誌に記録はなく、時期が古いため記録も残っていなかったが、同社はOBやプラントメーカーなどに調査範囲を広げたところ、東芝から「制御棒が抜け落ち、(臨界を示す)中性子の増加が見られた」と記された技術者のメモが見つかった。
メモには、中性子モニターを書き写したグラフがあったため、詳細が判明。
退職した当時の当直員からも、状況を裏付ける証言が得られた。



ボンバル機 熊本トラブル 電気回路ねじ緩む

2009-01-30 21:52:26 | 事故

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/22の朝刊記事から

ボンバル機 熊本トラブル
電気回路ねじ緩む


熊本空港に着陸しようとした天草エアライン(熊本県天草市)のボンバルディアDHC8-103型(乗客乗員18人)が車輪を一時下ろせなくなったトラブルで、天草エアラインは21日、電気回路のねじが緩んでいたことを明らかにした。
同社は、それによる接触不良のため車輪を下ろす油圧装置が働かなかったとみている。

同社によると、ボンバルディア社の技術者らと調べた結果、油圧装置に信号を伝えるコックピット上部の電気回路内のねじに緩みが見つかった。
ねじは直径2ミリ、長さ10ミリ程度で、半分ほど浮き上がっていたという。

ゆるみが原因で回路の一部が接触不良となり、油圧装置に作動油が流れず、圧力が不足して車輪が下りなかったとみられる。



ボンバル機 全車輪出ず手動着陸

2009-01-27 20:08:03 | 事故


'07/03/21の朝刊記事から

ボンバル機 全車輪出ず手動着陸
熊本空港 緊急点検の対象機種


20日正午ごろ、天草発熊本行きの天草エアライン201便ボンバルディアDHC8-103型(乗客乗員18人)で、車輪すべてが一時下りないトラブルが起きた。
同機は緊急時の手動操作で車輪を出し、12分後に熊本空港に着陸した。
高知空港の胴体着陸事故を受けて国土交通省が指示していた緊急点検の対象に含まれる機種で、同社は電気系統に異常があったとみて原因を調べている。
乗客らにけがはなかった。

ボンバルディアDHC8
カナダのボンバルディア社が1970年代から開発を始めた双発小型プロペラ機。
標準座席数37-39席の100型が原型で、その後エンジンを強化した200型、胴体を延長して座席数を増やした300型(50-56席)、400型(68-78席)と発展した。
内装の違いなどから103型、402型などに細かく分かれており、天草エアラインのトラブルは103型。
客室の騒音を低減する装置が付いた最新型は「Q300」[Q400]の愛称で呼ばれる。




炭鉱爆発 61人死亡 ロシア

2009-01-26 12:29:10 | 事故

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/20の朝刊記事から

炭鉱爆発 61人死亡 ロシア
ノボクズネツク 多数まだ坑内に


【モスクワ19日共同】ロシア非常事態省によると、シベリア西部ケメロボ州ノボクズネツクのウリヤノフスカヤ炭鉱で19日、採掘中にメタンガスによる爆発が起き、タス通信によると、同州当局者は作業員61人が死亡したと述べた。

まだ多くの人が坑内に閉じ込められているとみられ、救出作業が続いている。



積丹岳で雪崩 1人死亡3人不明

2009-01-23 20:51:01 | 事故


'07/03/19の朝刊記事から

雪崩 1人死亡3人不明 山頂付近 幅100m全長400m
積丹岳 スノーモービル登山 重傷含む18人下山


【積丹】18日午後2時50分ごろ、後志管内積丹町の積丹岳(1,255メートル)の9合目(1,120メートル)付近の南側斜面で、スノーモービルを楽しんでいた小樽市や札幌市などの会社員ら一行22人のうち、10人10台が雪崩に巻き込まれ、うち1人が死亡、3人が行方不明になった。
余市署が死亡者や行方不明者の身元など確認を急いでいる。
このほか、1人が腰の骨を折るなど重傷を負った。
重傷者1人を含む18人のうち、8人は自力で下山し、残る10人は道警や地元消防の救助隊に同日夜、救助された。
不明者3人について、道警などは18日午後11時に捜索をいったん打ち切り、19日午前5時から約90人体制で捜索を再開する。

救助隊によると、不明の3人が埋まっている場所はだいたいの見当が付くものの、雪崩の雪が約2メートルあり、掘り出せなかったという。

余市署や救助隊によると、雪崩の発生場所は9合目南側の直径2、3キロあるすり鉢状のくぼみの内側。
雪崩は斜度30度程度の斜面で発生し、規模は幅100メートル、全長400メートル。
救助隊によると、くぼみの底から、1台のスノーモービルが斜面を上っている際にアイスバーンの上に積もっていた雪が滑って雪崩が発生し、斜面の下にいた計10人が巻き込まれたという。



表層雪崩

斜面に降り積もった雪の上層部だけが滑り落ちる現象。
寒さの緩みや降雨、放射冷却現象が続くことで雪の表面がざらめ状などに変化し接着力の弱い「弱層」となる。
接着力が弱いパウダースノーも含め、弱層の雪の上に大量の雪が積もると表面の雪を支えきれなくなり、発生しやすい。
2月に青森県の八甲田山系でスキー客2人が死亡した雪崩も表層雪崩の可能性が指摘されている。
これに対し気温の上昇で積雪の層全体が滑り落ちる現象を「全層雪崩」という。