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備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

北朝鮮 核施設の無能力化準備

2009-12-15 20:31:04 | 北朝鮮


'07/06/23の朝刊記事から

北朝鮮 核施設の無能力化準備
米次官補会見 初期措置「速やかに」


【ソウル22日近藤浩】北朝鮮を初訪問した、六カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は22日、ソウルの外交通商省で記者会見した。
ヒル次官補は、2月の六カ国協議の合意に基づく初期段階措置として、北朝鮮側が寧辺(ニョンピョン)の核施設の稼動停止・封印を速やかに履行することを再確認。
次の段階である核施設の無能力化についても、北朝鮮は「合意を守る準備がある」との姿勢を示し、その具体化について協議したことを明らかにした。

ヒル次官補は六カ国協議の北朝鮮首席代表、金桂冠(キムゲグァン)外務次官らと会談。
日本が求める拉致問題の解決について、ヒル次官補は「日朝関係の改善に向けて、拉致問題に取り組むよう北朝鮮に促した」と述べた。


北朝鮮資金 送金が完了 米韓見解

2009-11-16 21:05:28 | 北朝鮮

Kodak DC4800

'07/06/20の朝刊記事から

北朝鮮資金 送金が完了 米韓見解

ヒル米国務次官補は19日、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮資金が「ロシアにある北朝鮮の銀行口座に、きょう入金されたと理解してる」と述べ、送金問題が解決したとの認識を示した。
訪日した際、羽田空港で記者団に語った。
聯合ニュースによると、韓国の宋旻淳外交通商相も同日、国会答弁で同様の見解を述べた。

北朝鮮やロシア当局は確認していないが、2月の6カ国協議で合意した北朝鮮の核放棄に向けた「初期段階措置」履行で最大の”障害”になっていた送金問題は解決したと言える。
今後は来週の国際原子力機関(IAEA)実務代表団の訪朝を機に、北朝鮮が実際に核施設稼動停止などの行動をとるかどうかが焦点となる。



北朝鮮原子炉 来月後半にも停止

2009-11-08 20:45:24 | 北朝鮮


'07/06/19の朝刊記事から

北朝鮮原子炉 来月後半にも停止
ロ通信社報道 ヒル氏「2,3週間で」


【北京18日佐々木学】北京発のロシア・インタファクス通信は18日、北朝鮮外交筋の話として、同国が寧辺にある原子炉の稼動停止・封印を7月後半にも実施すると報じた。
北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補も同日、北京で記者団に対し、「核施設を2,3週間で停止させる」との見通しを示した。

インタファクス通信によると、北朝鮮外交筋は「われわれの専門家によれば、原子炉停止には約1カ月かかるため、封印は7月後半になる。封印後に6カ国協議が再開される」と語った。

同筋はまた「封印はわが国が初期段階措置の義務を果たしたことを意味する」と強調。
「これを受けて関係国は第2段階で着手する具体措置の協議に移行すべきだ」と述べ、北朝鮮に対する重油の提供など見返り支援を急ぐべきとの認識を示した。

ただ、同筋は製造済みの核兵器の放棄については「最も困難な問題」と指摘し、「米国がわが国への敵視政策を放棄した時にのみ、この問題を話し合える。わが国の安全に対する後戻りできない確固たる保証が必要だ」と述べた。

北朝鮮は2月の6カ国協議で、核放棄への初期段階措置として、寧辺の原子炉停止と封印、国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れに同意している。
マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮関連資金がロシアの銀行へ送金されたことを受け、北朝鮮はIAEA代表団の招請を表明。
原子炉停止の立会いを求めている。


IAEA代表団 北朝鮮へ近く派遣

2009-11-02 22:41:40 | 北朝鮮

Kodak DC4800

'07/06/18の朝刊記事から

IAEA代表団 北朝鮮へ近く派遣

【ベルリン17日三浦耕喜】国際原子力機関(IAEA)は17日、北朝鮮から6カ国協議で合意した「初期段階措置」の手続きを協議するため、IAEAの実務代表団を招請するとの書簡を受け取ったと明らかにした。
これを受けIAEAは一両日中にも平壌に専門家代表団を派遣。
北朝鮮側と寧辺の核施設の封印・監視に向け具体的手順を協議する。


北朝鮮がIAEA招請 核放棄ようやく端緒

2009-10-30 22:00:33 | 北朝鮮


'07/06/17の朝刊記事から

北朝鮮がIAEA招請
核放棄ようやく端緒
実効性 なお不透明


【ジャルガラント(モンゴル北部)16日共同】北朝鮮が、マカオの銀行にある資金移管が「最終段階」にあるとして国際原子力機関(IAEA)の実務代表団招請に踏み切ったことで、2月13日の6カ国協議合意から約4カ月を過ぎて、資金移管問題で停滞していた北朝鮮核問題がようやく動き出す見通しになった。<解説>

合意で定められた初期段階措置履行期限の「60日」から2カ月以上遅れたが、なんとしても6カ国協議を前進させようと譲歩を重ね、難航していた資金移管を「超法規的措置」で実現した米国の意志に北朝鮮が「行動対行動」の原則で応えざるを得なかったといえる。

北朝鮮は2月の合意に基づく初期段階措置履行に事実上着手したともいえるが、求められているのはIAEA代表団を受け入れた後、実際に核施設停止など同措置の具体的行動をとることだ。

朝鮮半島非核化に向けた具体的な行動が実現するかどうか。
今回の北朝鮮の行動は最終目標に向けた端緒がつかめたにすぎないともいえる。

北朝鮮報道の第一報を受け取ったヒル米国務次官補は歓迎の意向を示し「このステップがなければ何も達成できない」と「必要条件」をクリアした充実感を示した。
だが合意履行の「十分条件」ではなく、北朝鮮との交渉が一筋縄ではいかないのはこれまでの経緯が示している。