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東京琉球館で「新型コロナウイルスは世界に何をもたらすか」とについて話します 

2020.03.31
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 東京琉球館で4月18日の午後6時から「新型コロナウイルスは世界に何をもたらすか」というテーマで話します。予約制とのことですので興味のある方は事前に下記まで連絡してください。

 

東京琉球館

住所:東京都豊島区駒込2-17-8

電話:03-5974-1333

http://dotouch.cocolog-nifty.com/

 

 今年はアメリカで次期大統領を決める手続が進んでいます。民主党の候補者選びを見ると、前副大統領でウクライナにおける汚職事件で名前の出ているジョー・バイデンが3月に入って支持率が急伸している一方、バーニー・サンダースは失速気味です。

 

 新型コロナウイルスの感染が拡大、それにともなって経済活動が急減速、アメリカに住む大多数の人びとが医療を受けられない現実も明らかになっています。そうした中、巨大企業に優しいバイデンの支持率が伸びているのは興味深い事実だと言えるでしょう。

 

 世界的に人間の移動が規制され、物資の流通が滞り、戒厳令の予行演習に見える政策が打ち出されていますが、こうした政策をアメリカの支配層は1960年代から目論んでいました。

 

 具体的な動きとしては、1968年4月にマーチン・ルーサー/キング牧師が暗殺された直後に起こった大規模な蜂起が引き金になり、アメリカ軍が暴動鎮圧を目的とした2旅団を編成したガーデン・プロット作戦が思い出されます。

 

 こうした動きはその後も続き、本ブログでは繰り返し書いてきたCOGにつながりました。今回のコロナウイルス騒動では日本においても学校が閉鎖され、コンサートやスポーツのようなイベントは中止されたり無観客で実施になり、大都市を封鎖するという話も出てきました。アメリカの国防総省高官は3月20日、ホテル、大学のキャンパス、スポーツ施設などを接収する計画を作成中だと発表したようですが、この計画と日本の動きは合致すると言えるでしょう。

 

 こうした事態を引き起こした新型コロナウイルスがどこで出現したのか、中国なのか、アメリカなのか、あるいはイスラエルなのかという問題も未解決ですが、そのウイルスを妖怪に仕立て、危機感を煽り、人びとを怯えさせ、社会の収容所化を促進しようとしているようにも見えます。

 

 そうした動きを引き起こす一方、新型コロナウイルスの感染拡大はアメリカが窮地に陥った「同盟国」を助けられないどころか、自国の医療体制が貧弱で自国民も助けられない現実を明らかにしています。

 

 その一方でキューバの医療技術が高いことが再確認され、中国やロシアが医師や医療機器を感染拡大国へ派遣している事実を知る人も少なくないでしょう。アメリカへの信頼度は低下しているはずです。

 

 アメリカの支配層は2008年当時と同じように巨大企業や富豪を救済し、大多数の人びとから富を奪って貧困化させる政策を推進する腹づもりでしょうが、その計画が失敗したなら、アメリカの支配システムは崩壊のスピードを上げそうです。

 

 新型コロナウイルスが生み出した状況は強大な私的権力が支配する世界を作り出すのか、私的権力の実態を暴き出して多極化した世界を作り出すのか、その辺のことを考えたいと思います。






最終更新日  2020.03.31 17:24:52


 
 
2020.03.30
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 アメリカでCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染者数が増えているようだが、増えているのか前から存在するのかは明確でない。同国の​CDC(疾病管理センター)によると​、今シーズン(2019年から20年)のインフルエンザの患者数は少なくとも3200万人、死者は1万8000人を超えたとされているが、その中にCOVID-19の患者が含まれている可能性もある。はっきりしないのは、COVID-19の検査に力を入れていなかったからだ。

 

 自分たちに都合の悪い事実を調査しないのは日本も同様。東電福島第一原発の事故によって環境中へ放出された放射性物質の情況、その放射性物質が人びとをどの程度汚染したか、その人体への影響がどうなっているか、あるいは水俣病など公害病の実態など、日本の支配システムを動かしてきた「エリート」は調べたがらない。調べなければ数字は出てこず、数字が出てこなければ事実がないことにできるというわけだ。

 

 日本ではHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に汚染された血液凝固因子製剤が原因で血友病の患者などがエイズに感染、大きな問題になったことがある。遅くとも1983年の段階で非加熱の血液凝固因子製剤が危険だと専門家の間では認識されていたことから、その責任を問う裁判が1989年に起こされている。

 

 当時の厚生省事情に詳しい人によると、同省の官僚たちは当初、日本でもアメリカと同じように性的な行為による感染が拡大し、その中に血液凝固因子製剤による感染は埋没してしまうと見通していたのだが、見通しとは違った展開になり、官僚は自分たちの責任が問われることを恐れ、慌てたというのだ。この話が正しいかどうかは不明だが、エイズ患者の総数が増えれば薬害エイズは注目されなかっただろう。

 

 COVID-19情況を隠そうとしていたアメリカや日本の政府がここにきて危機感を煽り、人びとを怯えさせている。怯えた人間は操りやすいと考えられているらしく、街のチンピラも治安機関も情報機関もさまざまな手段を使って脅すが、ここにきて同じ手法がとられているように見える。多くの人を脅すために重要な役割を果たしているのがメディアだ。

 

 1960年代から80年にかけてイタリアでは爆弾テロが相次いだ。政府や有力メディアは極左の犯行だと宣伝したが、イタリアの情報機関が手先として使っていたグラディオという秘密組織が実行していたことが後に判明する。

 

 その情報機関は第2次世界大戦後、SIFAR、SID、SISMIと名称を変更しているが、違法活動が発覚したことが変更の理由。秘密組織はNATOに所属しているが、その背後にはアメリカやイギリスの情報機関が存在する。NATOの秘密組織はネットワークを形成、ヨーロッパを米英がコントロールするために使われてきた。

 

 グラディオが爆弾テロを繰り返した目的は、コミュニストが強かったイタリアの左翼を潰して治安システムを充実させる、つまり収容所化を推進することにあった。これは成功したと言えるだろう。

 

 人びとを脅すために「妖怪」を作り出すこともある。オサマ・ビン・ラディンやダーイッシュ(IS、ISIS、ISILなどとも表記)にもそうした側面があったが、最近はCOVID-19(新型コロナウイルス)が使われていると言えるだろう。






最終更新日  2020.03.30 12:27:46
2020.03.29
カテゴリ:カテゴリ未分類

 ​ロシアからイタリアへ3月22日から25日にかけて15機以上の航空機が飛来​した。医師180名を含む人びとや医療機器などを運んできたのだ。すでにキューバや中国の医師団がイタリア入りしていると伝えられているが、かなりの量の機器が持ち込まれたのだろう。

 

 ロシアにとって細菌兵器対策は重要。本ブログでも何度か書いているが、アメリカはロシアや中国の周辺に細菌兵器の研究施設を建設してきた。ウクライナ、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージアなどで細菌兵器の施設をアメリカは作ったとされている。さらにアフガニスタン、パキスタン、台湾、フィリピン、韓国、そして日本にもアメリカ国防総省の影響下にある細菌に関する研究施設が存在しているという。

 

 アメリカにとってイタリアは戦略的に重要な位置にある。地中海周辺(ヨーロッパ南部、トルコ、シリア、パレスチナ、北アフリカなど)やヨーロッパ北部を睨む拠点だ。

 

 ところが、イタリアはアメリカへの従属度が比較的低い。かつてイタリアはフランスと同じようにコミュニストが強い地域だったが、そうした雰囲気が残っているかもしれない。

 第2次世界大戦中、西ヨーロッパではドイツ軍と戦ったのはレジスタンくらいだったが、そのレジスタンスの主力はコミュニストだった。そうしたことが大きいだろう。ドイツはソ連への軍事侵攻に300万人以上を投入、西部戦線には90万人程度しか残さなかったのだが、西ヨーロッパやイギリスがドイツと戦わないことを知っていたかのような決断をアドルフ・ヒトラーは下したのである。

 

 ドイツ軍はスターリングラードの戦いでソ連軍に敗れて1943年2月に降伏するが、ソ連への軍事侵攻に戦力の4分の3以上を投入していたドイツの敗北はこの時点で決定的になった。本ブログでは繰り返し書いてきたことだが、イギリスやアメリカが慌てて動き始めるのはその後。イギリス軍とアメリカ軍がシチリア島へ上陸したのは1943年7月のことだった。

 

 この上陸作戦でアメリカ軍とイギリス軍が対立する。作戦はアメリカが主導したのだが、連合軍大本営最高司令官だったイギリス人のハロルド・アレグザンダーは行軍の際、モンゴメリーの部隊の後ろをパットンの部隊に歩かせるなど「イギリス軍の勝利」を演出した。

 

 これにアメリカ軍のクラーレンス・ヒューブナー中将は反発、アレグザンダーとの関係が悪化する。そこでヒューブナーは追い出され、その後任にはイギリスの貴族が大好きだったライマン・レムニッツァーが選ばれた。1950年代に沖縄を基地化、カーティス・ルメイと同じようにソ連に対する核攻撃を計画、統合参謀本部議長の再任をジョン・F・ケネディ大統領に拒否された人物だ。

 

 第2次世界大戦の終盤、レジスタンス人気を懸念したアメリカやイギリスの情報機関はジェドバラというゲリラ戦部隊を編成する。これが核になって軍の特殊部隊やCIAの秘密工作部門ができあがり、NATOの秘密部隊も編成される。イタリアに設置された秘密部隊がグラディオ。この部隊は1960年代から80年頃にかけ、極左を装って爆弾テロを繰り返し、クーデターも計画している。

 

 こうしたアメリカやイギリスの破壊活動をイタリア人は記憶しているはず。COVID-19(新型コロナウイルス)の騒動がそうした記憶を呼び起こしたかもしれない。






 

最終更新日  2020.03.29 16:29:56
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