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シリア騒乱と修羅の世界情勢
最も働く英王室メンバーは、ウィリアム王子でも女王でもチャールズ皇太子でもない では誰なのか?
2/3(木) 18:30配信
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──日本ではウィリアム王子夫妻に関する報道が多いためトップは意外かもしれない
2021年は英王室にとって波乱の年だった
2021年は英王室にとって波乱の年だった。エディンバラ公爵フィリップ王配の逝去、アンドルー王子のスキャンダル、ハリー王子は王室主要メンバーとしての役割を退きメーガン妃とともにその後も世間を騒がせている。 ●エリザベス女王の憂鬱、「健康不安説」「不人気な息子」「もっと不人気な孫」 公務を果たす者が減ったうえ、4月に95歳の誕生日を迎えるエリザベス女王の心身の健康面も不安視されるなか、大きな責任を引き受けるためにステップアップしたのは3人の子供たちだ。2021年、最も働いた英王室メンバー上位を紹介する。 ■ 5位 ケンブリッジ公ウィリアム王子 5位はウィリアム王子。叔母、父、祖母、叔父に次いで、2021年に「勤勉な王族」だった。未来の国王が出席した公務は235件。 ちなみに妻のキャサリン妃は8番目に多忙な王室メンバーだった。3児の母親業のうえに、大きなイベントの開催や訪問を両立させるキャサリン妃。温かいキャラクターとファッションアイコンとして不動の人気を誇る。 ■ 4位 ウェセックス伯爵エドワード王子 4位は、エリザベス女王夫妻の末っ子のウェセックス伯爵エドワード王子。女王の秘蔵っ子で、妻のソフィー妃とともに女王から厚い信頼を寄せられている。また、次男のアンドルー王子がスキャンダルのために英王室から追放された影響も。204件の公務に出席。ソフィー妃は194件。 ■ 3位 エリザベス女王 エリザベス女王は今月7日に即位70年を迎え、4月の誕生日には95歳になる。昨年、73年間連れ添った夫のフィリップ王配を失ったことは、心に「大きな空白」を残したと、次男アンドルー王子が明かした。エリザベス女王は「健康上のアドバイス」を受けて旅行を取りやめ、追悼の日の礼拝などいくつかの重要な行事は欠席したが、ウィンザー城での行事を中心に184件の公務をこなした。 ■ 2位 チャールズ皇太子 次点にランクインしたのは、王位継承順位1位のチャールズ皇太子。彼が国王になったら「(良くも悪くも)大きな変化が起こる」と伝えられている。昨年は385件の公務をこなした。 ■ 1位 アン王女 2021年、最も多くの公務を引き受けたのはエリザベス女王の娘、アン王女だった。387件もの公式訪問や式典出席など、精力的に公務に臨んだ。 英王室ファンにとってはそれほど驚くべきことではないかもしれないが、日本ではウィリアム王子夫妻に関する報道が多いため、アン王女の活動量に驚く方もいるだろうが、2020年にも「最も勤勉なロイヤル」の称号を授与された。王位継承順位は2021年10月時点でルイーズ・ウィンザーに次ぐ第17位。兄弟のうち唯一の女性として71歳の高齢ながら、君主であり母親のエリザベス女王を精力的に支えている。
田中ゆう
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最終更新:2/3(木) 20:11ニューズウィーク日本版
LONG LIVE THE MONARCHY!
2021年5月19日(水)11時30分
S・ジェイ・オルシャンスキー(イリノイ大学シカゴ校教授)
故フィリップ殿下と今も元気な女王(2015年撮影) BORIS ROESSLER-POOL-REUTERS
<一般のイギリス人より、なんと平均して30年も長生き。各種の研究で分かった、この差が生まれる要因>
イギリスでは100歳の誕生日を迎えた人に女王からお祝いのメッセージが届くことになっている。100歳まで長生きできるのはそれほど数少ない幸運な人、ということだ。
今年4月9日に亡くなったエディンバラ公フィリップ殿下は99歳と10カ月だった。その前に伝えられた英王室のメンバーの訃報はエリザベス女王の母・エリザベス皇太后の死で、2002年に101歳で亡くなった。
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このように英王室のメンバーには長寿者が多い。私の分析では、一般のイギリス人よりも平均して30年も長生きする。
調査したのは過去6代にわたるイギリスの国王と女王、およびその伴侶と子供たち、合計27人の王室メンバーだ。老化と長寿を研究する自分にとっては大変興味深い結果が得られた。
筆者は以前にアメリカの大統領とその家族の寿命も調べたが、彼らもまた一般のアメリカ人より数十年長生きする傾向が認められた。
ビクトリア女王以降のイギリスの君主の平均寿命は75歳。最近ではさらに寿命が延び、エリザベス女王は95歳の今も元気だ。
君主の伴侶はもっと長生きで平均寿命は83.5歳。1861年に42歳で亡くなったビクトリア女王の夫アルバート(死因は腸チフスとみられる)を除けば、この数字はなんと91.7歳となる。
一方、6代の君主が生まれた年の一般のイギリス人の平均余命を足して6で割るとわずか46年。例えばビクトリア女王が生まれた1819年のイギリス人女性の平均余命は41年だが、ビクトリア女王は81歳まで生きた。
エリザベス女王が生まれた1926年のイギリス人女性の平均余命は62年。女王はそれより33年も長生きしていることになる。
何がこの差を生むのか。遺伝子、社会的地位、生活習慣。これら全ての要因が関与している。
長生きするには、まず宝くじに当たるような幸運が必要だ。85歳以上の長寿には親から長寿の遺伝子を受け継いでいなければならない。
ただし、それだけでは不十分だ。次なる関門は、寿命を縮めるような行動を控えること。そういう行動はたくさんある。長生きするより早死にするほうがはるかに簡単なのだ。
よく知られているものを挙げれば、喫煙、過食、運動不足など。
加えて、貧困家庭に生まれれば早死にする確率が高くなる。その点、ロイヤルファミリーは非常に有利だ。
その証拠に過去6代のイギリスの君主の子供たちの平均寿命(事故死や病死を除く)は69.7歳。同時代のイギリスの一般家庭に生まれた人たちより約23年長生きしている。
イングランドのマンチェスターで2017年に実施された調査では、住んでいる場所によって平均余命に大幅な差があった。教育レベルと経済的地位が高い地域では平均余命も高く、教育レベルと所得が低い貧困地域では低かった。
アメリカでも郡、国勢統計区、郵便番号別の平均余命の調査で同様の結果が出ている。通り1本隔てて向かい合わせで暮らしていても、貧困地区か裕福な地区かで住民の寿命に大幅な差があることは珍しくない。
長生きできるかどうかはまず遺伝子で決まるが、加えて教育や所得、医療や清潔な水の確保、食習慣、屋内の生活・労働環境、総じて社会経済的な条件に大きく左右されるのだ。
フィリップ殿下が長寿を保てたのは医学の進歩のたまものでもあり、大いに喜ばしいことだ。しかし一方には、医療の恩恵にあずかれない貧しい人々が大勢いることもまた事実。
誰もが長寿を享受できるよう、人類が挑むべき課題はまだまだ多い。
S. Jay Olshansky, Professor of Epidemiology and Biostatistics, University of Illinois at Chicago
This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.
(※遺伝子や生活習慣、社会的地位が長寿に関与しているとはいえ、現在は老化を止める研究が進んでいる。本誌5月25日号「若返りの最新科学」特集では、その最前線をレポートしています)
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