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イラン外相、「シリア・イラクに対する米の攻撃は、他国の国家主権の侵害」

 
2月 28, 2021 02:05 Asia/Tokyo
  • ザリーフ・イラン外相とフセイン・イラク外相
    ザリーフ・イラン外相とフセイン・イラク外相

ザリーフ・イラン外相が、シリア・イラク国境地帯でのイラク義勇軍への攻撃というアメリカの危険な行動を避難するとともに、この違法な攻撃を国家主権の侵害だとしました。

今月26日未明、アメリカ軍の戦闘機がシリア・イラク国境を攻撃しました。

ザリーフ外相は27日土曜、テヘランでフセイン・イラク外相と会談し、イラク領内での最近の攻撃や事件の一部を疑わしいものだとし、「こうした行動は、イラン・イラクの関係のかく乱および、イラクの治安や安定を乱す目的で計画された可能性がある」と述べています。

一方、フセイン外相も「イラク政府は、対イラン関係の破壊を目的に国内での事件が悪用されることを許さない」とし、相互関係の拡大を目指しての両国のさらなる協力を強調しました。

この報告によりますと、両外相は国境地帯での交易や経済、政治面での協力の様々な側面に関して協議したということです。

フセイン外相は、イラン政府高官との協議のため、27日にテヘラン入りしました。

 

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2月 27, 2021 21:54 Asia/Tokyo
  • 米国軍のシリア攻撃
    米国軍のシリア攻撃

米国議会の上院議員数名が、米軍によるシリア攻撃を批判しました。

アメリカ国防総省は26日木曜夜、同国軍の戦闘機が、バイデン米大統領の指示により、シリア東部にある抵抗グループの拠点を攻撃したと発表しました。

IRIB通信によりますと、米議会の上院議員らは、今回のシリア攻撃の決定は、米大統領の権限を越えたものであるとして、懸念の意を表明しています。

こうした中、米上院外交委員会のメンバーであるクリス・マーフィー議員は声明の中で、今回の攻撃に関して米政府の説明を求めました。

また、バージニア選出のティム・ケイン民主党上院議員や、ランド・ポール共和党上院議員も今回のシリア攻撃を違法なものとして非難しています。

さらに、イスラム教徒議員イルハン・オマル上院議員も声明を出し、米軍による最近のシリア攻撃を違法な行動とし、米政府はなるべく早期に、この攻撃による民間人死亡者の数について透明化すべきだと述べています。

アメリカとシオニスト政権イスラエルは、地域でのテロとの戦いにおいて抵抗グループが成功した後、抵抗戦線に対する圧力を増加しようとしています。

 

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2月 27, 2021 21:11 Asia/Tokyo
  • ムハンマド・サウジ皇太子
    ムハンマド・サウジ皇太子

米国政府は、国外在住のサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏の暗殺に関連する一部の機密文書を公開し、この犯罪はサウジアラビアのムハンマド皇太子により命じられ、実行に移された、と発表しました。

米国当局がムハンマド皇太子にはインタビューしないと表明していることを考えると、今、この報告とバイデン政府のアプローチがムハンマド皇太子の政治的な状況にどのような影響を与えるか、という問題が浮上してきます。

第1の問題は、サウジアラビア国内でのムハンマド皇太子の政治的立場が揺らいだことです。米国政府からの支援を特に計算に入れていたムハンマド皇太子は、トランプ前大統領が大統領選挙に敗れたことで、自身の最も重要な支持者を事実上失いました。カショギ氏の暗殺に関する報告書の公開は、ムハンマド皇太子の暴力的な様相を再び浮き彫りにしました。以上のことから、サウジ王族の意識には、ムハンマド皇太子のサウジアラビア国王就任が、この国の国際的な地位に打撃を与えるという考え方がで形成されることになります。故にムハンマド皇太子に対する国内での反発行為が増大することになります。

第2の問題は、ムハンマド皇太子への制裁といった国際的な措置が課される可能性です。このことから、カショギ氏殺害事件を担当する国連報告者は、「米国政府に対し、ムハンマド皇太子の財産だけでなく同氏の国際的な往来・取引も制裁の対象にするよう要請する」と述べました。米国政府がムハンマド皇太子に制裁を課す可能性は低いと思われますが、サウジアラビア皇太子に対する世論の圧力といった外部からの別の圧力が再び増大しています。

第3の問題は、ムハンマド皇太子が夢見ている王位が手からすり抜けるという脅威が高まり、彼のライバルの形勢が再び優位になってきていることです。米国政府は、ムハンマド皇太子から厳しく取り締まられているムハンマド・ビン・ナイーフ元皇太子を特別視しています。このことから、米国のシンクタンクであるブルッキングス研究所のブルース・リドル氏は「国際社会は現在、元サウジアラビア皇太子であったムハンマド・ビン・ナイーフ氏の釈放を要求しなければならない。同元皇太子の拘束は、彼が犯罪を犯したためではなく、現在の皇太子ムハンマド氏にとっての頭痛の種となったからである。ムハンマド・ビン・ナイーフ元皇太子は、数百とは言わないまでも数十人のアメリカ人の命を救い、テロ組織アルカイダをその故地で打ち負かした。この点に関するサウジアラビアの指導者に対するアメリカ政府の圧力は一般的ではないように思われるかもしれないが、この措置は、米国人の安全確保への彼の広範な支援を考えた時、ナイーフ氏が特別な問題であることから、緊急に行われる必要がある」と記しています。

最後の問題は、カショギ氏の暗殺に関する報告書を発表し、この犯罪がムハンマド皇太子の命令によって実行されたことを認めるというアメリカ政府の行動、そしてムハンマド皇太子の政治生命にどのような影響を及ぼすかということはさておき、この措置によりムハンマド皇太子の政治的未熟さが再び露呈されたことです。今や再度、サウジアラビア皇太子はサウジアラビア王位の継承のために、米国政府の支援を求めなければなりません。しかし、恐らく今回は石油マネーがムハンマド皇太子を救うことはないでしょう。

 

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